未来の理想的な移動社会の基盤を構築をすることをビジョンとするMaaS Tech Japan(以下、MTJ)は、地域の公共交通を使いやすくし、持続可能とするためのMaaS(※1)ソリューション開発の強化に向けて幅広い職種を募集しております。そこで今回は、プロダクト部門で活躍する松下 敬(TOP画像右)さんと福原 孝行(TOP画像左)さんに、現在の取り組みや入社の経緯、そしてこれから実現したい未来について語っていただきました。(※1:Mobility as a Serviceの略)
――現在のMTJでのお仕事やミッションについて教えてください。
松下さん:私はプロダクト部門のフロントサイドで自治体や交通事業者への企画提案や営業活動を担当しています。交通事業者に対しては、新規ビジネスの立ち上げや既存課題の解決につながるご提案を行っています。今年度力を入れてきたプロジェクトは、国土交通省の補助事業にも採択されたモビリティ人材育成事業です。データの活用や横断的組織の重要性やフレームワークをかみ砕いて解説し、弊社のプロダクトを活用しながら、ケーススタディを交え実践的に学んでいただく内容でした。半年間にわたり、講義やワークショップを企画し、北陸信越地域の4県の50自治体・延べ86名にご参加いただきました。
自治体ごとに抱える課題はさまざまですが、地域の重要なインフラである公共交通をどう再構築していくかというテーマで、北陸信越地域の各自治体交通担当者の皆さん同士の交流促進にもつながったことは大きなやりがいを感じました。
福原さん:私も同じくプロダクト部門インサイド側で営業戦略やマーケティング全般を担っています。商談に同席してヒアリングを行い、その内容を社内へフィードバックしながらプロダクトを磨き上げる役割です。これまでデジタルマーケティングに長く携わってきた経験を活かし、「どうすればMTJのプロダクトをより多くの地域に届けられるか」を日々考えています。実は“売り方”自体が大きなテーマで、最初のアプローチ方法やターゲット選定、優位性の打ち出し方など、改善余地はまだまだあります。プロジェクト規模が大きく、導入ハードルも高いため、意思決定まで導く難しさもあります。
私たちの仕事は人口減少が進む中でも、いかに地域の利便性を守り、住民の移動手段を確保するか。それは地域全体を支えることにつながりますし、大きなやりがいを感じています。
――MTJに出会った経緯や入社の理由を教えてください。
松下さん:新卒で航空系商社に入社し、キャリアを通じて一貫してTravel Retail分野に携わり、機内販売や空港免税店の調達、マーケティング、店舗開発などを担当してきました。その後はLCC(格安航空)の立ち上げに参画し、非航空系事業を中心に事業開発を推進しました。機内販売や店舗運営、損保代理店事業などを手がける中で、二次交通との連携も進め、空港到着後の移動設計や予約まで可能な仕組みづくりにも従事していました。2012年はいわゆるLCC元年。それこそ当時は”MaaS”という言葉や概念はありませんでしたが、振り返るとまさにその先駆けとなる取り組みをしていたと思います。モビリティ事業者同士の連携を模索する中でMTJの存在を知り、「ここでならこれまでの経験が活かせる」と感じ、2025年6月にMTJに入社しました。
福原さん:私はこれまでデジタル領域を中心にキャリアを積んできました。大手IT企業にて約13年間、広告を軸としたマーケティングや大手広告代理店とのパートナー開拓、ソリューション営業に従事してきました。その後はEC業界やオンラインプラットフォーム事業、さらにキャッシュレス決済業界の立ち上げ期において法人開拓も担当しました。
直近では、店舗集客に関わる企業に対するデジタルマーケティング支援や、地図検索エンジン対策(MEO)を専門的に行っていました。また前職では観光分野を通じた地方創生にも関わり、その中でマーケティングを活用して地域課題を解決することに強い関心を持つようになりました。交通分野は未経験でしたが、面談を重ねるうちに「日本全体の課題に向き合える領域だ」と実感しました。MTJへの最終的な決め手は、挑戦できる領域の広さでした。決められた範囲で動くのではなく、ゼロから価値を生み出せる余地があること、そして社会にとって必要な仕組みを、自分たちの手で形にできる環境だと感じ、2025年10月に入社しました。
――異業種の業界から転職してみて、MTJはどんな風土だと感じますか?
松下さん: メンバーのバックグラウンドが本当に多様で、前職が航空、IT、自治体、鉄道などさまざまな分野のメンバーがいますので、お互いに知見を共有し合う文化が根づいていますね。また代表日高が中心となって、国土交通省との連携を広げてきた実績もあり、スタートアップにいながら国の政策動向を日々学べるのは大きな刺激です。現場だけでなく、制度や政策の視点から交通を捉える重要性を実感しています。
福原さん:交通分野の知見や自治体へのアプローチ方法は、毎日が勉強です。ただ、学ぶことで自分のこれまでの専門知識や強みと結びつき、新しい価値が生まれていく感覚があります。モビリティ関連データの読み解きや、専門知識を持ち寄って集合知にしていくプロセスも刺激的です。普段からナレッジ共有が活発なので、吸収スピードも速いと感じています。
――MTJで働くうえで大切にしていることは?
松下さん:やはり一番はコミュニケーションですね。特にフロントに立つ者として、現場の声を的確に社内に届けることを意識しています。リモートもできる環境ですが、なるべく出社して直接会話することも大切にしていますし、どんな状況でも情報共有は徹底しています。
福原さん:同じく、コミュニケーションと情報共有の頻度です。毎日の夕会では部門を越えて集まり、進捗や相談を共有します。タイムリーに意見交換できるので、前向きに仕事を進めやすい環境だと思います。
――どんな方がMTJにマッチすると感じますか?
松下さん:まだ完成された業界ではありませんし、ベンチャーとして発展途上のフェーズです。一緒に創り上げていく意欲がある方、自分の手で何かを生み出したい方には向いていると思います。
福原さん: 決められたことだけをこなしたい方には、正直向いていないかもしれません。地域課題には決まった正解がありません。だからこそ、多角的に考え、行動に移せる方が活躍できる環境だと思います。
――今後MTJで実現したいことはありますか?
松下さん:交通単体で成り立たせるのが難しい地域も増えています。だからこそ、周辺ビジネスと組み合わせて交通を維持するモデルを構築したい。交通の“本流”以外の領域も含めた枠組みづくりができれば、過疎地でも持続可能な仕組みがつくれるはずです。
福原さん: マーケティングの専門性を活かして、人々のニーズと交通を結びつける“橋渡し役”になりたいですね。交通はあらゆる産業を横断する存在です。医療×交通、不動産×交通のように、異なる分野を掛け合わせることで可能性は無限に広がります。またMTJはダイレクトな競合が少ないのも強みです。独自性を磨きながら、MTJならではの価値を確立していきたいです。
――最後にMTJを検討いただく方にメッセージをお願いします。
松下さん:「MaaSって難しそう」「どんな会社か分かりにくい」と感じる方もいるかもしれません。ですが、地域課題の解決に関心がある方であればきっとフィットする環境です。交通分野に限らず、ご自身の強みを活かして挑戦していただきたいです。
福原さん:交通はすべての産業を繋ぐ存在です。交通に関する専門知識が現時点でなくても大丈夫です。それぞれの得意領域を掛け合わせながら、事業を広げていきましょう。ぜひ一歩踏み出していただきたいです!
――松下さん、福原さんありがとうございました。
地域の未来を支える挑戦は、まだ始まったばかり。お二人の言葉からは、MTJのこれからへの確かな手応えと、仲間を求める熱意が伝わってきました。
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