こんにちは、株式会社foxcale 取締役の堀部です。
この記事では、foxcaleの雰囲気から、現在開発中の不正予防プロダクトの面白さと可能性、そしてこれからの組織展望までをお伝えします。
|目次
- foxcaleの雰囲気
- 不正予防プロダクトを広める挑戦
- 今後の組織展望
「SaaSの0→1に挑みたい方」や、「社会的に意義のある領域でキャリアを築きたい方」は、ぜひ最後までご覧ください。
ー組織文化の形成の上で大切にしていること
foxcaleは、主に不正調査を行ってきた会社です。その中でさまざまな企業を見てきて感じるのは、不正は上層部で発生することが多く、そうした企業にはコミュニケーション上の問題があるということです。
パワハラ的な空気があったり、上司や偉い人の言うことには間違っていてもノーと言えない雰囲気があったり。そうした環境が結局「売上のためなら多少の不正は仕方ない」というような風潮を生み出してしまうのです。
だからこそ、私たちはそうでないことを徹底するのがとても大事だと思っています。兆しがあるだけでも見過ごさず、きちんと解決していく必要があると考えています。
また、自分たちがやっている事業と、社内のあり方が一致していなければ信頼は得られません。AI企業がAIを全然使えていなかったり、広告会社が自社のマーケティングに弱かったりしたら、「この会社に頼もう」とは思えないですよね。
私たちは「コミュニケーションの不正を認知する会社」であるからこそ、自社のコミュニケーションが良くない状態に陥っていないかを常に意識しています。
ーコミュニケーションで大切にしているポイント
|部下から上司に指摘できる環境
会社というのは上に行けば行くほど現場のことが見えにくくなってしまうものです。現場で経験を積んで出世してきた人であっても、時間が経つにつれ視野が遠くなっていってしまうからこそ、現場の声を尊重し、意見を重視することを大切にしています。
|常に話しかけやすい距離感
雑談を含め、日常的に声をかけ合える雰囲気を意識しています。ちょっとしたことでも相談しやすい関係が築けていれば、何か大きな問題が起きたときにも気軽に話してもらえる。日常の小さなやりとりの積み重ねが、安心して相談できる環境をつくると考えています。
|感情的にならない
感情的にならないこともとても大切です。上の立場にいる人が感情的になってしまうと、部下はその顔色をうかがうようになってしまう。たとえば「今日は機嫌が悪そうだからこの話は明日にしよう」なんて空気が広がってしまうのは良くないと思っています。部下に余計な気遣いをさせず、冷静に対応できる上司でいることは、foxcaleで大切にしている上司像の一つです。
ー次の目標
私たちは現在、不正調査のデジタル・フォレンジックという限定された領域で、トップシェアを獲得しているニッチトップ企業です。これは会社として大きな成果ですが、ここで立ち止まるつもりはありません。
次のステージとして目指しているのは「不正の予防」です。これまでの不正調査の経験から、不正によって有望な企業が突然失速してしまうことが経済にとって大きな損失になると実感してきました。
だからこそ「起こってから対処する」だけでなく「起こる前に防ぐ」ことが社会にとって重要だと考えています。
現在、その考え方を形にする「不正予防プロダクト」を開発中で、来年にローンチを予定しています。
ー不正予防プロダクトに携わる面白さ
|新しいコンセプトのプロダクトを広める挑戦ができるから面白い
「コミュニケーションデータを分析して不正を未然に防ぐSaaS」は、まだ代表的なものが世間に知られていません。
foxcaleが開発しているのは日常のコミュニケーションをAIで解析し、組織の不健全な傾向を可視化したり、改善につながる教育を提供したりするプロダクトです。
新たなコンセプトのプロダクトを市場に浸透させるという挑戦に関わり、その仕組みを世の中に広めていけるのは、大きなやりがいだと感じています。
|人のため、社会のためになるプロダクトに携わることができる
多くの人が、職場の人間関係で嫌な思いをした経験があると思います。そうした理不尽を「許せない」と感じる人も少なくないはずです。
ニュースで耳にするいじめやハラスメントの問題も、起こってから責任追及をするのでは遅い。そもそも起こらないように環境を整えることこそが、人のため、社会のためになると考えています。
私たちのプロダクトは、そうした想いを形にし、社会正義に貢献できるものです。そこに携われることは、大きな意味と誇りにつながると思います。
|各担当が第一人者になることができる
たとえば、これまでの既存事業である不正調査は、営業やマーケティングが不要な領域でした。
そのため、新しい不正予防プロダクトの拡販においては、ゼロから裁量を持って取り組める環境があります。
このプロダクトをどう売るのか、どう認知させるのか、どう世の中に浸透させるのか。すべてを任され、挑戦できるポジションです。社内でも大きなリスペクトを得られる存在になれるのは、他にはないやりがいだと思います。
ー不正予防プロダクトの可能性
私たちが開発している不正予防プロダクトは、新しい挑戦です。
しかし、ただ新しい企業がゼロからつくるのではなく、不正調査の領域でトップシェアを誇る企業が、その知見を活かして開発するプロダクトだからこそ、大きな可能性を秘めていると考えています。
例えば、これまで数百件におよぶ企業の不正調査を通じて、経営層の意思決定プロセスや現場のコミュニケーションの歪みといった不正の兆候を数多く見てきました。その知見をもとに、AIがコミュニケーションデータを解析し、リスクの兆候を早期に発見できる仕組みを組み込んでいます。
さらに、OSやデバイス、ソフトウェアの種類に依存せず、あらゆる環境下からデータを抽出・分析できる独自技術も開発済みです。この技術によって、企業は既存の業務環境を変えることなく導入でき、確実に効果を発揮できる点が大きな強みです。
ー不正調査の実績を糧に次のステージへ
不正調査事業は、設立から6年目を迎えた今も、毎年平均50%近い成長率を維持しています。
しかし、この事業は、「調査員がいて、不正調査の依頼があること」で初めて成立する、プロジェクト型のビジネスです。そのため、調査員の数以上に売上を伸ばすことが難しく、不正が発生するのを待つという側面もあり、成長には限界を感じていました。
一方、新しく開発中の不正予防プロダクトであれば、対象となるのは「不正が起こる前のすべての企業」。つまり市場規模は企業数に比例し、無限に広がっていきます。
このプロダクトを軸にすれば、これまでの直線的な成長から、SaaSならではの指数関数的な成長へと大きく舵を切ることが可能です。
その先には、「上場」という道も視野に入ってくると考えています。
ー最後に
不正調査や不正予防といった領域は、非常にシビアで重要だからこそ、信頼感が欠かせません。だからこそ「真面目で誠実な人」にぜひ仲間になってほしいと考えています。
正義感が強く、組織や権力の腐敗に対して憤りを感じられるような方こそ、foxcaleにフィットすると考えています。
また、foxcaleは現在、不正調査の領域でトップシェアを誇りますが、さらなる飛躍を目指して新たな挑戦に取り組んでいる最中です。スピード感のある環境のなかで、多様な経験を積みたい人にとって、きっと大きな成長の場になるはずです。
安定を選ぶのではなく、挑戦のフェーズに飛び込むことでしか得られない経験がここにはあります。ぜひ一緒に未来をつくっていきましょう!
【会社情報】
株式会社foxcale(https://foxcale.com/)
東京都千代田区神田神保町1-14-3 MT-O神保町 3階