「うんこドリル」を通して伝える、物流の裏側と支える人の力。突如始まったプロジェクトで発揮された、JPRLの組織の強みとは
「ある日突然、上司からうんこドリルのサンプルが詰まったファイルを渡されて、『これやるから!』の一言でスタートしたんです(笑)」
JP楽天ロジスティクス(JPRL)で広報を担当する宇都宮さんは、当時の驚きを隠せない様子でそう振り返ります。
緻密な工程管理と正確さが求められる「物流現場」と、あのユニークな「うんこドリル」。一見、繋がりの見えないこの組み合わせが、JPRLで形になるまでには、驚くほどのスピード感と、部署の垣根を超えたドラマがありました。
「なぜドリル?」困惑を置き去りにする圧倒的なスピード感
正直なところ、プロジェクトが発足した当初は不安も大きかったといいます。「物流というミスが許されない仕事と、あのドリルがどう結びつくのか、まったくイメージが湧きませんでした」と、宇都宮さんは率直な胸の内を語ります。
しかし、立ち止まっている暇はありません。4月末のリリースという期限に向け、プロジェクトは即座に動き出しました。単に「面白そうだから」というノリではなく、一度やると決めた目標に対して、迷うことなくリソースを注ぎ込み、最短距離で形にする。この圧倒的な実行力とフットワークの軽さこそが、JPRLの真骨頂です。
制作が進むにつれ、物理的に離れた拠点にいるメンバーとも、チャットやWeb会議で頻繁に連携。いつしか全社を挙げた取り組みへと、熱を帯びていきました。
現場のプロの「リアル」を、イラストの細部にまで
今回のドリル制作で最もこだわったのは、物流現場の「リアル」を忠実に再現することでした。
「現場のプロが見たときに違和感があるものにはしたくなかったんです。手袋やヘルメットの形、部署ごとに違うビブスの色、さらには現場特有の言い回しに至るまで、画面越しにメンバーへ何度もヒアリングを重ねました」
本来の業務で多忙を極める中でも、現場のメンバーは驚くほどクイックに反応してくれました。「一つの目的に向かって、全員でスピード感を持って対処する」というJPRLの強みが、この連携の中で最大限に発揮されました。その協力体制があったからこそ、タイトなスケジュールの中でも、現場の知恵が詰まったクオリティで完成に漕ぎ着けることができました。
教育支援を通じて、子どもたちと「未来の物流」を考える
JPRLは「EC物流」を通じて、未来へと続く人々の便利な暮らしを支えています。
近年、スマホ一つで注文した商品が翌日に届くことが当たり前になりました。しかし、その裏側にある最新テクノロジーや、現場スタッフの創意工夫がスポットライトを浴びる機会は多くありません。
今回のドリルは、最新鋭の自動化設備と「人の力」が融合する倉庫の舞台裏を楽しく学べる一冊です。
「このドリルが、子どもたちにとって「デジタルの世界を支えるリアルの仕組み」に興味を持ち、”未来”を考えるきっかけになれば嬉しいですね。そしていつか、物流というお仕事に興味を持ってもらえることを願っています。」宇都宮さんはリリースに込めた想いを重ねました。
社会インフラを支える「誇り」を家族へ、そして未来へ
このプロジェクトの狙いは、教育支援だけではありません。JPRLで働くスタッフとその家族に、仕事の価値を再発見してもらう「インナーブランディング」としての側面も大きいといいます。
ドリルに登場するキャラクターたちは、現場で活躍するスタッフの姿そのものです。
「現場の皆さんが、ご家族に「これが私の仕事だよ」と胸を張って見せられるツールにしたかったんです。家庭で仕事の話が弾み、社会インフラを支える一人ひとりの誇りに繋がれば、このプロジェクトは大成功だと思っています。
物流という枠に捉われず、新しい領域へも迷わず飛び込んでいく。
「ルーティンを守るだけでなく、新しい価値を生むための挑戦を全力で後押ししてくれる空気があります。このスピード感の中で自分を試してみたいという方には、たまらなく刺激的な環境だと思います」
制作を通して改めて実感した、JPRLの「一体感」と「突破力」。
手元の完成したドリルを見つめる宇都宮さんの表情には、一人の担当者としての、そしてJPRLの一員としての確かな誇りが滲んでいました。