第1回では、タレントマネジメントグループのマネージャー高相さんの「人となり」や、JPRLに入社した理由、そして仕事への「信念」に迫りました。
第2回となる今回は、いよいよ本題である「採用」のリアルについて。 採用の最前線に立つ高相さんが、面接で候補者の「何を」見ているのか。社長インタビューで語られたビジョンと、現場の採用はどのようにつながっているのか。単刀直入に聞きました!
「スキル」の前に見ているもの。それは、面接への「準備」
――第1回では高相さんの人柄やルーツを伺いました。第2回は「採用」について、単刀直入にお聞きします。面接という短い時間の中で、高相さんは候補者のどこに一番注目していますか?
スキルやご経験はもちろん拝見しますが、それと同じくらい「どれだけ準備をしてきてくださったか」が伝わると、私は単純にとても嬉しいんです。
そして特に注目するのは「志望動機」です。「なぜ物流業界なのか?」「なぜEC業界なのか?」そして「なぜ、数ある会社の中でJPRLなのか?」
――未経験の方だと、そこを語るのは難しそうです。
おっしゃる通り、物流業界は専門的で、未経験の方がご自身で調べて理解するのは本当に大変だと思います。
だからこそ、その準備にこそ「本気度」が表れるんです。もちろん、私たちは志望動機の内容で『ジャッジ』をしたいわけではありません。その時点での会社や業界への理解が完璧でなくても、仮説が間違っていても全く問題ないんです。
私たちが知りたいのは、忙しい時間の合間を縫って、どれだけ当社のこと、そしてご自身のキャリアのことを真剣に考えてくれたか、という「姿勢」です。
それが伝わると、「この方は仕事においても、きっとしっかりと準備をして臨んでくれる方なんだろうな」という信頼感につながっていくんだと思います。
「変化」という言葉に、目が輝く人
――社長インタビューでは、「変化を楽しめる人」というキーワードが出ました。高相さんは面接の場で、候補者のどんなところから「この人は変化を楽しめそう」だと感じ取りますか?
これは、面接の中でストレートにお伝えするようにしています。 「JPRLは、正直なところ非常に変化の多い環境です。会社の仕組みも、日々の業務も、どんどん変わっていきます」と。
その時の「反応」が、すべてを物語っています。
私たちが求めている方は、その言葉を聞いた瞬間に、目が輝くというか、前のめり(食いついてくる)になるんです。「面白そうですね!」と。 そして、「実は前職でも、こんな変化がありまして…」と、ご自身の経験をいきいきと語り始めてくれます。
逆に、そこで少し不安そうな顔をされる方もいらっしゃいます。それは良し悪しではなく、その方にとっては、もっと安定した環境の方がバリューを発揮できるという「相性」の問題なのだと思います。
「自律自走」がカギ。JPRLで輝く人の「共通項」
――社長インタビューでも「自律自走」という言葉が出ました。JPRLという環境で特に活躍したり、イキイキと働いたりしている方には、どのような共通点がありますか?
「まさに、その『自律自走』がキーワードになりますね。ECという業界自体が新しく、JPRLもまだ若い会社なので、未完成な部分があります。
『自分の意見を持って発信できる』こと、そして『新しいことにチャレンジすることを楽しめる』こと。この2つをお持ちの方にとっては、これ以上ないほど面白い環境だと思います。
変化が多いということは、裏を返せば『決まっていないことが多い』ということ。だからこそ、『もっとこうした方が良いのでは?』という自分の意見を発信し、自ら行動に移せる。そういう方が、JPRLで本当に輝いていますね」
異業界の経験は「宝」。あなたの「なぜ?」が会社を強くする
――とはいえ、物流未経験で異業界から転職される方は、「専門知識を持つ既存メンバーの中で活躍できるか」という不安もあると思います。
その不安は、ぜひ「強み」に変えてほしいですね。 業界は違っても、前職で培ったポータブルスキル(課題解決能力や対人スキルなど)は、必ず活かせます。
私たちが未経験の方に期待するのは、むしろ既存のやり方に対する「違和感」です。
――違和感、ですか?
はい。「これが正解だ」と思い込まず、「他にもっといいやり方があるのではないか?」と常に考えられることです。
入社したばかりの頃は、覚えることが多くて大変だと思います。でも、その中でも「なぜ、この作業は必要なんだろう?」と疑問に思ったことは、絶対に後回しにせず、その場で質問してほしい。
間違っていてもいいので、それを発信できることが何よりも重要です。 既存のメンバーだけでは気づけなかった、その「未経験ならではの視点」こそが、私たちの組織を強くしてくれる「宝」なんです。
「失敗してもいい」。自ら手を挙げる積極性が、成長の鍵。
――異業界からでも活躍できる、というお話が出ました。まさに、異業界から来て「見事にフィットして活躍している」という方の、具体的なエピソードがあれば教えてください。
「実は、どの業界だからフィットするということは、あまりないと思っています。
どの業界、どの職種であっても、JPRLで活躍されている方には共通点があります。それは、『仕事への関わり方』や『スタンス』の部分ですね」
――「仕事への関わり方」や「スタンス」、ですか。
「はい。どういうことかと言うと、JPRLは変化が多い環境だからこそ、正直なところ課題もまだまだ沢山あります。
その課題に対して、『面白そう』と自ら手をあげて、その解決に動ける方。そういう積極的な方が活躍しているイメージです」
――自ら手を挙げる、積極的な方。
「もちろん、それは通常の業務に加えて+αの業務になるので、大変な部分もあります。
でも、私たちは『失敗してもいいから、とりあえずやってみよう』という挑戦を心から歓迎しています。その大変な経験こそが、その人の本当の『経験値』になると信じているからです」
【コラム】
JPRLの「ヒト」を支える、タレントマネジメントグループのミッション
ここで、高相さんが率いる私たち「タレントマネジメントグループ」の仕事をご紹介します。
私たちのミッションは、JPRLの「ヒト」の側面から、会社の成長をドライブすること。
JPRLの未来を一緒に創る「仲間」を見つける【採用】。 そして、入社した仲間が最大限のパフォーマンスを発揮できるよう「成長」を支援する【人材開発】。
この2つの重要な役割を担い、JPRLの「人」の未来を創っています。
【結び】
高相さんの採用に対するスタンス、そしてJPRLが「変化」と「挑戦」をいかに重視しているかが伝わったでしょうか。
とはいえ、「本当に未経験でも大丈夫?」と不安に思う方もいるかもしれません。
最終回となる第3回は、入社後の「人材開発」の取り組みについて、さらに詳しく伺います。ご期待ください!