前回の記事では、私たちJP楽天ロジスティクスが「ここからが一番面白い」成長の真っ只中にいる、というリアルな現在地をお伝えしました。
では、その成長の原動力となるものは何なのか。
それは、「組織」「カルチャー」そして、そこに集う「人」に他なりません。
連載第2弾となる今回は、私たちが創り上げようとしている「働く環境のリアル」に焦点を当てます。
目指すのは「自律自走する最強の組織」
私たちが目指す組織の姿を、社長はこう表現します。
「私が目指しているのは、ビジョン達成に向けて『自律自走する最強の組織』です。多様なキャリアや経験を持つ社員、それぞれの個性が混ざり合い、『化学反応』を起こす。トップダウンで指示を待つのではなく、会社の至るところから、絶え間なく、新たな価値が湧き出てくる。そんな組織こそが、変化の激しい時代を乗り越える最強のチームだと信じています」
私たちが一緒に働きたいのは、「変化」を心から楽しめる人
その「化学反応」を起こすために、私たちはどんな仲間を求めているのでしょうか。
「スキルや経験はもちろん重要です。でもそれ以上に、『信念を持っていること』『挑戦すること』『変化を楽しめること』、この3つが大切だと考えています」
▼『信念を持っていること』ーチームのために、遠慮なく意見を言える人
「時には意見が対立することもあるでしょう。でも、それは会社が前に進んでいる証拠です。相手を尊重しつつ、自分の考えをしっかり発信して建設的な議論ができる。そんな健全な関係性を築いていきたいと思っています」
▼『挑戦すること』ー挑戦と失敗を恐れない人
「私たちは挑戦を称賛する文化を創っています。失敗は『学び』です。完璧じゃなくていい。まずは一歩踏出せる、その勇気を尊重します」
▼『変化を楽しめること』ー現状を「もっと良くするには?」と考えられる人
「『今のやり方がベストだ』と思うのではなく、常に疑問を持ち、自ら改善案を出せる人と働きたいですね。私たちの現場には、まだまだ磨ける宝がたくさん眠っていますから」
約束するのは、成長の機会。「あなたはどうしたい?」から始まるキャリア
それぞれが信念を持ち、変革への挑戦を楽しむ。そんな仲間に対し、会社は何を約束するのか。それは、一方的に与えられるキャリアパスではなく、「自己実現の機会」です。
「画一的なキャリアパスを用意するつもりはありません。なぜなら、社員一人ひとりの強みや『なりたい姿』は違うのですから。大切なのは、会社がキャリアを決めるのではなく、本人の意思を尊重すること。定期的な面談を通して、『あなたはどうしたい?』『何に挑戦したい?』という対話を大切にしています」
現場のプロフェッショナルへ: オペレーションを極め、現場の効率化や品質向上を牽引する。
チームを導くリーダーへ: メンバーをまとめ、強いチームを創り上げる。
新しい仕組みを創る企画者へ: 現場での経験を活かし、本社で全社の仕組み作りや新規事業に挑戦する。
あなたの「やりたい」という志や想いが、会社の未来を創る原動力になります。
【結び】
会社は、一人ひとりの挑戦で形づくられる
「現場と共に挑戦を楽しみ、社員とともに成長していく会社にしたい」
就任直後から現場との対話を大切にしている杉崎の想いは一貫しています。
会社は経営陣だけでつくるものではなく、社員一人ひとりの挑戦でつくり上げていくものというのが私たちの考えです。
次回はいよいよ最終回。私たちが担う「社会的役割」と、その先に見据える「物流の未来像」についてお話しします。