1
/
5

Paakの歩みと、少し、僕について|Paak代表 濱口 拓宏

はじめまして、株式会社Paakの創業者で代表取締役濱口拓宏(はまぐち たくひろ)です。

今回は少し、Paakの歩み、そして少し僕のことについて、簡単に話せればと思います。


「インターネットでなんでもできる時代が来るんやな」

僕は2019年5月、当時28歳の時にPaakを創業していますが、実は大学生の時点で「20代でITで起業する」と決めていました。これだけ聞くと若いうちから壮大なビジョンや夢に満ちた起業動機があったように聞こえますが、全然そんなことはありません。

というのも、当時親が離婚し、色々あって振込の締め切りが間近に迫っていた弟の学費を払わねばならない状況に立たされたのです。

慌てて自分がその場で立て替えたることにしたはいいものの、もし仮に僕が大学を卒業後就職し、普通のサラリーマンとして働いて家庭をもつ、なんて風にしてたら、このお金を返し切るには途方もない時間がかかる。

それならば、自分でもっと積極的に稼ぎに行かねばならない。そんな危機感からの起業の決断でした。

そして、ITで起業しようと考えていたのは、インターネットのスピードやそのおもしろさを学生時代に目の当たりにしたからです。

大学時代はちょうどスマホの普及が急速に進み、アプリもドバッと増え出した頃でした。

mixiやFacebookやといったSNSもグッと流行り出し、「ほんまに、インターネットでなんでもできてしまう時代が来るんやな」と、日々身の回りが変化していく中で実感しており、「ITで世の中におもしろい変化をもたらしたい」という思いが芽生えました。

起業前にさまざまな業界を見たかったので、大学卒業後はゼネコンに就職。
IT系を新卒で選ばなかったのは、別の業界を知っている方が、クライアントの課題感をリアルに想像でき、より柔軟な発想で提案できると思っていたからです。

ゼネコンでは法人営業を担当し、営業先は自由に決めて良かったので、不動産系を中心に回っていました。オフィスや店舗のように、どんな業界でも不動産であれば接点があるだろうと考えての選択です。

2年半ほど働いたあと、京都のweb制作会社に転職し、webディレクターとして提案業務や制作の進行管理などを担当しました。

現在PaakでCTOをしている藤崎さんと出会ったのはここです。部署も異なったので仕事での接点はほとんどありませんでしたが、帰りの阪急電車で一緒になることが多く、「何かサービス作ってみたいね」と話しては、社内の有志4、5人で業務後に集まっては、フィーリングカップルのような簡単なサービスを試験的に作るなどしていました。

Paak創業と、二つの転換点。

もう一つのweb制作会社での約3年の勤務を経て、2019年5月7日、僕はPaakを創業しました。

創業してから1年ほどは、プロジェクトマネージャーとして大手広告代理店などの案件を受けていました。その後メンバーが増え始めてから、Web制作やシステム開発、そしてデジタルスタンプラリー「Raund」の開発・運営というように、事業内容もゆるやかに変化したり増えたりしていきました。

当たり前ですが、自分で会社を始めて「思うように行かない」なんてことは山ほどあります。

起業したてのときは、分不相応の事務所を借り、固定費に苦しめられました。事務所選び(そもそも事務所いるかどうかの見極め)、甘くみちゃいきません。起業しようとしてるみなさん、柔軟に考えましょう!

自社での新たな働き方への挑戦として、Wantedlyで応募してきてくれたモンゴル出身のデザイナーに、現地からフルリモートでジョインしてもらったこともあります。(モンゴルの銀行口座への振込手続きは当然ながら人生でも初めてだったので、かなり手こずったのが記憶に新しい…)。

残念ながら彼とは長く働くことはできませんでしたが、密なコミュニケーションの大切さを実感しましたし、ユニークな試みをできたことは、Paakにとって大きな糧になったと思っています。

規模の小さいベンチャーでは、大企業ではちょっとしたことでも、大きなインパクトがあります。なので会社を取り巻く環境は1分1秒ごとに変化しています。ですが、「あえてPaakの転換点を上げるなら」と聞かれれば、思い浮かぶことは二つ。

一つ目は、「初めて社員を雇うと決めたこと」です。

自分が本来やりたいこと、やるべきことにフォーカスできるようになりましたし、何より大きいのは、人の生活を預かるという覚悟が自分の中に芽生えました。

そのPaakの初社員が、白子くんです。白子くんは自分で英語塾や留学エージェントを経営しながら、Paakで営業担当をしてくれています。

彼は結婚したり家族ができたりと、Paakにジョイン後にプライベートで大きな変化があり、自分としても「幸せにしなければならない人が増えた」という出来事は非常に嬉しくもありました。

白子くん(写真右)と僕の共通点は、まあまあ身長が高い(僕も白子くんも180cm代、白子くんに関しては189cm)ことです。

もう一つは、「前職で一緒だった藤崎さんがCTOとして入ったこと」です。

前職の同僚だったエンジニアの藤崎さんを創業後少ししてからPaakに誘っていたのですが、2022年5月、ついに入社してくれることになりました。

藤崎さんが入ったことで、自社サービスを育てたり、観光DXを軸にサービス展開をしていくことにギアを入れ始めることができました。当時弊社で働いていたフロントエンドエンジニア2人が藤崎さんと入れ替わるようにして辞めたので、もしこのタイミングで藤崎さんがいなければ、Paakの事業展開はまた違うものになっていたかもしれません。

藤崎さんは組織づくりの経験に長けているので、コーディングのみならず、開発チームおよびPaakの体制づくりなども担当しています。

写真左側のオレンジ色のパーカーを着た男性が、CTOの藤崎さんです。エンジニアチームでのmtg中。

白子くんや藤崎さん、その他のメンバーの詳しい紹介に関しては、近いうちに別の機会でできればと思っています。

今日を最高におもしろく、将来をもっとおもしろく。

先にも述べた&先日の自己紹介記事でも書いたように、中期的にはRaundを起点に観光DXに関連したサービスを複数手がける予定です。でも、Paakの活動領域を観光だけに限定するつもりはありません。

実をいうと、ITを軸にする以外で、僕は特定の分野に強いこだわりがあるわけではありません。

それはインターネットが業界を超えてさまざまなものの基盤になって久しい今、時代の変化に応じて世の中のニーズが変わるのはとても自然なだからと考えているからです。

ですので、僕が常日頃から大切にしている「今日を最高におもしろく、将来をもっとおもしろく」という考えをベースに、いい意味でこだわりなく、メンバーとともにサービスを展開していければと思います。

この1年弱でメンバーも自分含めて(途中多少の流動はあったものの)2人だったところから6人に増え、いよいよ「会社」らしくなってきたな、と感じています。

今年の5月からはPaakも5期目に入ります。5期からはさらにメンバー増員にも注力しますし、会社としては規模を大きくし、成長に持っていくフェーズに入ります。

また、新しい観光系サービスも鋭意準備中です。これからさまざまな変化をお届けできそうなので、今後の発信を引き続き楽しみにしていただけると嬉しいです。

今後ともPaakをよろしくお願いいたします!


3年前に求人用に撮ってもらった写真で締めます(若い!机の上に書類の山がない!)。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。 

株式会社Paak's job postings
1 Likes
1 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like Yuko Obara's Story
Let Yuko Obara's company know you're interested in their content