実は愛妻家が多い、というのも意外でした。
今となっては笑い話なんですが、入社前は「不動産業界は稼げる」「成功したら豪遊できる」なんて、勝手に思い込んでいました。確かに給与水準は良いんですが、うちの会社に限っていうと、「家族のためにお金を使う」という人が多いようです。先輩たちを見ていても、「今日は嫁さんがご飯つくって待ってるから先に帰るわー」といって、飲み会の誘いを断って帰る人もいます。私自身も結婚したばかりの頃は妻にめちゃくちゃ迷惑をかけたので、「家族のために働く」という気持ちを共有できる仲間がいるのは、仕事を続ける上で大きな励みになりますね。愛妻家が多い会社って、社内の雰囲気の良さにもつながるんですよね。
頑張っても給与が上がらない、出世できない。そんな状況を変えたくて。
社会人1年目はパン工場で働いていました。派遣会社に登録し、指定された工場で毎日パンくずを拾っていました。仕事は難しくありませんでしたが、「このままでは将来が見えない」と思い、ある企業の経理職に転職することにしました。念願の正社員でしたが、上司とウマが合わず、しかも頑張っても昇給も出世もしない。そんな現状に、次第に嫌気がさすようになっていました。
先輩社員を見ても、決して良い暮らしをしているようには見えませんでした。そんな環境ですから、数年後の自分の姿もイメージできない。当時はすでに結婚していましたし、このままでは家族を養うことなんてできない…そう思った時に、「ちゃんと稼げる会社で働きたい」「努力が報われる会社で働きたい」そう考えるようになっていました。
妻のためにも、ちゃんと転職活動をしたいと思いました。会社の業績を調べ、年収例なども比較・検討しました。その結果たどり着いたのがNITTOでした。給与水準の高いだけでなく、自分のように派遣社員やフリーターだった人も活躍している。前職とは比較にならないほどの給与をもらっている人がいることも分かりました。ここなら自分でも稼げるかもしれない。そう思ったものの、一方で「本当に大丈夫かな?」という不安もありました。
未経験者でも稼げる仕組みがある。だから安心できる。
どれだけ給料が良くても、定着できなければ意味がありません。そこで面接では「未経験者が活躍できる理由」を聞くことにしました。
最初に面接官が教えてくれたのは、営業スキルを学べる環境が整っていることでした。NITTOでは、新入社員は電話で商談している先輩の近くに座り、そのトークを学びます。世間話からニーズをキャッチし、そこから成約に至るプロセスをすぐ近くで「聞く」ことで営業スキルを学ぶそうです。自分が電話営業をする際は、逆に課長が近くに立ってアドバイスをしてくれるというのも聞きました。常に誰かが近くにいて見本を見せてくれる。そんな環境だからこそ、未経験でも成長できるというのが分かりました。
営業と言えば、商談をする一方で様々な雑務もこなさなければならない…そういうイメージがありました。ところが、NITTOではその必要がありませんでした。契約書類の作成や、取引の立ち会いは法務スタッフが担当。パンフレットや営業資料の作成は、事務スタッフが対応してくれます。営業に専念できる環境が整っている。これは、他社にはない特徴だと思いました。