【わたしが若者支援をしている理由】
わたしは1997年が大学4年生の年で、うまく就活すれば98年入社だったのだが、結果的にどこの企業からも内定をもらえず、就活浪人することになった。
1998年、大学5年生の時の就活も、夏までまったくうまく行かず、9月に受けた大学職員試験で初めて内定をいただき、無事その後のキャリアをスタートさせることにつながっていく。
うまく行かなかった理由としては、団塊ジュニア世代が多すぎて少ないパイの奪い合いになったこと、不景気の影響からよく言われる「就職氷河期」だったこと、就活のための資金を貯めてなくて移動がそもそもできなかったこと、などがあるが、これって適切なキャリアガイダンスがあれば、なんとかなったんではないかなとよく思う。文学部史学科出身なんで、教員、学芸員、公務員、研究者になる方が多く、「一般的な就活の方法がわからん」という状態で就活真っ只中に突き進んで撃沈。周りの工学部の連中が、サクサク内定取るのが羨ましくて仕方がなかった。
2025年のいまは、就職氷河期ではなく採用氷河期真っ只中。エントリーシートの私への添削オーダーは今年も去年もほぼオーダーなしで、私なんぞに頼まなくてもチャットGPTでサクサク完了できる時代。企業から届くメールやLINE、電話もたくさんある中で、学生は企業を選び放題の状況ながらも、「最良の選択肢は何?」と学生も困っている状況。これもまたわたしが就活した26年前と同じく、適切なキャリアガイダンスが必要ということといささかも変化なし。
そう。わたしが若者支援をする理由は、将来のキャリアを選択する上での頼みの綱が大分の身近にあるという状態を継続的につくりたい、ということなのだ。困ったとき、悩んだ時に、手を差し伸べられる状態を常につくっておくということ。
就職活動は、自己理解、職業理解を反復しつつ進めていくことになるが、コロナ禍で加速したオンライン就活が学生のみなさんにとっては便利なようで、自宅内就活でほぼ完結しちゃうケースもあるとかないとか。
でもやっぱり仕事とか、働くっていうのは、リアルで対面で、息遣い感じながらやるのが通常だから、自分が働く場所や人はリアルに感じ取って欲しいし、その準備のためのイベントも、なるべくリアルを重視して動いて欲しいと思う。
わたし自身、就活はダメダメだったけど、所属するゼミの懇親会はほぼ全て参加していた。
指導教官の頼祺一先生から「小島は授業では全く見んのに飲み会には必ずおるな~」って言われてたのを思いだす。
結局、わたしは昔から人との関係づくりを大事にしていたので、わたし自身はいまもこうして人の関係づくりする仕事をディレクションしつつプロデュースしているわけだけど、もっと若者にもリアルな場に出てきて欲しいなと思う。縁のチカラが自分自身を助けるチカラになるということを実感してほしい。その縁が重なり合うことで強い糸が紡がれて、自身が悩み苦しむときも、頼るよすがになるということが、生きるという尊い営みに繋がるんだということを実感してほしいと思う。