Q. 現在はどちらにお住まいですか?
ポルトガルの地方都市に住んでいます。ここでは本当に日本人が珍しくて、アジア人自体が少ないので、街を歩くだけで結構目立ちます(笑)。日本語を話す機会も、正直エンパイアの業務が唯一ですね。
Q. なぜポルトガルに?
語学と文化に興味があって、ヨーロッパで勉強したいと思ったのがきっかけです。
歴史が好きで、特にラテン語圏の文化や文学に惹かれてきたので、ポルトガル語を学びながら、語学学校に通っています。治安や物価の面でも住みやすいと感じていて、気づけばもう2年が経ちました。
Q. それまではどんなお仕事をされていましたか?
ずっと、テレアポやテレマーケティングの仕事をしています。もう10年近くになりますね。
日本にいたときは対面接客業もしていたのですが、接客自体は好きでも、対面ならではのトラブル対応が大変で…。それで電話での接客が自分に合ってるなと思ったんです。声だけで対応する分、丁寧な言葉遣いや聞く姿勢が試される。その部分が楽しいと感じています。
Q. テレアポをする上で意識していることはありますか?
第一印象の「声のトーン」と「言葉のキャッチボール」は常に大切にしています。
顔が見えないからこそ、明るくハキハキと、そしてお客様の言葉をきちんと繰り返してお返しする。それだけでも“この人、ちゃんと話を聞いてくれているんだ”と安心してもらえると思うんです。
Q. もともと接遇のスキルにも自信が?
実は「サービス接遇実務検定」という資格も持っています。
これは敬語や接客マナーに関する国家資格で、尊敬語・謙譲語の使い方や、シーンごとの対応を学ぶんです。試験には模擬接客の実技もあるんですよ。それを学んだことが、今の仕事にもすごく活きています。
Q. 現在エンパイアではどんな業務を担当されていますか?
4月後半にジョインしてから、IT関連の商材を中心にテレアポを担当しています。
セキュリティ系やクラウド系の商材などが多く、クライアントとのやり取りでは信頼感や正確さが特に求められる領域だと感じています。
Q. エンパイアで働くきっかけは?
求人サイトを見ていたとき、いきなりエンパイアの担当者さんから直接メッセージをいただいて。
最初は驚いたんですが、“今すぐ面談しませんか?”という前向きな言葉に背中を押されて、そのまま面接、そして採用いただきました。こちらから応募するよりも先に声をかけてもらったので、逆に「ぜひ働かせてください」という気持ちで入りましたね。
Q. 実際に働いてみて、どんな印象を持ちましたか?
すごくフレンドリーで風通しの良い会社だなと感じています。
社員さんもSVの方も、丁寧にフォローしてくださいますし、不明点があっても聞きやすい空気があるんですよね。あと、リモートで孤独になりがちな中で、定期的に開催される交流会もありがたいです。実際に顔を見て話せる場があると、安心感が違います。
Q. 海外で働くことに不安はありませんでしたか?
もちろん言語の壁や文化の違いには最初かなり苦しみました。
“自分は外国人なんだ”と意識させられる場面も多いし、日常生活も日本とは勝手が違いますからね。でも、それもだんだん慣れていきます。開き直る力というか、割り切る強さは、留学を通じて身についた気がします。
Q. メンタル面の切り替え、どうされていますか?
クレーム対応の仕事も長くやっていたので、“これは自分に対してじゃなく、会社に対するものだ”と俯瞰するようにしています。
人種差別も、クレームと同じように「個人じゃなくカテゴリーに対して来ているもの」だと割り切ることで、必要以上に落ち込まずにいられるようになりました。これは仕事とプライベート、両方に共通する考え方かもしれません。
Q. ご自身が大切にしている働き方の価値観はありますか?
人間関係とコミュニケーションを何よりも大切にしています。
特にリモートワークでは、ちょっとした報連相(報告・連絡・相談)ができるかどうかが、安心して仕事できる鍵になると思っていて。相手が見えない分、意識的に声をかけるようにしています。
Q. 最後に、この記事を読んでいる方にメッセージをお願いします。
エンパイアは、海外在住や副業など、さまざまなバックグラウンドの人が働いている会社です。
私のように学校に通いながら働く人もいれば、小さなお子さんと一緒に生活しながら働く人もいます。
そんな中で、それぞれの事情を尊重し合える風土があるのがこの会社の魅力だと感じています。
柔軟に働きたい方、自分のペースで挑戦したい方には、すごくフィットする環境だと思います。
不安があっても、まずは飛び込んでみてください。きっと、一緒に働ける仲間が見つかると思います。