Q:これまでのご経歴について教えていただけますか?
A:出身は埼玉県で、母子家庭で育ち、家庭の経済的な事情から通信制の高校へ入学。16歳から日曜日は登校しながら、平日は業務委託で法人営業のお仕事を始め、学業と仕事の両立で自立を目指す日々でした。その後、24歳で営業職の個人事業主として独立し、さまざまな法人営業の案件を手がけるようになりました。特に営業力を活かし、BtoB営業や飛び込み営業などにも挑戦。コロナをきっかけに働き方を見直す中で、IT企業に就職し、その半年後にはAI分野での起業も経験。現在は、結婚・沖縄移住を機に自社で請け負っていた業務をパートナー企業に引き継ぎ、自身は個人事業主として再スタートを切っています。
Q:起業のきっかけについて教えていただけますか?
A:IT企業で働いていた当時、完全リモート勤務の環境下でLinkedInを活用するように言われ、登録しました。その中でドイツ・マイクロソフト出身のAI起業家と偶然つながり、その方から「自社では受けられない案件があるので、一緒にビジネスをやらないか」というお誘いを受けました。まだLinkedInがそこまでメジャーでなかった時代で、そこに集まっていたのは役職の高い方や外資系企業の方が多く、非常に刺激を受けたことを覚えています。これもすべては「ご縁」だと感じています。
Q:エンパイアステート株式会社に関わるようになった経緯を教えていただけますか?
A:LinkedInで前田さんからメッセージをいただいたのがきっかけでした。最初はオンラインでのミーティングのみで終わっていたのですが、数か月後に東京に行く予定ができたタイミングで「会ってみよう」と思い立ち、前田さんに連絡を取りました。すると、ちょうどその前日に前田さんが沖縄へ異動されることが決まったとのことで、「じゃあ沖縄で会いましょう」という流れに。その後もいろいろとやりとりを重ねる中で業務をお手伝いするようになり、現在に至ります。
Q:現在の働き方やエンパイアでの業務内容について教えていただけますか?
A:完全リモートで、週3〜4日稼働しています。業務内容としては営業支援、研修運営のサポート、テレアポなど多岐にわたります。ノーコードツールを使ったWeb制作やSEO対策、MEO対策といった集客支援も行っており、時には自分の知見を活かして改善提案などを行うこともあります。個人事業主として働いているため、時間の裁量が効きやすく、非常に柔軟な働き方ができています。
Q:なぜエンパイアで働くことを決めたのか教えていただけますか?
A:最初のきっかけは前田さんという人物への興味でした。話していて「この人のもとで働いてみたい」と自然に思えるような魅力がありました。その後、板倉さんとの面談を通して、若くして強い軸と覚悟を持ち、自分の意思で会社を動かすような姿勢に衝撃を受けました。この二人が創業し運営する会社には、きっと大きな可能性があると感じ、参画を決めました。
Q:エンパイアの組織や働く人たちの印象を教えていただけますか?
A:関わっている皆さんがとても優しくて、常に前向きな姿勢を持っているのが印象的です。中でも前田さんは、どんな時でもこちらの気持ちを肯定してくれるような声掛けをしてくださり、実際に精神的な支えになっている部分が大きいです。板倉さんは言葉がストレートですが、揺るぎない信念と行動力を兼ね備えていて、そこに前田さんの柔らかさが加わることで、理想的な経営チームのバランスを感じます。
Q:ご自身の強みと、それをどのようにエンパイアで活かしているのか教えてください。
A:営業力はもちろんですが、もう一つの強みは「人の話を丁寧に聞く力」だと考えています。以前外資企業で働いていた時に、仕事に関する悩みを聞いてくれる専門の業務委託の方がいたのですが、その存在が心の支えになった経験があります。エンパイアでも、人が孤立せずに安心して働けるようなメンタル面のフォロー役としての価値を提供できると考えています。
Q:テレアポ業務で感じる難しさがあれば教えてください。
A:テレアポ業務自体よりも、自分のこれまでの営業経験とのバランスの取り方が難しいです。過去の経験から「こうした方が良い」と思う部分があっても、今のチームのやり方や雰囲気を大切にしたいという気持ちもあるので、そこをうまく調整する必要があると日々感じています。
Q:営業活動の中で意識していた工夫や継続のための工夫があれば教えてください。
A:私は営業に対するモチベーションを保つために、独自の「モチベーション管理表」を作成して使っていました。これは、午前と午後での自己評価を記録し、気分の浮き沈みと実際の成果との相関を可視化するもので、例えば午前中は◎、午後は△といった具合に感情を記録し、理由を分析することで自分の状態を客観的に振り返っていました。風が強くて外回りが辛かった日、連続で成果が出なかった日など、感情の起伏にパターンがあることに気づけたことは大きな収穫でした。また、「3日坊主の法則」を自覚し、3日目に訪れるモチベーションの谷をどう乗り越えるかを意識的に設計することで、自分のパフォーマンスを一定に保つ努力をしていました。
Q:業務委託という立場から見た課題や改善点について教えてください。
A:一部のプロジェクトでは、基本的に一人で業務を完結させる形になっているため、横のつながりが持ちづらく、精神的な孤独感を抱く可能性があります。私は一人での作業に慣れていますが、慣れていない方にとっては、業務継続に支障をきたすこともあると思います。今後組織が大きくなるにつれ、メンバー同士のつながりや、心理的な安全性を確保する仕組み作りが求められてくると感じています。
Q:エンパイアに向いている人物像について教えていただけますか?
A:自分のペースで働きたい方、柔軟な働き方を求める方にとっては非常に向いている環境だと思います。また、自分から動ける自走力のある方であれば、より楽しみながら成果も出せるはずです。経営層や社員の皆さんも質問しやすく、助け合いの文化が根付いているので、誰かと一緒に何かを作り上げるのが好きな方にも合っていると思います。
Q:今後エンパイアとどのように関わっていきたいとお考えですか?
A:会社が拡大するに従って、人と人との関係性、コミュニケーションの質が重要になってくると感じています。現場の声を汲み取り、必要に応じて経営層と現場の橋渡し役となるような存在として貢献していきたいです。業務委託の立場でも、会社の一員として成長を支える役割を果たしたいと思っています。
Q:最後に、エンパイアで働くことを検討されている方へメッセージをお願いします。
A:この会社は今まさに成長フェーズの真っ只中にあり、日々変化が起きています。その分、自分の働きが会社の成長に直結している実感を持てる環境です。また、前田さんや板倉さんをはじめとする経営陣の人柄や価値観に共感できる方であれば、非常に楽しく働けると思います。リモートワーク中心で、自分の時間を大切にしながらも、社会や組織に貢献したいという方にはぜひおすすめしたい職場です。