私たちは、真のデジタル変革の実現を目指すハイパーオートメーションカンパニーです。
「ITの力で未来の働き方をデザインし、人と企業の価値をリデザインする」ことをミッションに、先進的なハイパーオートメーションの技術を通じて、世界中の個人や組織がより多くの成果を達成できるよう支援しています。
今回はDX推進エンジニアの川澄さんにインタビューを実施。事業の特徴やITSOならではのカルチャーなどをうかがいました。
【プロフィール】
川澄 隼也/Assistant Manager・DX推進エンジニア
日本大学大学院文学研究科・英文学専攻卒業。
大学院に通いながら、3年間高校の英語科教員として登壇し、2021年4月にITSOへ入社。現在はプロジェクトリーダー/マネージャーとして、プロジェクト設計/プロジェクト進捗管理/開発サポート 等を主に担当している。
英語教員という異業種から実務未経験でエンジニアへ挑戦!
ーーまずはITSOへ入社されるまでのご経歴を教えてください。
大学から大学院にかけて、現代英語における意味論・語用論を研究していました。
意味論は、特定の文脈・状況から切り離された、文(章)が表す文字通りの意味を研究対象とするのに対し、語用論は、特定の文脈・状況下における発話の解釈を研究対象とします。
語用論的な意味には、文(章)に表されていない言外的ニュアンスも含まれるため、当時はAIが解釈するのは難しい(できたとしても当分先になる)だろうという見解もありました。しかし、最近では語用論の分野まで踏み込んだ解釈もできるようになってきているように感じます。
ITSOに入社後、AI関連のプロジェクトに参画し、生成AIに触れる機会が増え、まったくの他分野だと思っていた過去の自分の研究が、意外にも今の仕事に繋がっていることに感慨深いものがあります。
2018年に大学を卒業し、同年に大学院に入学しました。また同時に、高校での英語教員としての勤務も開始。全生徒がiPadを貸与されている学校だったため、iPadを活用したアクティブラーニング形式の授業を展開していました。大学院修了後、1年間教員を継続したのち、2021年4月にITSOに入社しました。
ーー英語教員からエンジニアへのキャリアチェンジを考えたきっかけはなんでしょうか?
プログラミングスクールのキャリアサービスでスカウトされたのがきっかけです。
大学院在学中は、大学教授か、難しそうなら高校教員になろうと考えていましたが、大学教授は恐ろしく狭き門であり、かつ教授になれたとしても40歳前後であること、高校の教員は部活等で自分の時間がとれないことから、別の道を探そうという発想になり、教員2年目の2月(ちょうどコロナがでてきたころ)に当時流行っていたプログラミングスクールに通い始めました。
もともと理系だったこともあり、思っていたよりもプログラミングが楽しかったため、そのままエンジニアになるための転職活動を開始しました。
ーーITSO入社への決め手は何ですか?
面接時の弊社代表深野のコードレビューが入社の決め手です。
当時の採用フローは1次面接→VBA課題提出→2次面接→最終面接→内定という流れで入社フローが進んでいき、2次面接時に、提出したVBA課題のコードレビューを実施します。このコードレビューがすごく勉強になったこと、代表が現役のエンジニアでかつ自らレビューしてくれたこと、そして「(私に対して)採用しない理由がない」と言ってもらえたことがきっかけで入社を決意しました。
当時、ITSO以外にも数社受けており、内定をもらっている会社もありましたが、採用にあたり1番私自身のことを見てくれていると感じたのを今でも覚えています。
ーー実際に入社してみてギャップなどはありましたか?
入社当時の会社の雰囲気と、入社前に思い描いていたスタートアップ企業のイメージにものすごいギャップを感じました。
会社のホームページが洗練されていたので、みんなクールにスマートに仕事をしているものだと思って入社しましたが、どちらかというと男子だけの部活のような雰囲気だったのを覚えています。
入社したての頃こそ、想像とのギャップを感じましたが、次第に上司・部下という役職や立場を意識させないようなITSOの雰囲気が心地よいなと感じるようになりました。
柔軟性・発想力を大切に、ITSOのクリエイティビティの評価をさらに高める
ーー現在担当している業務について教えてください。
現在は、大きく分けて3つのプロジェクトに参画しています。
1つ目は、大手ITサービス会社でのAI×Power Platformによる業務効率化です。具体的にはAI化/自動化対象業務の選定、AI化/自動化にむけた業務整理、要件定義/設計/開発/テスト/運用・保守 等を行っています。
2つ目は、大手電気通信事業会社でのAutomation Anywhereによる業務効率化です。具体的にはRPAチームの体制/ルール等の改善活動、RPA対向システムのリプレイスにともなうRPA改修対応 等を行っています。
そして3つ目は、大手ITサービス会でのPower Platformの技術支援です。エンドユーザーに対するPower Platform関連の技術支援を担当するフロントメンバーのタスク進捗/課題管理/リソース調整 等を行っています。
ーー幅広い業務を行っているんですね。業務を進めるうえで意識していることはありますか?
“Think rich, look poor.”です。
この言葉はポップアートの巨匠アンディ・ウォーホルの言葉です。直訳すると「考えは豊かに、見た目は質素に」という意味ですが、真意は別にあると思います。
「だれもあなたの外見に目がいかなくなるくらい発想豊かであれ」というのが私の解釈です。
あらかじめ決められたソリューションでできる範囲を自動化/効率化するのではなく、要望に合わせて逆算的にソリューションを選定・提案したり、複数ソリューションの組み合わせにより単一ソリューションでは難しい自動化を実現したりする柔軟性・発想力を大事にしています。
ITSOは比較的自由な社風で、社員はみんな好きな格好で仕事をしていますが、誰もそんなことが気にならないくらい、ITSOのクリエイティビティをさらに評価してもらえるようになりたいと思っています。
ITSOの初期から知っているからこそ、IPOの瞬間に立ち会える喜びも大きい
ーー川澄さんが考えるITSOの魅力とは何でしょうか?
スピード感です。
まず、まだまだ小さい会社ということもあり、例えば「こんなツールが流行りそうだから検証を始めよう」といった、キャッチアップ開始までのスピード感がすごく早いなと感じています。会社が大きくなればなるほど、承認等の回数が増え、その分出遅れることになると思うので、その点はITSOに分があるのかなと思っていますし、ITSOが大きくなっても持ち続けるべきマインドだと感じています。
また、社員の成長スピードもすごく早いと感じています。
ITSOでは、1つのプロジェクトに数年も参画するということは珍しく、自分のスキル感を基に、参画したいプロジェクトに対し自由に相談ができたりもします。そのため、その都度プロジェクトに必要な技術や知識をキャッチアップすることもあり、結果として社員の成長が促進されていると思っています。
ーーこれからのITSOに期待することや、楽しみなことは何ですか?
IPOの瞬間に立ち会うことです。
私は比較的初期のメンバーで、社員が10人もいない状況でITSOに入社しました。
入社から3年半が経ち、オフィスも3回移転し、従業員も60名ほどになりました(ほぼウルフ・オブ・ウォールストリートです)。あの状態を知っているからこそ、IPOを今から楽しみにしています。IPOの瞬間に立ち会うのはあまりできることではないですしね。
ーー最後に転職活動を行っている人に向けたメッセージをお願いします!
ソリューションの移り変わりがすごく早い業界のため、新しいことのキャッチアップは避けられません。
“最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き残るのでもなく、唯一、生き残る者は変化できる者”です(byダーウィン)。
また、会社は少し大きくなりましたが、いい意味でマインドは男子だけの部活のまま変わっておらず、(今年度から女性も増えてます!)新入社員・役員・社長が1つの議題について会話していることも珍しくありません。
私自身もそうですが、「こうやったら自動化できそう」「こっちのほうがより効率化できない?」といったように、自動化/効率化を楽しんでいる社員が多いように感じます。
抵抗なく新しいことを始められる人や、自動化/効率化を楽しめる人はすぐになじめるのではないでしょうか。
社内見学も可能なので、自信がない方もご連絡お待ちしています!