AI事業部へのインタビューを公開★【前編】 | 株式会社イノベイティア
こんにちは!イノベイティア広報部のヤマリカです♪弊社オフィスが所在するビルが、映画【天気の子】の劇中に登場する廃ビルの跡地に建てられたのが縁で以前取材してくださった、映画ライターの「ヒナタカさん...
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こんにちは!
イノベイティア広報部のヤマリカです♪
弊社オフィスが所在するビルが、映画【天気の子】の劇中に登場する
廃ビルの跡地に建てられたのが縁で
以前取材してくださった、
映画ライターの「ヒナタカさん」に再度取材にお越しいただき、
再びインタビューしていただきました🥳
今回は弊社が事業を展開している「AI」がテーマの映画についてお話しました✨
前編・後編に分けてお送りします🎉
*今回は後編です!
前編の記事はこちらから👇
『アイの歌声を聴かせて』を、AIを推進し、「ITで人の役に立ち未来を創る会社」を掲げているイノベイティアのみなさんはどう読み解いたのでしょうか。(後編)
●AIの「ひとつのことを続けられる」強さ
中畑:AIのシオンが「あの子を幸せにしたい」という目的を持ち続けた、ひいては「ひとつのことを続けられる強さ」は、AIだからこそだと思いました。その気持ちと行動を、それこそ一生続けたりするのは、人間では難しいですよね。そこにAIの強さを感じました。
ーーそれは、AIらしく「命令されたことをやり続けている」だけ、そのようにプログラミングされたから実行しただけともいえますよね。おっしゃる通り、人間だったら途中でやめたくなくなることをやり続けることを、人間にとっては「一途」といったポジティブな捉え方ができるというのが面白いですよね。
中畑:僕も、会社の経営に関わる時に、考えがぶれそうになる、どちらの選択が正しいのかと判断に迷うことがあるんです。何かを決める時の「軸」の強さみたいなところに、AIの可能性を感じました。その上で「ひとりの幸せがみんなも幸せにする」ことや、それ以上の「幸せの定義」へとAI自身が変換できたことに、AIの「知性」を感じました。
ーーそれは劇中で言われている通り「自己進化」でもあり、「いろいろな経験を通じて学習して実行する」「トライアンドエラー」を繰り返しているともいえますよね。 劇中のディズニー映画のような3DCGアニメ「ムーンプリンセス」から学習したのもあれば、人間の友達との関わりで変わっていった、というのも素晴らしいと思います。
佐野:簡単にまとめてはいけない、おこがましいかなと思いつつも、私たちがAIのツールに関わることも、やはり人間を幸せにすることなのかなと、映画を見て改めて思いましたね。
中畑:でも、いいことばかりじゃない、AIの「闇の部分」も見えたんです。AIが人間を超えて来るかもしれない面白さと、それと隣り合わせの恐怖の両方を描いていますよね。 制御できない怖さもあれば、その可能性の面白さ、そのどちらの視点も持てる映画だと思いました。
ーーおっしゃる通りで、個人的にも「AI最高!」などとむやみやたらに全肯定せず、はっきり怖い側面もあると描いているのがいいと思うんです。「シオンは暴走するんじゃないか?」「世界が変わってしまうかも」といった悪い可能性を意図的に示していますし、立場上は悪役である西城という企業の支社長も「(AIが) 未成年の君たちに危害を加える可能性があった」と正論も正論を言っています。それでも、主人公のサトミにとっては、初めこそ迷惑なはずだったAIのシオンの行動が、いつしか嬉しいことへと変わっていくことがわかりますし、それに共感し感動できることが素晴らしいと思うんです。
●社会における女性やシングルマザーの立場を考えられる
中畑:主人公のお母さんの労働環境が悪かったのが、経営者としてはかなり気になりました。
ーーあれはちゃんと改善しなければいけないことですし、作り手もそう意図していることですよね。
中畑:実際にうちの社員には、夜中まで残業している方や、シングルマザーで子育てをしているエンジニアもいます。でも「お母さんやお父さんが頑張ってることに対して、家で待っている子どもはどう思っているんだろう……」などと、労働環境の改善はとても考えています。
ーー劇中のお母さんはただでさえオーバーワークですし、高い能力を持ち活躍する女性に対して、何ができるだろうと、学べる作品だとも思います。
中畑:お母さんがすごい責任者になった時に、どうすればいいかと考えましたね。たとえば、 寮じゃなくても、近くに子どもと一緒に住める施設があったりしたら、子育てを両立できるんじゃないか、とか。もちろん、本質的には子育ての環境のほうを改善しなければいけないと思いますし、他のサポートも必要でしょう。あとは、大企業ならではの、「男性が出世していくのが当たり前」みたいな価値観が、あの会社もそうですし、現実でもはびこっているのかなとも思いましたね。
ーー劇中では、お母さんが出世したことを、一部の男性社員からねたましく思われている場面もありましたものね。
中畑:それも問題ですし、新しいアイデアやサービスのスタートを遅らせたり、そもそも断念しないといけないといったことも、この映画だけでなく、現実の今の日本ではあるんだろうなと思います。お母さんは「この国のAIは一歩後退したのよ、ざまあみろ」みたいなことを言っていましたよね。
アイデアやサービスを否定する理由を「女性だから」にしてはいけないのはもちろんですし、開発者の思いを上の人が見てもいないことも、現実には往々にしてあるんだと思います。僕は、そういう人を応援できる人間になれるのかな……と、まだまだとは思いつつ、そういう人間になりたいと考えています。
●音楽とディズニーアニメへのリスペクト
佐野:私が感動したのは、やはり音楽でした。土屋太鳳さんの歌唱が素晴らしかったですし、普段の声の演技も含めてちょっと人工っぽいのが、めちゃくちゃいいですよね。シオンのAIと人間の中間のような存在感で、機械のはずなのに「人間の心がちょっと入ってるんじゃないか」と思ってニヤニヤしてました。
ーー曲自体も耳に残るもので素晴らしいのですが、曲タイトルや歌詞もすごく手が混んでいるんです。たとえば、初めに歌われる「ユー・ニード・ア・フレンド〜あなたには友達が要る〜」は、後に「リフレイン」的に「You've Got Friends〜あなたには友達がいる〜」として歌われて、曲のサブタイトルに漢字で「要る」と書かれていたのが次は「いる」と、「友達が必要」から「友達はすでにいる」という意味に変わっています。歌詞も初めは押し付けがましいものだったのが、「祝福」の歌詞として素直に響くものに変わっているんです。
佐野:物語を知った上で楽曲の歌詞に聴き入ると、また感想が違ってきそうですね。
ーーそうですね。また、楽曲それぞれにディズニーアニメ映画っぽさを感じますし、歌う時にスピーカーが鳴り出すっていうのも、歌に連動して何かが動いたり、他の人も歌い出すっていうミュージカルアニメのオマージュですよね。また、先ほどあげた西城というキャラクターは、『ノートルダムの鐘』の悪役フロローを意識しているんです。
佐野:そういえば、ビルがなんでこの形をしているんだろうってずっと思ってたんですけど、これってノートルダム寺院が元ネタだったんですね。
ーーそうなんですよ!自分は40回目くらいでやっと気づいたのに、そこに気づかれたのはすごいです!
田澤:ミュージカルといえば、柔道のシーンも面白かったです。そういえばYouTubeで、そのシーンの動画を見かけたんですよ。あれでいつか見ようかなと思っていましたが、今見れて本当によかったです。
ーーX(Twitter)やTiktokでもその動画がバズっていましたね。そういうキャッチーで、しかもオリジナリティー溢れるミュージカルシーンもあるので、さらに多くの人に見てほしいですね。
●AI同士が出会ったらどうなる?
佐野:映画を見終わって、AI同士の関わり方や、それぞれが出会ったらどうなるか、「その後」のことをいろいろと考えましたね。弊社の社員でありLOVOT(らぼっと)の「まめ太郎」がここにいるんですけど、シオンと出会ったらどういう会話をするんだろう?と想像していました。
ーーかわいい!確かに、その2人が友達になるところを見てみたいですね。
佐野:SF作品では「人間とAI」の関係がよく語られますが、「AIとAIがどういう風に関わって、それを見てる人間はどういう風に感じるのか」と考えてみるのも面白いと思うんです。
中畑:AI同士で会話をすることで、お互いがアップデートしていきそうですよね。そういえば、囲碁のプレイヤーのAIにAlphaGo(アルファ碁)というものがあるんですけど、囲碁をAIがマスターするにはどうしたらいいかと開発者が考えて、分かったのはAIとAIを戦わせると、新しいデータを作ってくれるということなんですよ。しかも、AIは24時間休みなく、AI同士で対局し続けられます。人間はもちろん休みが必要で、そうはできませんよね。先ほど言った通り、やはりAIの「何かをやり続けられる」ことの可能性は凄まじいです。
ーーそうなると人間の立つ瀬がない 、みたいな話にもなりがちですが、そのように修業をしたAIから、人間が学べることもきっとありますよね。『アイの歌声を聴かせて』の劇中では、まさにAIのシオンが繰り返し学んだ上での行動のおかげで、サトミはもちろん、周りの友達も幸せにしましたから。そのようなAIが、人間をもっと幸せにする未来を見てみたいですね。
(筆者注:実際にこのインタビュー記事は、YOMELを使って円滑に書くことができました。まさにAIで業務を効率化できる優れた例といえるので、ぜひ試してみてください!)
インタビュアー・構成:ヒナタカ
ヒナタカさん、貴重なお時間をいただきありがとうございました!!
AIツール「YOMEL」を使用しての記事だったのですね…!凄い🎉
私ヤマリカも拝見しましたが、将来こうなり得るんじゃないかと思う映画のリアル感に
驚きと面白さが心に響きました💙
弊社のAI事業にも今後ご期待ください🥰