「獣医師企業家」と「プリモ動物病院」の挑戦 QAL経営
人と動物が幸せに暮らすために必要なものとは?次々と新しいことに挑戦し続けるプリモ動物病院の挑戦を綴る
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JPR採用育成部で採用営業担当の澤田です。
今でこそ採用担当として学生さんや求職者の方とお話ししていますが、
ここに来るまでの私は、何度も転職を繰り返してきた人間です。
私は転職をする上で一つだけ決めていたことがあります。
それは「動物のために・・・」という想いを掲げていること。
それでも、実際に働いてみると、
「動物への想い」と「ビジネス」のバランスの取り方に、どうしても違和感を感じる場面がありました。
そんな私がようやく
「ここなら自分の理想を裏切らずに働けるかもしれない」と思えたのが、代表である生田目の著書『QAL経営』との出会いでした。
今日は少しだけ、自身の転職経験も交えながら、
「長く働く会社を選ぶうえで、本当に大事だと思うこと」をお話ししたいと思います。
転職を重ねるなかで、ある会社に入社したときのこと。
そこは、社会的な課題に向き合いながら「動物のために」というメッセージを前面に出している魅力的な企業でした。
しかし、経営が少しずつ厳しくなっていくなかで、
コストを削減するために“商品の質”を落とす判断が増えていきました。
・原材料のランクを下げる
・社会的課題に向き合わなくなる
・現場としては気になる変化なのに、「ビジネスを続けていくには…」という判断になる
綺麗事だけではやっていけないことも分かってはいたけれど
「本当にベストな選択か?」と自分に問いかけると、うなずききれない。
「良いことをしている会社で働きたいと思って選んだのに、いつの間にかその“良さ”を削る側に回っている」そんな感覚が、心のどこかにずっと残るようになりました。
別の会社では、また違う違和感を経験しました。
ニッチな商品で売上げ好調、事業拡大にも積極的でした。
ところが日に日に別の場所で作られた商品が届くようになり…
・倉庫には、売り切れない商品の段ボールが山のように積まれていく
・本来ならもっと新鮮なものを届けたいのに、在庫をさばくために古いものから提供せざるをえない
・「ベストなものを届けたい」と思っていても、とにかく在庫を減らすことを優先してしまう
気づけば、仕事の中心は、
「動物や飼い主さんにとって一番いいものを提供すること」ではなく、
「抱えた在庫をどう売るかを考えること」になっていました。
ビジネスとして継続していかなければならないことは理解しつつも、
在庫の山を前にふと、
「これは本当に、自分が求めている仕事なのだろうか…」
と立ち止まる自分がいました。
そんな経験を繰り返すなかで、
正直なところ、「自分の理想と現実の仕事は、どこかで妥協しないといけないのかな」と半ば諦めかけていた時に出会ったのが『QAL経営』でした。
ページをめくりながら、強く印象に残ったのは、
「動物のQAL(Quality of Animal Life)を起点に、経営と現場を設計する」という考え方です。
・まず「動物にとっての質の高い生活とは何か」を定義する
・そのために、スタッフがどう働き、どんな医療やサービスを提供すべきかを考える
・さらにそれをビジネスとして成立させ、従業員にもきちんと還元する仕組みをつくる
「想い」か「数字」か、どちらかを選ぶのではなく、
“想いを守るために、ビジネスを真剣に考える”というスタンス。
本を読み終えたとき、
「あ、自分がずっとモヤモヤしていた“バランスの取り方”って、こういうことだったんだ」と、すごく腑に落ちた感覚がありました。
どんな会社に入っても、
忙しい時期はありますし、うまくいかないことも沢山あります。
それでも、ここで働いていて感じるのは、
「しんどさの根っこにあるものが、自分の理想とあまりズレていない」ということです。
・動物と飼い主さまのために、より良い医療やサービスを追求すること
・そのためにスタッフの働き方や環境も、ちゃんと良くしていこうとすること
・会社の理念が、制度や現場の仕組みに少しずつ反映(実践)されていること
まだまだ完璧ではないし、課題もたくさんあります。
でも、その課題に向き合うベクトルが、
「自分が大事にしたい価値観」と同じ方向を向いていると感じられる。
これは、何度か転職を経験した今だからこそ、
「長く働くうえで本当に大事だ」と自信を持って言えるポイントです。
採用担当として、そして転職を繰り返してきた一人の社会人として、
みなさんに伝えたいのは、たったひとつです。
「この会社の考え方は、自分の“こうありたい”と本当に相性がいいか?」
・給与や休日、勤務地
・規模や症例数、設備
・研修制度やキャリア支援
どれも大切な要素です。
でも、数年後の自分がその会社で笑って働けているかは、
最終的には「価値観や理念のフィット感」にかなり左右されます。
皆さんが自分の仕事を胸を張って説明できる、そんな場所を見つけて欲しいです。
そして、プリモの考え方や働き方に
「なんか、自分の理想と重なるな」と感じてもらえたら、とても嬉しいです。