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この記事は「Vketマガジン」より移動されたリバイバル記事となっています!
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▶前編はこちら!:https://magazine.vket.com/n/nf613cb433624
▼この記事を読むとわかること
目次
- 好きな姿で生きてゆく
- いざ、新年会へ!
- アスレチックはデスゲーム!?
- HIKKYらしさって何だろう?
- 新年会を支えてくださったメンバーへインタビュー!
- バーチャルオフィス担当・R.D.Sakamotoさん
- リアルオフィス側の配信担当・アツラさん
- 新年会の仕掛け人!COO・さわえ みかさんのコメント
- VR法人HIKKYについて
前回までのあらすじ
2024年1月にHIKKYへ入社したPRチームの草間。これまで「社内イベント」にはいい思い出がなかったが、おいしそうなお料理にあっさり胃袋をつかまれ、アバター出社やハンドルネームでお互いを呼び合う自由でフラットな企業カルチャーによりだんだんと心を開き、はじめての社内イベントである「新年会」へ「バーチャル参加」することに。
ところが彼女は、すっかり忘れていたのである。自身がまだVRに不慣れな「VR赤ちゃん」であったことに。
いよいよ新年会開幕。バーチャルオフィスへの扉は開かれる。
いったい私、これからどうなっちゃうのーーーーーー!?!?
好きな姿で生きてゆく
前編でも述べたが、HIKKYのメンバー同士は基本的に好みのハンドルネームで呼び合い、アバターの姿で相まみえる。
本名も、年齢も性別も、もちろん見た目も、実際には知らないメンバーが多いけれど、知る必要もない。
というか、知らなくても気持ちよく仕事ができるような社内コミュニケーションの仕組みや、バーチャルオフィスといった環境が整えられているのだ。
アバターについてはそれぞれの裁量に委ねられ、弊社提供のアバター作成ツール「Avater Maker」で好みの姿を作るメンバーもいれば、Vroid Studioを使う者、Blender等を駆使してモデリングから仕上げる猛者もいる。
新年会だってもちろん、バーチャル組はみな思い思いのアバターで参加。
弁当も闊歩していた。
(リアル会場からの飯テロへの対抗手段として、新年会の豪華なお弁当自体をアバターにした社員がいたらしい)
いざ、新年会へ!
今回、HIKKYの新年会に参加する方法は4つあった。
(1) リアル会場(本社)
(2) VRChat会場
(3) Vket Cloud会場①
→ HIKKYが提供する、Webブラウザでメタバースを楽しめるメタバース開発エンジン「Vket Cloud」で作られたワールド。◯×クイズやアスレチックなど、様々なアクティビティが詰め込まれている。
(4) Vket Cloud会場②
→ワールドは上記と同じだが、チャット機能が見やすく、使いやすくなっている。「エアスパチャ」機能も搭載されており、スパチャのようなものを投げることができる。賑やかしに◎
リアルでできる体験をバーチャルでも楽しめる未来を実現する!
この理念に基づき、4会場は同時中継により繋がっている。
スタジオだぁ
バーチャルは物理的な距離や心理的な差を軽々と越えてゆくが、唯一まだ越えることができないのは「時間軸」ではないだろうか。
しかしだからこそ、空間は違えど同じ体験を同時多発的に共有できるわけで。
リアルもバーチャルも、一緒にかんぱーーーい!
さて乾杯のあとは、「たつにいの弾き語り」。
「たつにいのリサイタルがはじまりまーす」の掛け声が会場に響く。
「リサイタル」という言葉は、件の猫型ロボットとメガネ少年のアニメ以外でついぞ聞いたことがなく、いったいどんなガキ大将が登場するのかと思いきや、
うっっっっま
■大角竜央(たつにい)Youtube:https://www.youtube.com/@810jeep/about
聞けばたつにいさん、過去にはギターボーカルで複数のレーベルから自身の楽曲やカバー曲のCDやレコードのリリース経験があるのだとか。
実はHIKKYには、このように一芸に秀でた方が多い。
プロの声優にアナウンサー、楽曲が100万回再生を超える音楽制作者がいるかと思えば、アニメのキャラクターデザインに協力するイラストレーターも。
HIKKYは、「バーチャルマーケット」などのイベントや事業を通じてクリエイターとともに成長していくことを目指していることもあり、自身もクリエイターとして活動しながら、業務との好循環を生み出している社員が多いようだ。
アスレチックはデスゲーム!?
イベントにはアクティビティがつきもの。
しかしそこはHIKKY、若手社員のお遊戯会のようなナンセンスなアクティビティなど存在しない。
会社の雑学の知識を競う◯×クイズなどもありつつ、今回最も盛り上がったアクティビティは、「メカニックのアスレチック」。
開発チームのメカニックさんが新年会のために制作してくださった、メタバース上のアスレチックだ。
様々な障害物を乗り越えながらゴールを目指し、クリアできたタイムを競うというものだそうだが、ワールドへ入った瞬間……、
「いまからデスゲームに参加してもらいます──。」
ゴウゥゥウゥン ゴウゥゥウゥン(ギロチンの回転音)
社員全員を殺しにかかっているとしか思えない難度の高さ。
次々と落とされてゆくアバターたちを、指をチュパチュパしながら見ていることしかできないVR赤ちゃんであった。
決勝戦は、かろうじてアスレチックをクリアすることのできた5名ほど(まじかよ)と、アスレチック制作者のメカニックさん、いわば生みの親を含めて競われた。
さぁ、どうなる!?
ヨーイドン!
生みの親、ぶっちぎるんかい!!!!!
あとになって、アスレチックの生みの親は語った。
「難易度が高すぎた。延々と1人でテストプレイしていたので、自分のプレイヤースキルが上がり過ぎて難易度が適切でなかった」
※画像はイメージです
これが、漂流した先の無人島で最強になってしまう系の所以か、と草間は感じた。
▼「メカニックのアスレチック」、好評につきVket Cloudのワールドで遊べるようになりました! 挑戦してみてくださいね。
https://mech.cloud.vket.com/worlds/Lj9fdBiX/main.html?worldid=Lj9fdBiX
HIKKYらしさって何だろう?
1月に入社して3週間ほどの私が、今回初めてHIKKYの社内イベントに参加してみて感じたことは、「いろいろあるけどみんないいじゃん愛そうぜ」という精神だった。
がっちりと円陣を組みエイエイオーと突っ走る熱血系でもなく、それでいて我関せずの個人主義でもない。
リアルでもバーチャルでも、非同期でも、コミュニケーションが苦手でも、妙なところにこだわりがあっても、なんだかよくわからなくても、いまこの時をともに過ごし、おなじ体験を分かち合うメンバーを受け容れ合う。
それは単なる「多様性の尊重」という綺麗な言葉では表現できないおおらかさであり、信頼関係であるように思われた。
入社前は、「やっていけるだろうか」という不安もあった。だって赤ちゃんだもの。
しかし今、思う。
HIKKYで働くということは、「やっていける」「やっていけない」の次元ではないのだ。
だって、「みんないいじゃん愛そうぜ」なのである。
果たしてこの感覚は、これから日々を過ごしていくにつれ、どう深まってゆくのだろう。
来年の新年会で、答え合わせが楽しみだ。
舟越社長の鼓舞タイムで、リアルもバーチャルもうぉいえぇぇええい!!!!!!
新年会を支えてくださったメンバーへインタビュー!
バーチャルオフィス担当・R.D.Sakamotoさん
R.D.Sakamotoさん
Q. 新年会、とても楽しかったです! バーチャルオフィスの設定やコンテンツなどは、どなたと、どのように考えたんですか?
A. 基本的には、私からは「面白いアトラクションを考えてつくってみてほしい」「クイズみたいなことがしたい」というざっくばらんなリクエストを投げるだけで、具体的な要件や仕様を提示することはしていません。そのため、設定やコンテンツなどは、クリエイター各位が自由に考えて作ってくれています。楽しいものが作れたのは、クリエイター各位が頑張ってくれたからだと思います。
私の仕事は、主に進捗管理やフィードバックをしたり、必要に応じて意思決定したりするくらいですかね。あとは、擬似的なスーパーチャットを送ることのできる機能の開発も、少しだけお手伝いしました。
Q. 実際やってみて、気づいたことはありますか?
A. 自社のエンジンであるVket Cloudの可能性に気づけたのと、面白いものをつくるのはやっぱり楽しいということを再認識できました。どうしても、案件業務だと「私はこうしたい」だけではGOを出せないこともままあるんですよね。自由な開発体制で作っていったバーチャルオフィスは、案件だったらGOが出せないようなものを作ることもできましたし、実際にそれを使うのも楽しかったです。
Q. 今年の抱負を一言!
A. 今年中には、弊社外の皆様、この記事の読者の皆様にも、弊社のバーチャルオフィスに足を運んでもらえるように一般公開したいなと思います。自由な開発体制を維持しつつ、作って楽しい、来て楽しいバーチャルオフィスをバージョンアップし続けます。
リアルオフィス側の配信担当・アツラさん
アツラさん
Q. 新年会、リアルとバーチャルの同時配信というのが新鮮でした! リアルオフィスのほうの盛り上がりはいかがでしたか?
A. 「これがHIKKYやぞ」と感じてもらえて嬉しいです。特に、リアルオフィスではこれまでで一番の盛り上がりがありました。何よりも印象的だったのは、バーチャルオフィスとリアルオフィスで同じアクティビティを共有できた●×ゲームが一番の盛り上がりポイントでした。バーチャル、リアルオフィス双方の視点を共有できたのが良かったのかなと思います。
Q. 実際やってみて、感じたことは?
A. 最初に感じたのは、リアルとバーチャルの双方でコミュニケーションを確立する難易度が予想以上に高いことでした。リアルとバーチャルの同時配信については、2022年から試作を始め、社内イベントごとに実施していました。最初はWEBカメラと会議用スピーカーを使用してバーチャル側とのコミュニケーションを試みましたが、画質、音質、そして何よりも双方向のコミュニケーションが成り立たないなど、大きな課題に直面しました。
始めは私が一人で取り組んでいたこともあり、最初の試行は大きな失敗に終わりました。しかし、その後、バーチャルオフィスとリアルオフィスをサポートしてくれる仲間が次々と集まり、毎回のイベントごとに驚くほど進化していく様子に感動しています。
Q. 今年の抱負を一言!
A. バーチャルオフィスとリアルオフィスの融合を実現し、両者のコミュニケーションを円滑に促進するための独自の空間を提供することを目指しています。どちらのオフィスにも訪れた際には、スムーズな情報共有や共同作業が可能な環境を提供できるよう、試作を重ねていきます。
新年会の仕掛け人!COO・さわえ みかさんのコメント
さわえ みかさん
リアルもバーチャルも一緒になって物を作ったり遊んだりするのが楽しくて「HIKKY」というチームができました。
毎回どうやったら双方一緒になって楽しめるかというのを試行錯誤しています!
リアルから、バーチャルから、制作から、開発から、コーポレートから、PRから……などなど、みんなでいろんなアイデアを持ち寄って開催しています!
マジでそんなことできるの? みたいなものがたくさん飛び出してきて、めちゃくちゃ楽しいんですよね。
そしてやっぱり、社長やメンバーの声をリアルタイムで届けたい!
声を上げたり飛んだり跳ねたり、遠くに離れてても一体感をもって進んでいくぞっていうの、ワクワクしませんか!?
オープンに宴会するときもあるので、ぜひ興味のある方は遊びに来て下さいw
バーチャルでも生きていける世界の開拓の最前線が見れると思います!!
VR法人HIKKYについて
-クリエイティビティの価値が、幅広く認められる世の中を創り出す-
株式会社HIKKYは、誰もが自由に創り、アクセスできるオープンなメタバースを実現するVR法人です。業界を牽引する注目のクリエイターをメンバーとし、「Vket Cloud」をはじめとする独自性の高いメタバースソリューションの提供、メタバースイベントの企画運用、VR/AR領域への事業参入をサポートするコンサルティングサービスを主業とします。バーチャル世界の生活圏・経済圏・文化圏を発展させ、クリエイティビティを持つすべての人がより自由に、ゆたかに生きられる社会を目指します。
HIKKYが主催する世界最大のVRイベント「バーチャルマーケット」は、2021年にギネス世界記録™を取得。その他、国際的なVR表彰式「VR AWARDS」のマーケティング部門で最優秀賞、日本の「XR CREATIVE AWARD 2020」で最優秀賞を受賞しました。
代表取締役CEO: 舟越靖
本社:〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿一丁目20番22号 三富ビル4F
設立:2018年5月1日
URL:https://www.hikky.co.jp/