この記事では、私たちがどのようなチームで、どんな技術を使い、どうプロダクトと向き合っているか、そして「いま」ジョインするエンジニアにとってどんな価値を提供できるか、率直にお伝えします。
転職を検討されている方、あるいは他社の取り組みが気になる方に、カジュアル面談の前段階として、私たちのリアルな姿を知っていただけたら幸いです。
エンジニア組織について
わたしたちは現在、正社員のPdM兼エンジニア(筆者:藤井)と、経験豊富な業務委託メンバー(10名以内)で構成されるスモールチームです。
少数精鋭だからこそ、一人ひとりの裁量が大きく、職域に縛られずフラットに議論しながら開発を進めています。
株式会社NEW SHIP CEOの小林泰士にテックリードとしてコミットいただいています。外部の確かな知見を常に取り入れ、技術的な意思決定やレビューを高いレベルで維持できる体制です。
小林さんの登壇記事はこちら
プロダクトとAI活用
私たちは、若いプロダクト・組織だからこそのフットワークの軽さを活かし、LLMの活用を積極的に推進しています。単なる「トレンドだから」ではなく、事業価値に直結するファクターとして、実務に組み込んでいます。
- 開発プロダクトへのAI機能組み込み
- プロトタイピングにおけるLLMベースのノーコードツール(Google AI Studioなど)の活用
- Agent Workflowの構築(DifyやAgentkitなど)
- 日々の開発におけるCoding Agent(Claude Codeなど)の利用
- (正社員は経費、業務委託は一部負担でサポートします)
技術スタック
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- バックエンド
- Go(一部AI系機能でPython)を採用しています。アーキテクチャはHandler ↔ Usecase ↔ Repository ↔ DAO (GORM)といったレイヤリングを基本としていますが、これが絶対ではありません。疎結合・高凝集性を保つためのより良い設計アイデアは常に議論し、改善し続ける土壌があります
- フロントエンド
- Reactを使用しており、コードベースはTypeScript化されています
- API通信
- バックエンドとフロントエンドの通信にはProtocol Buffersを利用したスキーマ駆動開発を採用しています。API仕様の齟齬が起こりにくく、型定義から仕様を把握できるため、分業がスムーズに進みます
- テスト
- フロントエンドはStorybook Play Functionとmswを活用したE2Eに近いコンポーネントテスト、hooksを切り出したユニットテストを作成しています
- バックエンドはUsecase単位のフィーチャーテストを中心に、必要なユニットテストを記述しています
- 双方とも、ミッションクリティカルな箇所にはさらに追加でPBTを入れるなど、発展的な取り組みもしております
インフラストラクチャとローカル開発環境
- インフラ
- コアとなるのは、AWS ECS Fargateを中心としたAPIサーバーと、Cloudflareでのフロントエンド配信です
- 構成管理はTerraformによってコード化(IaC)されています
- ローカル開発環境
- miseやaquaの導入により構築の再現性が高い状態を維持しています
- 多く見積もっても20分程度で起動できます
- バックエンド・ミドルウェアはDocker Composeで完結しており、環境構築の難易度を低く保っています。もし構築に詰まっても、PdMやテックリードがすぐにサポートできる体制です
- フロントエンドはBunとViteを導入し、高速なフィードバックループ(ビルド・HMR)を実現しています
ジュニア・ミドルエンジニアにとっての「今、入社するメリット」
私たちは、即戦力の方だけでなく、ポテンシャルを重視した育成前提の採用も積極的に検討しています。スキルセット以上に、人柄や技術への好奇心、プロダクトへの共感を大切にします。
1. テックリード・PdMによる直接メンタリング
入社後は、スキルや志向性に合わせて、PdM藤井やテックリード小林が、開発業務を通して技術メンタリングを行います。
スモールチームだからこそ、コードレビューやペアプロ、1on1を通じて密なサポートが可能です。
2. 「AI前提」のエンジニアリング環境 「自社ではまだAI活用が進んでいない」「これからのAI時代についていけるか不安だ」という方には、実務でCoding Agentを使い倒せるこの環境は最適だと考えています。 また、小林・藤井は国内のAI活用先進企業との勉強会にも参加しています。希望者はこうした場に参加し、最前線の情報をキャッチアップすることも可能です。
3. キャリアと組織文化 少数組織であることに不安を感じるかもしれませんが、現在のコアメンバーとの相性が合えば、人間関係のストレスなく開発に集中できる環境だと自負しています。 キャリアの観点では、「社員番号一桁代としてプロダクトのグロースに貢献した」という経験は、他では得難い貴重な資産になると信じています。
4. 安定した経営基盤 スタートアップではありますが、経営的には3期連続で黒字を達成しています。プロダクトを早くから売り、そこからFBをもらい、更に改善しつつしっかり売上を上げてるからだと思ってます。
勤務体系について
働き方の柔軟性も重視しています。
- 週5日・8時間労働のフレックスタイム制
- リモート・オフィス出社を織り交ぜたハイブリッド勤務
ご家庭の事情や体調(通院など)に合わせて、稼働時間や出社日は柔軟に調整可能です。私自身も、通院や家業に合わせて勤怠を調整しております。今後も、メンバーが働きやすい環境づくりを大切にいたします。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました! もし少しでも興味を持っていただけたら、ぜひカジュアル面談でお話ししましょう!
ご応募お待ちしています!