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【#創業ストーリー】|「自己肯定感が高まる事業をつくり続けるリーディングカンパニー」を目指して。

世の中の常識や他人の価値観ではなく、「自分が主役の人生を生きること」を後押ししたい。

―――ミッションに「Kyunjoy your life.一人でも多くの人が自分の心にキュンとした人生を」を掲げていますが、「Kyunjoy」とはどういう意味なのでしょうか?

奥本:社名でもある自分の心にときめく「Kyun(キュン)」喜びや楽しみの「Joy」を足した造語です。僕たちは自分の心にときめき喜びを感じて生きることを意味していて、そのために縁をつむぎ意思決定のサポートをすることを使命にしています!

よく社名のキュンが先行して、胸キュンのような意味に捉えられてしまうのですが、そうではなく「自己肯定感」や「孤独」といったようなものが十分に満たされている状態を「Kyunjoy」と呼んでいます。僕たちは自律的な価値観に沿った、自分らしい選択をとることが大切だと思っています。

今って、色々効率化されて誰しもが失敗のない無難な選択をとりやすくなってますよね。例えばチェーンのアパレルショップで洋服を買えば無難で良いし、チェーンのカフェならどこでもおしゃれでコーヒーも美味しいし、食べログでランキング上位のお店になら失敗しない。そのために、「自分らしい」選択よりも「効率的」「最適」なものの方が多くなっているのではないかと思っています。

ーーーたしかにサービスも情報も充実しているからこそ、まわりの人がいいと言ったものを選びやすい。だから、あまり失敗せずに済みますね。

奥本:誰しもがそれなりの幸せを享受できるようになって、経済力による幸せの差分はだいぶ小さくなった。だけれども、それでもまだ満たされない。僕も20代後半はまさにそんな状態が何年間かありました。

それでは今後は何が幸せの差分を決めるのかといったら、それは「精神的な豊かさ」だと思います。モノだけでなく人間の知識や感情、心の満足、個人の生き方を重視されるようになる。

オムロンの創業者立石一真さんが1970年に発表した未来予測理論「SINIC理論」でも、今は2005年から2025年の「最適化社会」真っ只中で、2025年から自律社会に入ると言っているんです。つまり、幸せになるためには「自律的な価値観」をとることが重要になる時代がくる。

また、スノーピークは「人間性の回復」をビジョンにしていると聞きます。最適化社会によってセンスを養う機会が失われている、それをスノーピークの社長は人間性が低下していると言っています。昔だと例えば、飲食店を探すのはお店の看板とか店構えとか見ながら入って失敗をしたりとか、ファッションにしても素材が悪かったり、そういった失敗の経験を通じてセンスを養われていっていた、と。

僕たちKyunは、この2025年より来たる自律社会におけるスタンダードな事業づくりや、少しでも早く自律社会へと歩みを進めるような事業を行っていくことを考えています。そのためには、テクノロジー単体で合理的な価値づくりをするだけではなく、わざわざ人が介在するからこその非合理な価値づくりを追求する必要があると考えています。いま行っている人材紹介事業もマッチングアプリも、いずれもキャリアコンサルタントや婚活仲人といった人が介在したビジネスモデルになっています!

ーーーKyunjoyのためには自律的な価値観が大切で、それは何かに頼って選択するのではなく自分の感覚を信じて選択するということ、だと考えられているんですね。



ーーーそのように考えるようになった原体験があるのですか?

奥本:僕個人の人生のミッションとしては、「孤独の解消」というのをテーマにしています。実は高校生の頃にいじめらていた経験があって、孤立という孤独感を非常に感じておりました。ただそんな時代でも既に、モバゲーやmixi、前略プロフなど、既にコミュニティ内で繋がりを満たすようなサービスは溢れていて孤立という孤独を解決するものは存在していました。

ただ大学に進学して、友人やコミュニティに恵まれても孤独感は続いていて、当時人間関係は良好なのにどうして孤独だったのかなって振り返ると、自分に自信がなかったり、コンプレックスを抱いていていたり・・・自分らしい決断をして、自分の人生を生きることができなかったからように思えます。社会人になってからは、色んな成功体験を積むことで、自己効力感がついてきましたが、結局のところ学生時代は、自己肯定感が低かったんですよね。

あとは、日本の文化自体が「誰かに合わせて選択する」ことが強いと思っていて。例えば、自分で考えるようりもひとつの答えに正解するための教育をされていたり、みんなと一緒に行動することが良いとされていたり、大学に行って大企業に行っとけば安泰って言われてその選択をったり。「誰かが良いと言ってるからそれを選んでおけば安心そう」というので、その選択をとってしまっている。もしくは、相手からの評価を気にしてしまい、自分の価値観ではないところで選んでしまうことに、学生時代から課題感を感じていました。

だから、私たちはより多くの人が自律的な価値観を持ち、日常の小さな選択から人生全体に関わる大きな選択まで、自分の心に従って意思決定するサポートをしたい。「自分の選択にときめく」ということであり、「Kyunjoy」であると考えています。それをあらゆる角度から生み出すような事業を作り続ける会社を作ることをビジョンにしています。



ーーー今後の事業展開について教えてください。

奥本:まずは、自身の強みを存分に活かせる領域で事業を立ち上げております。具体的には、マッチングアプリの婚活市場での事業経験や、プロダクトマネージャーとしてのプロダクト開発経験、テクノロジーへの高い知見、10年近くの成長産業・スタートアップでの経験を活かして、DXビジネス特化型人材エージェント事業「KyunAgent」と、マッチングアプリ疲れした方向けの音声デートマッチングアプリ「Kyun」の2つです。

両者ともに、これまでの転職や出会いの場で主流となっているデジタルでのマッチングではなく、お互いがお互いを本質的に見定められるようなコンテンツを用意し、本当に相性の合う人や会社とのつながりを作っていきたいと考えています。

直近は、マッチングサービスや人材事業からリリースするものの、そこにとどまらず、ゆりかごから墓場までサービスを展開していき、「自分らしい選択を後押しする」新しいライフプラットフォームづくりをしていきたいと考えています。今は、そのスタート地点でしかないので、ぜひ私たちの考えや想いに共感してくださる方々の応募を絶賛お待ちしております!

弊社HP https://kyun.co.jp/
Kyun AgentHP https://kyun-agent.com/
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