こんにちは!
SNSマーケティング支援とクリエイタープロダクション事業を展開するSI株式会社です。
今回は、人事部で採用面接や組織イベントの企画運営を担当する中村優斗さんをご紹介します。
2025年5月にSIへ入社。プレイヤーとしてキャリアをスタートし、その後、人事部へ異動。100人規模の社内イベント運営からメンバーとの面談まで、「組織」と「人」の両方を動かし続けている。
そんな、エンタメで人を巻き込んでいく中村さんのこれまでの歩みと、これから目指す姿を聞きました。
「語れる自分」が、欲しかった
__ まずは、長期インターンを始めたきっかけを教えてください。
大学3年の4月、就活のことを考え始めたタイミングで、ふと不安になったんです。
「自分には、就活で胸を張って話せるエピソードがない」と。
中学・高校は、ひたすらバスケと勉強の日々、大学では居酒屋やスタバでアルバイトをしたり、サークルで楽しく過ごしてきました。それなりに充実していたと思います。でも、いざ就活を見据えたとき、自分の中に「これだ」と言える経験がないことに、強い焦りを感じたんです。
このままでは、自分の市場価値を語れないまま社会に出てしまう。だったら、今この瞬間から動こう。そう思って、長期インターンを探し始めました。
思えば、こうした「何かしなきゃ」という想いから動いた経験は、これが初めてではありません。大学2年生のとき、同じような想いから成人式の実行委員会の代表を引き受けて、3,000人の学生の前で挨拶を読んだ経験もあります。今思えば、あの時から「誰かのために、自分が動く」ことに、自然と惹かれていたのかもしれません。
面接担当の人と、一緒に働きたかった
__ 数ある会社の中で、SIへの入社を決めた理由は?
決め手は、当時面接を担当してくださった野平さんの存在でした。
野平さんが、面接で僕の強みや弱み、価値観をとにかく丁寧に分析してくださって。SIの業務に対する解像度が一気に上がっただけでなく、「この人と一緒に働きたい」という想いが強くなったんです。
野平さんが大学生だったと後で知って、本当に驚きました。同じ大学生で、ここまで深く人の本質を見抜ける人がいるのか、と。
「ここで働けば、自分もそうなれるかもしれない。」その確信が、最終的な決め手となりました。
100人の楽しみを、背負うやりがい
__ お仕事の中で、一番大変な部分はなんですか?
大変なのは、社内イベントの運営ですね。100人規模のイベントを一から設計するのは、想像する以上に労力を要する仕事です。
ただ、これはみんなが楽しみにしているイベントでもあります。「今月の決起、絶対に楽しみたい」と、毎回期待を持って参加してくれる人たちがいる以上、その期待には、責任を持って応えたい。SIに入ってきてくれた学生に、普通のサークルでは味わえないような体験を届けたい。その想いを胸に、本気で準備に向き合っています。
もうひとつ、乗り越えようとしている課題がロジックと言語化の力です。
自分でも明確に自覚していることなんですが、僕は割と感情型で生きてきた人間なんです。感覚や勢いで動くことが多くて、言葉で物事を整理する力は、まだ高くないだと感じています。けれど、人事の仕事の本質は、学生のキャリアやビジョンを言葉で構造化し、その子の心に届く形で届けることにあります。
今の自分に求められるレベルと、現状の自分との間には、明確な距離がある。その距離を埋めるために、毎日インプットを続けて、ロープレを繰り返しています。苦戦の中にこそ、確かな楽しさがある。その感覚を支えに、自分を鍛え続けている最中です。
言葉にならなかった想いに、出会う瞬間
__ お仕事のやりがいや楽しさは、どんなところに感じますか?
採用面接や面談を通じて、相手がまだ気づいていなかった欲求や価値観を、言語化して届けられる瞬間ですね。
学生と話していると、本人がまだ言葉にできていない想いが、対話の中から立ち上がってくることがあるんです。「本当はこういうことを大切にしてるんじゃないか」「そういう環境のほうが、自分らしく動けるんじゃないか」といったように、一方的に答えを渡すのではなく、対話を通じて、本人の中にある軸を一緒に整理していく感覚です。
その過程で、相手の表情がふっと変わる瞬間がある。「確かに、そうかもしれない」と、本人の中で腑に落ちる顔。あの瞬間に立ち会えることこそが、人事という仕事の一番の醍醐味だと感じています。
相手への誠意が、信頼を作った
__ SIで働いてから最も印象に残っている仕事は?
プレイヤー時代、担当していたクリエイターさんが大きな成果を残してくれたときのことです。
そのクリエイターさんは、僕がスカウトした方でした。トークも上手で、クリエイターとしての原石だと直感したんです。ただ、スカウトしたタイミングで、その方は他の事務所も検討している最中だったんです。「どこの事務所に所属しようか迷っている」と、率直に話してくれました。
だからこそ僕は、その方の悩みや迷いに、ただひたすら真摯に向き合うことを意識しました。急かさず、押し付けず、本人の納得を最優先する。それが、その方への自分なりの誠意でした。
ある夜、その方から業務に関する相談の連絡が来ました。深夜2時から4時まで、本人の抱えている不安や迷い、これからやりたいことを、ひたすら電話して解消し続けたんです。そして後日、その方は言ってくれました。「中村さんに、お任せします」と。
その瞬間の感覚は、今でも忘れられません。信頼を獲得できたという実感。「クリエイターさんの人生に、本気で関わる責任を引き受けたんだ」という覚悟。あの出来事が、自分にとってひとつのターニングポイントになりました。
そこからその方のマネジメントが始まりました。月初の面談はもちろん、日々のコミュニケーションも欠かさず、3ヶ月間毎日、LINEをやり取りし続けたこともあります。
そして、TikTok内の「登竜門」というイベントに向けて、1ヶ月前から徹底的に準備しました。マネジメントの本質は、いかにそのクリエイターさんの成果を最大化させられるか。その一点に集中し続けました。
結果として、そのクリエイターさんは目標としていた順位を達成することが出来ました。「中村さんのおかげで、ここまで来られました」と言ってもらえた瞬間は、自分の中で何にも代えがたい喜びでした。今では、安定して成果を残すクリエイターさんに育ってくれて、自分のことのように嬉しいんです。
SIでのマネジメント経験を通じて、僕の中で教訓ができました。「慢心は、絶対に良くない」ということです。
クリエイターさんが自走できるようになってきたとき、「もう大丈夫だろう」と関わる頻度を落としたくなる瞬間って、必ずあります。でも、「自走しているからいい」と判断した瞬間に、関係性は静かに崩れていく。だからこそ、コミュニケーションは取り続ける。相手の状況に合わせて、距離感を調整し続ける。
常に相手目線で、本気で向き合う。これは、今の人事の仕事にも、確実に活きている感覚です。
「逃げ癖」が「できる理由を探す癖」に
__ SIで働くことを通じて、どんな成長を感じましたか?
基礎的な部分ですが、「即レス」や「お礼の連絡」など、ビジネスにおける必須スキルが身についたことが、まず大きな変化です。
正直、インターンを始める前は、お礼の連絡を入れる習慣すらありませんでした。それが今では、当たり前のように動けるようになっている。基本ができるって、地味だけど大きいんですよね。
もうひとつ、自分の内面で大きく変わったのが、課題の発見力と仮説検証力です。
クリエイターさんのマネジメントをしているとき、「どうしたら成果を最大化させてあげられるか」を、常に考え続けていました。仮説を立てて、実行して、結果を検証して、また次の仮説を立てる。このサイクルを回し続けた経験は、社会人になってからも確実に活きると感じています。
そして何より大きかったのが、自分の「逃げ癖」が消えたことです。
入社前の僕は、「やらない理由」を無意識に探してしまうタイプでした。でも、SIで本気で結果を出そうとする中で、いつの間にか「できる理由」を探すようになっていたんです。
いかに短い時間で、効率的に成果を出すか。その思考が当たり前になったとき、自分の動き方が根本から変わったのを実感しました。
学生のうちから積める、マネジメント経験
__ SIで担当業務をやってきたからこそ得られたスキルや経験はありますか?
一番は、マネジメントスキルだと感じています。。
学生のうちから自分のチームや部下を持って、本気でマネジメントできる経験って、なかなか積めるものじゃありません。社会人になって管理職になったとき、間違いなく必要になるスキルを、20代前半で経験できる。これは、SIでなければ絶対に手に入らない経験です。
それから、SNSマーケティングを本格的に学べる環境であることも、SIだからこその大きな魅力だと思います。学生のうちから企業案件を持って、クライアントワークに関われる。優秀なマーケターの先輩方が何人もいて、教育体制もしっかりしている。
学生主体の組織だからこそ実現できる、本気の挑戦の場。それがSIだと、僕は思っています。
意識の高い仲間が、自分を引き上げてくれる
__ あなたの感じる「SIの好きなところ」について教えてください。
何より、人の良さですね。
ここに集まっているメンバーは、それぞれが目標やビジョンを持って働いているので、隣にいるだけで自然と刺激を受けることができます。「周りが頑張っているなら、自分も負けていられない」と、何度も背中を押されてきました。
それから、学生に対して圧倒的な成長環境を提供してくれるところも、僕は大きな魅力だと感じています。裁量の大きさ、学生のうちから人事を任せてもらえる挑戦の機会、達成者対象の海外報酬旅行のような頑張った人への還元__。どれも、普通の企業ではなかなか味わえない経験ばかりです。
一人でも多くの人と、ワクワクを作っていきたい
__ 今後の目標や、これから挑戦してみたいことを教えてください。
短期的な目標は、現在の人事の仕事でSIという組織を、どこよりも楽しい空間にすることに全力を尽くしたいですね。
長期的なキャリアビジョンとしては、いくつかの段階を描いています。
新卒3〜5年目くらいで、社内ベンチャーや新規事業の立ち上げに挑戦してみたいと考えています。10年目以降は、部下のマネジメントや事業部の運営に深く関わっていきたい。40代では、自分の事業部を持ち、その先は会社の経営や将来の方向性に関わっていく。そんなロングスパンの目標を、自分なりに描いています。
プライベートのビジョンもしっかりと描いていて、盛大に結婚式を挙げること、今の実家よりも良い家を建てることが目標です(笑)人生を楽しむための目標も、自分の中ではキャリアと同じくらい大切にしています。
挑戦に、遅すぎることはない
__ 最後に、これから挑戦しようとしている学生にメッセージをお願いします。
伝えたいのは、シンプルです。
「何かを始めるのに、遅すぎることはない」ということ。
僕自身、大学3年の4月にインターンを始めたとき、「もしかして、ちょっと遅かったかな」と思った瞬間もありました。でも、全然そんなことなかったんです。始めた瞬間からの濃度で、人生は十分に変わっていきます。
挑戦している間は、辛い時期や忙しくて余裕がなくなる時期が必ずあります。でも、その時期を乗り越えていくことが、自分の中の学びや成長に確実に繋がっていく。そして、やり切った経験は「あの時頑張れたから、今の自分がある」という自己肯定感に変わって、これからの人生をずっと支えてくれます。
辛い時期こそ、エフィカシー(自己効力感)を高められる絶好の機会。そう思って、ぜひ一歩を踏み出してみてください。