こんにちは!
SNSマーケティング支援とクリエイタープロダクション事業を展開するSI株式会社です。
今回は、社長直下の「戦略室」で、SIの事業戦略を担う橋本卓弥さんをご紹介します。
2025年1月にSIへ入社。プレイヤーとしてキャリアをスタートし、わずか2ヶ月で月間1位・社内の成績レコード(新人部門)を更新。入社半年には成績レコード(個人部門)を更新、9ヶ月目で年間表彰1位を獲得し、社長直下の戦略室へと駆け上がった。現在は、事業の戦略立案、社内の情報共有、自社メディアの企画運営、そしてトップクリエイターの育成までを担当している。
論理的な思考と、人への深い洞察。その両輪で組織を動かす彼の仕事観について根掘り葉掘り聞いてみました。
チャンスを見過ごすのは、人生で一番もったいない
__ まずは、長期インターンを始めたきっかけを教えてください。
ちょうどサークルがひと段落したタイミングでした。
僕が大学で打ち込んでいたのは、英語の演劇サークルです。サークルといっても、朝9時から終電まで練習するような高負荷な環境で、演じる側のときも、後輩をサポートする側になってからも、ひたすら没頭する日々を送っていました。
そのサークルが落ち着いた瞬間、最初は「休めるって素晴らしいな」と感じました。でも、その感覚はすぐに違和感へ変わったんです。朝起きてTikTokを見て、ゲームして、また夜になる。そんな単調な日々が、自分は思った以上に耐えられない人間なんだと気づきました。
人間って、ストレスがない環境にいると確実に鈍るんですよね。だから、何か新たな挑戦の場を探していました。そんなタイミングで、友人がSIを紹介してくれたんです。
「チャンスを見過ごすのは、人生で一番もったいない瞬間」と考えるタイプなので、一度話だけでも聞いてみることにしたんです。それが、SIとの出会いでした。
入社2ヶ月で全体1位、9ヶ月で年間王者へ
__ 現在のお仕事について教えてください。
現在は、「戦略室」という部署に所属しています。
戦略室の業務は多岐にわたります。SIの今後の戦略立案、社内の情報共有の設計、自社メディアの企画運営、そしてトップクリエイターさんの育成までを担当しています。
学生って、すでに誰かが作り上げた学問を「学ぶ」立場であるのが基本ですよね。でも、戦略室の仕事は、新たな学問をゼロから作っている感覚に近いんです。課題を見つけて、問いを立てて、みんなと議論しながら、ひとつずつ知識を積み上げていく。そのプロセスが、何より楽しいです。
そもそも戦略室って、面白い構造をしているんです。与えられたタスクをこなす部署ではない。むしろ、自分で空いているポジションや足りていない仕事を見つけて、「これやりたいです」と手を挙げる必要がある。新しい可能性を自分から見出していくのが、やりがいでもあり、同時に大変なところでもあります。
僕自身、主体的に仕事を取りに行く動き方をしていたからこそ、任せてもらえる範囲が広がっていったんだと思います。動いた分だけ、裁量が手に入る。戦略室は、そういう因果がはっきりした環境なんです。
ゴールは作らない、その場の最大化
__ プレイヤー時代からこれまでを振り返り、成果を出し続けられたコツはありますか?
ひとつあります。「ゴールを作らない」ということです。
漠然とした目標は持てますが、どこまで行けるかどうかは、実際に走ってみないとわからないじゃないですか。だから僕は、ゴールを最初から設定するのではなく、とにかく「その場の最大化」を意識しています。
社内のレコード記録やランキングって、結局は相対化された数字なんです。今いる環境の中で1位を取っても、それはその環境の1位でしかない。だから自分の中の基準は、「自分の最大を出せたかどうか」それだけ。自分の最大を出したなら、それで満足できるんです。
このスタンスがあるから、結果に縛られすぎず、毎日の小さな選択に集中できる。逆説的かもしれませんが、ゴールを作らなかったからこそ、結果がついてきてくれたんだと思っています。
「全部自分でやる」を、捨てた
__ SIで働くことを通じて、どんな成長を感じましたか?
人と仕事をするということを、根本から学んだ気がします。
それまでの自分は、「何でも全部自分でやればいいや」と思うタイプでした。自分がやったほうが早いし、楽だし、確実だと。だから、人に任せたり頼ったりすることに、正直あまり価値を感じていなかったんです。
その思考が通用しなくなったのは、昇進していくにつれて、受け持つ範囲や責任領域が広がってきたタイミングでした。担当のクリエイターさんから始まり、社内の部下、さらには組織全体を見ることになる。あるとき、明確に気づいたんです。これはもう、一人だけでは絶対に無理だ、と。そこから、自分の中で根本的なシフトが起きました。
周りが何を考えているか、自分がどう見られているかは、本当のところ誰にもわかりません。でも、そのわからない中で試行錯誤すること自体が、人生の醍醐味なんじゃないかと思うようになったんです。
周りがどう思おうと、自分のやりたいことをやればいい。ただし、その上で価値観を共有して、影響力を少しずつ広げていく。そうやって自分の「やりたい」を、周りの力と掛け合わせていくことが、今の自分のスタイルです。
与え続けた先に、真の信頼関係が生まれる
__ SIで働く中で、自分の中に残った学びは何ですか?
SIで日々の業務に向き合う中で、自分の中で確固たる学びになったことがあります。
それは、「与え合った人間関係こそが、最終的に幸せをもたらす」ということです。
人間、結局は一人では生きていけないんですよね。だから、知識でも経験でも、独占せずに隣の人にシェアする。それだけで、自分の価値は2倍にも3倍にも伸びていく。
ただし、これは口で言うほど簡単な話じゃありません。うまく伝わらないこと、意図や価値や立場を分かってもらえないこと、期待やギブに応えてくれないことなんて、日常茶飯事です。その葛藤を乗り越えて、それでも与え続けたとき、初めて真の信頼関係が生まれるんだと思っています。
だから僕も、組織のメンバーに対してどんどん与えていきたいと思っているんです。 ナレッジを共有したり、後輩からの相談に答えたとき、「ためになりました」と言ってもらえる瞬間がある。その反応をもらえること自体が嬉しいですし、何より、自分の行動が誰かにとって有益なものになっていると実感できるのが、やりがいでもあります。
社会に出てしまうと、与えたものが返ってこない場面も増えるかもしれません。だからこそ、SIというお互いに信頼し合って与え合える環境で、この感覚を体に刻んでおくことの価値は、計り知れないと感じています。
言語化して、初めて気づくこと
__ SIで担当業務をやってきたからこそ得られたスキルや経験はありますか?
最大の学びは、「言語化の力」です。
部下にフィードバックをするとき、会議で誰かに意見を伝えるとき、相手の話を聞いて質問をするとき__ 。どの場面でも、言語化して初めて気づくことが本当に多いんです。
自分の中では「なんとなく」感じていたことも、誰かに伝えるために言葉にした瞬間、構造が見えてくる。相手の話を聞いて「それってつまりこういうことですか」と返したとき、相手自身が言語化できていなかったことに気づいたりする。言葉にすることが、思考の解像度を上げる。この感覚を、SIで日々鍛えています。
戦略室での仕事も、本当にゼロからの言語化の連続なんです。配信業界の知識は、確立されていない部分も多く、自分たちで定義を作っていく必要がある。ゼロから知識を構造化していくことも、SIだからこそ得られる経験だと思っています。
努力と意欲が、ちゃんと評価される場所
__ あなたの感じる「SIの好きなところ」について教えてください。
実力で評価される環境であることが、何より好きですね。
年功序列じゃないんです。学生という限られた時間の中で、成果を出せばすぐに上に行ける。意欲を持って提案すれば、任せてもらえる。努力次第・実力次第で、いくらでも輝ける場所だと感じています。
加えて、SIには学生が9割という独特の環境があります。これは大きな価値で、お互いに与え合う文化があるからこそ、楽しむときは全力で楽しめる。その信頼関係を土台にして業務にも全力で向き合える。バイトのような表面的な関わりとは違って、本気で仲間と呼べる人ができる場所なんですよね。
「遊びと成長の両立」が、これだけ自然にできる場所は、社会人になってからではまず出会えないと思います。それが、SIの一番の魅力だと感じています。
「見出す側」の人間で、ありたい
__ 今後の目標や、これから挑戦してみたいことを教えてください。
目標は、「努力が報われる環境を作りたい」ということです。
世の中って、本当に理不尽な瞬間が多いんですよね。頑張っても結果が出なかったり、熱意があっても挑戦の機会がなかったり、正しく評価されなかったり。家庭環境や幼少期の差で、スタート地点から不公平なケースもある。踏ん張れる人もいるけれど、そこで挫折して諦めてしまう人もいる。
僕自身、これまでの環境がたまたま恵まれていました。関わってきた人にも恵まれて、悪意のある人が少なくて、お互いを支え合えるコミュニティの中で育ってきた。でも、大学に入ってビジネスの世界を目の当たりにしたとき、この世界は意外と汚いんだと、感じる瞬間が増えてきたんです。
「こんなに頑張っているのに、なぜ報われないんだろう」
「この子はあの子より努力しているのに、なぜ評価が逆になるんだろう」
そういう光景を見るたびに、自分はその構造を変えたいと思うようになりました。
だから、目指すのは「見出す側の人間でありたい」ということ。
可能性のある人を引き上げて、頑張る人がちゃんと報われる環境を作る。みんなが「自分にもできる」「頑張れば報われる」と思えるように、エフィカシー(自己効力感)を上げられる場所を増やしていく。それが、自分が人生をかけて取り組みたいテーマです。
何をやるかよりも、誰と、どこで、いつやるか
__ 最後に、これから挑戦しようとしている学生にメッセージをお願いします。
何をやるかよりも、「誰」とやるか。「どこで」やるか。「 いつ」やるか。
これは、僕が大切にしている考え方です。
完璧な選択肢を待っていたら、人生は動きません。誰だって、自分のいる環境に不満を持ったり、評価されないと感じたり、チャンスが見えなかったりする瞬間はあると思うんです。
だからこそ、少しの可能性でも飛び込んでみる勇気と、自分でやりたいことを勝ち取るガッツが大事なんです。
理不尽で不完全な世界だからこそ、見合わないほどの幸せが手に入る可能性もある。理不尽だと感じる環境でこそ、そこを踏ん張って何かを勝ち取ることが出来たら、自分の元のポテンシャルの限界値をまくれる可能性も秘めている__。そんなふうに考えています。
人生は、何度でもやり直せます。迷ったら飛び込めばいい。合わなかったら、その時考えればいい。それくらいの軽さで動いていい。その積み重ねが、人間としての面白みになっていくんだと思います。
私自身、チャンスがあったら迷いなく飛び込む「勇気ある人間」でありたいし、より良い環境を見つけたら迷いなく「挑戦させてください」と言える「意志ある人間」でありたいなと思っています。