2022年10月、SI株式会社は「自分の人生をわくわく生きる人を増やす」ために生まれました。
SNSの運用代行から事業をはじめ、現在はLIVEクリエイターのマネジメントにまで事業領域を拡大し、SNSマーケティングに強みを持つスタートアップとして急成長を続けています。
2025年には「TikTok LIVEで日本一成長した会社」として、ByteDanceに表彰されるまでになりました。
創業から3年が経ち、現在は100名を超えるメンバーが、自分の人生にわくわくしながら働く会社に成長しています。
創業当初に思い描いた「自分の人生をわくわく生きる人を増やす」という目標を形にできたのは、いったいなぜか。どうして、これほどまでに仕事に熱狂できる環境をつくれたのか。
共同創業者の森と片岡の対談を通じて、創業秘話から今日に至るまでのストーリーをお届けします。
仕事にわくわくできる世界をつくりたい
──── まずは片岡さんに、SIを創業した背景を聞かせてください。
片岡:学生時代の頃からずっと、「自分の人生にわくわくしたい」と思って生きてきました。大人が楽しくなさそうに働いていたり、通勤電車で暗い表情を浮かべていたりする姿を見ていたので、自分はそうなりたくないと思っていたんです。
今になれば、「仕事だけが人生ではない」ということが理解できます。仮に仕事が楽しくなくても、家族のために必死で働いていることは、素晴らしいことだと思えるようになりました。
ただ、仕事には人生の大半を費やしますから、楽しく働けるに越したことはありません。仕事にわくわくできれば、人生にもわくわくできると信じていたので、いつか誰しもがそんな仕事ができる会社をつくると決めていました。
仕事が楽しいものだと思えるには、社会に出る以前から、そうしたイメージを持つことが重要だと思っています。ここには実体験が関係していて、僕は学生時代から仕事を楽しめたことで、社会に出ることが楽しみだったのです。
つまり、大人が仕事にわくわくするには、学生のうちから仕事にわくわくできる環境をつくることが必須だと考えていたので、創業事業は「SNSの運用代行」にしました。
SNSマーケティングは比較的、若い世代が成果を出しやすい事業領域です。この領域なら、結果を出す喜びとチームで結束するやりがいを同時に実現でき、仕事にわくわくすることができると考えていました。
──── 森さんは片岡さんと、SIを共同創業されています。どのようなきっかけがあったのでしょうか。
森:僕と片岡は、もともと面識がありました。とはいえ、当時からSIの創業を考えていたわけではありません。「いつか一緒に事業をつくれたらいいね」という会話をしたことはあれど、具体的なプランがあったわけではなく、定期的に情報交換をする程度の仲でした。
そんな折、「新卒で入社した会社を退職して、起業を考えている」というメッセージが送られてきます。メッセージに書かれていたのは、さきほど片岡が語っていた「若い世代が仕事にわくわくできる会社をつくる」という内容です。
SNSマーケティングが「若い世代が成果を出しやすい事業領域」というのは、僕としても納得感がありました。
若い世代はInstagramやTikTokといったSNSを息を吸って吐くように使っているので、情報のキャッチアップが早く、空気感も分かっています。ビジネス経験がなくても、この領域なら、大人世代を負かすだけの成果を上げてもおかしくないなと。
また、SNSマーケターという職業は、市場からのニーズに対して、人材のプールが足りていませんでした。時代が生み出した職業なので、十分な数のプレイヤーがいなかったのです。
つまり、学生による「SNSの運用代行」は、若い人材の仕事に対する価値観を変えられるだけでなく、市場のニーズにも応えることができる。
さらに、僕の専門領域がマーケティングなので、そのノウハウを実装すれば、ちゃんと勝てる事業にもなる——。
そう確信できたことで、片岡と共同で会社を立ち上げることにしました。
月収100万円超えの学生が続々誕生
──── 現在はSNSの運用代行以外にも、クリエイターのプロダクション事業を運営しています。どのような理由で、事業領域を拡大したのでしょうか。
片岡:そもそも、事業領域を拡大しようと考えていたわけではありません。SNSの運用代行を通じてクライアントの事業を伸ばすにあたり、ライブ配信が拡大のセンターピンとなるケースが多く、そのノウハウをより厚くしていくために試行錯誤していたところ、プロダクション事業を立ち上げるに至りました。
森:これまで「日本ではライブ配信は流行らない」と言われてきましたが、弊社のクライアントはライブ配信を通じて億単位の売上をつくっていました。これを科学すれば、よりクライアントの事業を伸ばせると確信したので、弊社で働く運用者にLIVEクリエイターとして活動してもらったんです。
配信を始めるにあたり、これまで僕が積み上げてきたノウハウを徹底的に言語化しました。インフルエンサープロダクション・VAZの代表を務めていた頃は、登録者が100万人超えるYouTuberを多数プロデュースしていたので、そこで得た知見もフル活用しています。
すると、これまでSNSを運用していたスタッフが、LIVEクリエイターとして生活していけるほどの収益を上げるようになりました。一人や二人の話ではなく、数十名単位です。
弊社のアセットを通じて成果を上げたスタッフたちが、新しいノウハウを獲得して組織に還元するという、とても理想的な循環が生まれたわけです。
──── そのタイミングで、プロダクション事業を立ち上げたのですね。
森:そのまま「LIVEクリエイターとして生きていきたい」というスタッフも出てきたので、それは応援してあげるべきだなと。
配信に特化したスタッフが増えれば、クライアントの事業を伸ばすノウハウも蓄積していくので、弊社としても不利益を被ることがありません。そこでプロダクション事業を立ち上げ、今では主力事業として成長しています。
片岡:昨年は、TikTokを運営するByteDanceから、「TikTok LIVEで日本一成長した会社」として表彰していただきました。
配信のノウハウを持つクリエイターがマネージャーとなり、新しいクリエイターを育てていく組織体制を早期に構築したことで、所属するクリエイターが急成長。学生ながら月に数百万円の収益を叩き出す事例もザラにあるほど、大活躍してくれています。
森:ライブ配信に特化したことは、弊社の存在意義を確立するうえで非常にいい選択になりました。売上利益が向上したことはもちろん、クライアントに提供できる価値が大幅に増えましたし、なにより所属するメンバーたちが仕事にわくわくできる環境を拡大できたからです。
「SNSの運用代行」以外に事業がなかった頃は、仕事としてマーケティングを実践する機会が限られていました。クライアントの数が増えないことには、トライアンドエラーするチャンスを得られないからです。
しかし、プロダクション事業を立ち上げたことで、何度でもトライアンドエラーができるようになりました。努力次第で何度でも試行錯誤でき、さらにはメンバー同士でノウハウをシェアできる環境が整ったことで、成長スピードが格段に上がっています。
そのままLIVEクリエイターとして活躍してもいいし、マネージメントに軸足を移してもいいし、ライブ配信のノウハウを持ったマーケターとして活躍することもできる。選択肢を提供できるようになったことで、片岡が創業当初から掲げてきた「誰しもが仕事を楽しめる会社」にもなってきました。
AIに代替されないスキルを身に付ける
──── 所属するメンバーには、どのようなスキル・ノウハウを提供しているのでしょうか。
片岡:突き詰めて言うなら、“インサイトを汲み取る力”を提供しています。
マーケターとひとくちに言っても、やるべきことは無数にあります。とはいえ、中心にあるのはインサイトを汲み取ることです。商品を手に取ってもらうことも、感情を動かすことも、行動変容を起こすことも、すべてはインサイトを汲み取ることから始まります。
もちろんSNSのアルゴリズムや動画編集の知識も提供しますが、それらは枝葉の話です。それよりももっと重要な視点を、心理学や行動経済学の側面からまとめたカリキュラムで学んでもらい、マーケターとしての基礎体力を鍛えてもらうことがスタートです。
森:これだけAIが進化している時代ですから、そのうち大半の仕事はAIがこなせるようになります。かつて安泰と言われていた「エンジニア」や「コンサルタント」といった職業ですらAIに代替されているのですから、人間の仕事が自動化されていくのは時間の問題です。
ただ、インサイトを汲み取る能力────すなわち人間を理解する能力は、AIが代替することはできません。他人のことを考えることでもありますから、人としての器を大きくしていくことにもつながります。人間的に成長できるということです。
マーケターに限らず、あらゆる職業に求められるスキルでもあり、これをポータブルスキルとして保有していることは、市場価値を高めるうえでも非常に重要なことなので、ぜひ学生のうちに獲得してほしいと考えています。
ほんの少しの勇気で、未来は変えられる
──── これからSIをどんな会社に成長させていきたいか、ぜひお二人から未来図をお聞かせください。
片岡:創業当時からずっと、想いは変わっていません。仕事にわくわくする人をひとりでも多く輩出して、その熱量が伝播し、仕事にわくわくできる社会をつくることがSIの目標です。
現在SIに所属している学生たちは、仕事を心の底から楽しんでいます。彼らがこれから社会に出ていき、活躍すれば、彼らに影響を受けて仕事にわくわくする人が増えていくはず。そういう循環を生み出し続けられたら、SIを創業した意味があったといえると考えています。
森:定量的な目標としては、SIをライブ配信でナンバーワンの会社に成長させたいです。ByteDanceから、「TikTok LIVEで日本一成長した会社」として表彰していただきましが、まだまだスタートラインだと思っています。
現在のスピードを落とすことなく成長し続けられたら、ナンバーワンは無理な目標ではありません。それくらい高い目標に向かうからこそ、スタッフに機会を提供し続けられるとも思っているので、代表としてしっかりやり抜きます。
また、日本はマーケティングの代理店依存度が極めて高い国です。なぜそうなるかといえば、マーケティングへの理解が浅いから。発注する側に話を聞いてみると「よく分からないので代理店に依頼しています」みたいなパターンがとにかく多い。そんな状態では、世界から遅れを取ってしまうのも当然です。
マーケティングはビジネスの根幹であり、ここが弱いと伸びる事業も伸びません。だからこそ、SIでマーケティングを学んだ学生を日本中に送り出し、国力を伸ばしていきたいとも思っています。
それも、片岡が創業時から掲げている「仕事にわくわくできる社会をつくる」ことにつながるはずです。
片岡:現時点でスキルがなくても、やりたいことがなくても、仕事に対する熱量さえあれば、いくらでも成長できる環境がSIにはあります。
貴重な学生生活を、怠惰に過ごすか、未来への投資にできるかは、自分次第。SIでは、自分を成長させたい、人生にわくわくして過ごしたいと本気で考える人たちからの応募を待っています。