こんにちは、採用担当の鈴木です。
Vol.3ではデータ分析の裏側をご紹介しましたが、今回は広告の“顔”ともいえるクリエイティブについてお話しします。
「クリエイティブ」とは、広告におけるコピー(文章)やバナー、動画などの制作物を指します。つまり、ユーザーの目に触れる広告の表現部分全般のことです。
目次
広告を支えるのは、地道な改善の積み重ね
広告コピーは「30文字の勝負」
デザインひとつで成果が変わる
自分のクリエイティブで成果が上がった瞬間のやりがい
最後に
広告を支えるのは、地道な改善の積み重ね
広告文やデザインを考えてWEB上に出稿する──
そんな姿から、WEB広告代理店のクリエイティブは「キラキラした仕事」という印象を持たれることもあります。
確かに、自分が作った広告が世の中に配信され、実際に成果につながった瞬間は嬉しいものです。ただ、そこに至るまでのプロセスは泥臭く、地道な試行錯誤の連続です。
何十本もの広告コピーを考えては検証し、バナーも色や配置を少しずつ変えてテスト。「これだ!」という正解に出会うまで、改善と失敗を繰り返します。
華やかさの裏側には、数字と向き合い、細部を粘り強く磨き続ける姿があります。だからこそ成果が出たときの喜びは大きく、「自分の表現で数字を動かせた」という実感につながるのです。
広告コピーは「30文字の勝負」
ここでは、検索広告における広告コピー(文章)についてお話しします。
検索広告の見出しで使える文字数は、わずか30文字ほど。その限られた中で「誰に」「どんな良さを」伝えられるかが勝負です。
これは、初対面での自己紹介に少し似ています。
30秒しかない自己紹介なら、「名前と経歴だけ」よりも「名前+得意なことや強み」を伝えた方が相手に覚えてもらえますよね。広告コピーも同じで、ちょっとした工夫で印象がガラッと変わります。
例:
- 「資料請求はこちら」 → ありきたりでスルーされやすい
- 「3分で学べる!成功事例集」 → 具体的で「役立ちそう」と感じやすい
たった30文字でも、言葉の切り取り方でクリック率や申込み数は大きく変わります。
限られた文字数の中でどう伝えるかを工夫する──
これが広告コピーの面白さであり、運用者の腕の見せどころです。
※検索広告とは、GoogleやYahoo!などでユーザーがキーワードを検索したときに、検索結果の上の方に表示される広告のことです。
例:
- ユーザーが「恵比寿 美容室」と検索したら、検索結果の一番上に「〇〇美容室|今すぐ予約可能」といった広告が出てくる──
これが検索広告です。
デザインひとつで成果が変わる
ここでは、バナーや動画などデザインにまつわるお話をします。
広告のバナーやLP(ランディングページ)は、ユーザーにとっての「第一印象」です。
人と同じように、第一印象が良ければ「ちょっと見てみよう」「話を聞いてみよう」と思ってもらえますが、印象が弱ければそのままスルーされてしまいます。
たとえば、飲食店の看板を思い出してください。
同じ「ランチやってます!」でも、手書きで小さく書かれた看板より、写真つきで「ワンコインで満腹ランチ!」と大きく見やすい看板のほうが、入りたくなりますよね。
広告のデザインもまさにそれと同じ。見やすさ・分かりやすさ・共感しやすさで成果は大きく変わります。
例:
- 若い女性向け → 明るい色合い、親しみやすい写真で「自分ごと」に感じてもらう
- 経営層向け → 落ち着いた色とシンプルな構成で「信頼感」を演出
フェルクでは、感覚だけで決めるのではなく、実際に複数のデザインをテストして「どの色や構図が一番成果につながるか」を検証しています。
派手さよりも「伝わりやすさ」を優先するのが私たちのスタイルです。
自分のクリエイティブで成果が上がった瞬間のやりがい
広告の面白さは、自分の言葉や表現がそのまま数字に跳ね返ってくることです。
「たった30文字のコピー」「色を少し変えただけのバナー」──そんな小さな工夫が、クリック率や申込み数といった成果にダイレクトにつながります。
もちろん、最初からうまくいくわけではありません。
むしろ多くは試行錯誤の連続で、「これならいける」と思ったコピーやデザインがまったく反応しないこともあります。それでも改善を繰り返し、仮説を立てて検証し続けることで、ある瞬間に数字が大きく動く。
その瞬間に味わえるのは、ただの「成功した嬉しさ」ではありません。
「自分のアウトプットがお客様のビジネスに確かに貢献できた」という実感です。
机上の勉強では得られない、現場でしか体験できない醍醐味であり、この仕事を続ける原動力にもなります。だからこそフェルクでは、若手のうちからクリエイティブに挑戦し、成果に直結する経験を積んでほしいと考えています。
数字が動いた瞬間の達成感と責任感は、この業界ならではの特別なやりがいです。
最後に
クリエイティブ制作は、華やかに見えて実は泥臭い作業の連続。
ですが、その先にある「心を動かし、成果につなげる瞬間」が、この仕事の最大の魅力です。
次回のVol.5では、広告代理店に欠かせない「お客様対応のリアル」をご紹介します。
数字や施策だけでなく、お客様とどう伴走していくのか、お伝えしますのでお楽しみに!
この記事を読んで「もっと詳しく知りたい」「実際に話を聞いてみたい」と思った方は、ぜひ以下からカジュアル面談にお申し込みください。
ちょっとした質問でも大歓迎です。気軽にお話しできるのを楽しみにしています。