こんにちは。山下です。
情報発信として、LBPメンバーが入社に際して考えたことを下記の3つの切り口で紹介していきたいと思います!よろしく、お付き合いください。
1.今まで何をしてきたか(自己紹介)
2.どうしてLBPに入社しようと思ったか?
3.LBPに入社してみてギャップはあるか?
1.今まで何をしてきたか(自己紹介)
ロングブラックパートナーズのファンドチームにて、2020年11月より立ち上がった継承ジャパンファンドの運営を担当している山下です。
業務内容は、大枠で捉えると事業承継で課題を抱える企業に対し、ファンドを活用した課題解決の提案しています。
私自身は商売の家庭で育ったこともあり、昔から経営者の力になりたいという思いが強かったです。大学に進学し、大学発ベンチャーを育成するインキュベーションセンターでインターシップをしている際に、
ベンチャーキャピタルという仕事があることを知り、京都のフューチャーベンチャーキャピタルへ就職しました。
1年目はファンド組成業務に携わり、2年目から投資担当として東北地方に転勤しました。VCでは、ソーシング、DD、投資実行から育成支援まで担当者が一貫して行うスタイルで、全プロセスに携わることができました。私が投資担当になった年は、2008年のリーマンショックと重なり、IPO数が激減したり、足元の金融面も大変な情勢でした。そんな中でも、地域の輝く会社を成長させたいと、可能性のある企業に投資を行いました。
まだ未熟で若いなりにも、投資先企業のことを考えて提案し、実行し、実績を重ねる中で、投資先の社長から、「外からではなく、経営陣として参画して欲しい」という話を頂き、半年以上悩みましたがVCから投資先企業に転籍し、経営メンバーになりました。
当時は26歳でしたから、息子でもない生意気な若者を常務取締役としてNo2で迎えてくれ、権限移譲してくださった経験は本当にありがたかったと思います。しかし、入社した直後に新事業の工場で火災が起こり、地域の反対もあって事業撤退を行うこととなり、さらにその半年後、2011年の東日本大震災で被災し、業績が大幅に落ち込む中で、金融機関とも調整しながら、なんとか業績、事業の建て直しを行うことができました。
その後、同じく東北地域で事業承継ファンドが投資した会社にCFOとして参画し後継社長の補佐をしながら、業績向上に向け、資金面の対応、組織体制の構築を行いました。拠点の統合による家賃の削減や、棚卸改善、資材の共有化によるコスト、資金繰り改善等を実施しました。
Exitも見えたタイミングで、私の故郷の愛媛県にあるベンチャー企業を、楽天が買収し事業拡大していくという話があり、東北からUターンして、事業拡大の体制構築をミッションに管理部長として参画しました。 入社した時は、まだ社員が5名ほどで、これから内部体制を整え、採用を進めていくというタイミングで、 ある意味、第二創業ともいえる、エキサイティングな経験をさせていただきました。
在籍した4年間で社員数も130名ほどまで増え、拠点も愛媛以外に、広島、静岡に進出し、新事業の立上げも経験でき、そのすべてに関与できたことは、ありがたかったですし、自分の故郷の会社の成長に携われたことは、誇りに思っています。
2.どうしてLBPに入社しようと思ったか?
私が転職を考えたきっかけは、楽天の買収が進み100%子会社化され2020年1月に社名変更になったこと。会社も大きくなり分業化が進んできて、企業のステージが変わるタイミングであり、自分ができることは、やりきった感がありました。
もう一つ、大きなきっかけは、親戚でもあったある地域の老舗企業が倒産したというニュースを見たことです。以前から大変という話は知っていいたのですが、そこを改善させるだけの実力は自分になかったと悔しい思いをしました。
そのような中で仕事選びの軸、キーワードにしたことは「多くの企業に関与」「事業承継」の2点です。
1点目は、これまでファンドや事業会社が投資した企業の現場に入り、経営者や先輩方から多くの薫陶を頂きながら、なんとかやってきました。これまで学んできたことを、「1社ではなく、より多くの企業に関与し、還元したい」と思い、コンサルティング、M&A仲介、ファンドを考えました。
→これは、先日に書いたおススメ本の考え方に近いです。
2点目は、事業再構築、事業承継、ベンチャー育成と、いろんなテーマの企業に関わらせていただきましたが、老舗倒産のこともあり、地域企業を残していきたい、中小企業の事業承継に貢献していきたいと思い、「事業承継」を軸にしました。
その軸で選んだ企業の中で、ロングブラックパートナーズに入社を決めた理由として特に2点あります。
1点目が自身のキャリア、目指すところで、現在、私の上席の町田は、投資先の社長として、企業の再建をしたという記事を読み、自身の目指すところ、こういう仕事・成果が出せる人間になりたいと思えたことです。
→参考記事
2点目が、私も大事に考えている、「地域企業に寄り添う」という点で、LBPは東京に本社があるにも関わらず、代表の牛越が岡山に移住していると聞いて、地域に寄り添うという本気を感じました。また、私は創業者が好きで、これまでも創業者の率いる会社で仕事をしてきたこともあり、牛越(LBP創業者)の近くで仕事をしたいということもありました。
→参考記事
3.LBPに入社してみてどうか?(ギャップはないか)
入社して半年経過しましたが、私はLBPに入社して良かったと思っています。
「継承ジャパン」という事業承継ファンドも立ち上がり、候補先へ提案を進めているところです。
また、一緒にチームでやっている先輩方がすごいので、恥ずかしいのでこっそり勉強してます。
ちなみに、ギャップという程ではないのですが、入社して思ったのは、自身の強みというのは、会社によって変わるなぁ。ということです。
どういうことかというと、今までの所属先では、CFOとして会社のお金回りは社内で一番詳しく、強みだと思っていたのですが、LBPは会計士、税理士も多い、プロフェッショナル集団で、自身が強みだと思ってきたものは、あたり前でしょ?レベルでした。
むしろ、今まで強みと思ったことはなかったマーケティング的な分野や、採用の実務経験などが社内では評価され、関与先にも貢献できる部分があって意外で驚いています。
そういう点でも、LBPはいろいろなバッググラウンドの人がいて、地域企業の為にと協力し合ってやっていけるのは、自身の成長にもつながり、とても良い環境だと思っています。
(※あくまで主観です。)