1
/
5

“事実”こそが今のあなたを大きく変える

変わりゆくものと変わらないもの

みなさんは、「事実とは何か」を考えたことはありますか。

これはなかなか答えるのが難しいのではないでしょうか。そもそも事実とはなんて考えてみたこともないし、「事実は事実でしょ」としか答えられない人がほとんどだと思います。

事実は、思っているほど難しいものではありません。「大雨が降った」「昨日テレビ見た」「コロナの影響でバイト減った」「友達と口論になった」これらはすべて事実です。私たちの生活は、事実によって成り立っています。私達自身は過去の事実によって構成されていて、この社会そのものも事実が集まって成り立っているのです。

しかし、“事実”が身近にありすぎるせいか、“事実”の大事な本質に皆が気づいていません。

それは、事実は形を変えずに永久に残り続けるという点です。

今日の社会では、日々様々なものが変化していきます。環境やモノ、人間自体などほぼすべてのものが時が経つにつれて変化していきます。ですが、“事実”だけは変化することなく今の姿で残り続けるのです。

モノは劣化していく。季節は移ろいゆく。そして人間は年を重ねて成長し、やがて老いていく。でも、「あなたが〇〇大学に合格した」という事実は、変化するでしょうか?変わりませんよね。翌日になっても、何年たっても「〇〇大学合格」の肩書は残り続けます。

そして形を変えずに残り続けるこの“事実”こそが、今のあなた、そして将来のあなたを大きく変える重要なKEYとなります。


事実とは、理想を手にするための足場である

大空を自由に飛び回る鳥を見て、自分もあんな風に飛べたらなあ、と思ったことが一度はあるでしょう。翼を広げて、気持ちよさそうに滑空している姿に憧れますよね。

でも鳥と違って人間は飛べない。それもそのはず。鳥には翼があるが、人間には翼がないのだから。

だが、この事実を受け止めて、なおも空を飛ぶことをあきらめなかった偉人がいました。人類で初めて飛行機を作ったライト兄弟です。翼がないという事実がある以上、自分一人では飛ぶことはできない。そこで彼らは、自分たちだけで飛べないのなら、飛行機を作って飛べばいいと考えたのです。そして、何度も試行錯誤を重ねて、ついに空を飛ぶという夢を実現させました。

空を飛びたいのに、人間は飛ぶことができないという痛々しい事実から目を背けなかったからこそ、彼らは土台を踏み外さずに、空高くにある理想をつかみ取ることができた。

あなたは、今直面している事実をちゃんと真正面から受け止めていますか?目を背けて逃げていませんか?一度胸に手を当てて考えてみましょう。

事実とは理想を手にするための足場です。事実はしっかりと受け止めることで初めて足場となります。足場がなければ高く跳ぶどころか立つこともできません。足場なくして、どうして理想に手が届くでしょうか。届くはずもありません。

今のあなたのままで、将来理想とする姿になれるでしょうか。即座にうなずける人はほとんどいないでしょう。理想を手にしたいなら、今ある“事実”と必ず向き合わなければなりません。


事実とは、人間そのものを測るモノサシである

”事実”は、その事実を持ち合わせている人間そのものを測る、”変幻自在のモノサシ”にもなります

簡単に言うと、A君「僕は〇〇テストで80点取りました」、B君「僕は〇〇テストで60点でした」この二人を比べると、そりゃA君のほうが優秀だよねって話です。「〇〇テストの得点」という事実でできたモノサシを用いて両者を比べているのです。

昨今の就活において、皆が重要視し悩む点が「他者との差別化」だと思います。就活性の中で特に目立つ実績をアピールして、面接官に見てもらいたいと考えるのは当然のことでしょう。

ただ、あなたは今までの人生で”周りの就活生を圧倒するような事実”を生み出したでしょうか?

まわりの就活生は「海外で〇〇活動を行った」「TOEICで〇〇点とった」「友人とビジネス立ち上げて運営した」などなど輝かしい”事実”を引っ提げて乗り込んできます。そしてこれから、あなたはこのモノサシで彼らと勝負するのです。あなたは、彼らに劣らぬ”事実”をもっていますか。自信をもって彼らと戦うことができますか。

ライターの僕も、今までの人生でこれといった結果を出さないまま過ごしていました。そして、今のままじゃだめだ、就活で痛い目見る!という”事実”に気付き、消えかかっている足場を新たな”事実”で再建すべく、入社を決意しました。まだ入社して3か月しか経っていませんが、たくさんの貴重な経験をさせていただいてます。入社というアクションを3か月前に起こしていなかったら、自分はどうなっていただろうか、こう考えると本当に行動に起こしてよかったなと強く思います。

実績や結果はすべて“事実”として残ります。そして、この“事実“こそが自分という人間をアピールするうえで何よりも肝心です。道中や過程は関係ない。”事実”だけがこの世界に残り続ける。そしてそれでできたモノサシをもって、私たち自身が測られる。

胸を張ってモノサシ勝負に出られる人間になるために、たった今から行動しよう。


事実を見よう、事実こそすべてだ

「事実を見るには、勇気がいる。」 ―チャールズ・ダーウィン

誰だって事実からは目を背けたいものです。でも、ここで勇気を出して正面に立ち、事実を受け止められた人こそが、地に足を付けた堅実な考え方を身に着けることができます。事実から目を背けて理想ばっかり見続けていると、いつか足場を失って崩れてしまいます。周りのみんなはもうスタートダッシュを決めている!あなたもこの長旅に乗り遅れるな!

“事実”は、自分自身からも相手の目からも見えるもの。しっかりと自分が直面している“事実”を認知して足場を作り、結果や実績という新たな”事実”を手にしよう。そして、誰の目から見ても圧倒的な”事実”を生み出し、周囲から頭一つ抜け出してやれ。

株式会社Dot.A's job postings
24 Likes
24 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like 大本 圭将's Story
Let 大本 圭将's company know you're interested in their content