今回は、キャリア採用で検測部に入社して2年目、高木千紗さんのインタビューです!
検測部は、レールの傷や欠損を防ぐための検査を行う部署です。
超音波を使ってレール内部の損傷を調べる「探傷作業」や、その状態を解析する作業も行います。部内では、コツコツと丁寧に仕事を進められる方、責任感のあるメンバーが中心となって活躍しています。
そんな現場を支える事務職を担う高木さんは、見積書の発行や請求書の管理などを担当。
未経験でも働きやすいチーム環境や、高木さん自身が感じている業務のやりがい、"支える側としての成長" を目指すモチベーションについても伺いました!
未経験から軌道工事を支える事務職へ
まずは高木さんが現在担当しているお仕事について教えていただけますか?
2年前に入社してから、検測部という部署で事務を担当しています。
検測部はレールの傷や欠損を防ぐための検査を行う部署で、超音波を使ってレールの状態を調べる作業が中心ですが、私は主に契約関係の事務作業・請求書の管理など、現場のサポート業務を行っています。
他にも検査に使う探傷機器や関連物品の販売代理店業務も担当していて、これは清田軌道工業の中でも検測部だけが行っている業務です。
これまで事務の専任者がいなかった部署で、私自身も「検測」という言葉を全く知らない状態だったので、当初は仕事上で使う言葉全てが新鮮!という感覚で入社しました。
「現場を経験している人じゃないと、事務作業も進められないのではないか」という部署内のメンバーからの心配もあったようなのですが、まだ知らない世界のことを学べることにもワクワクしましたし、ちょっと負けず嫌いな性格も相まって、絶対習得するぞ!という強い気持ちで仕事に向き合ってきました。
未経験から業務を担当してきて、周囲の目は変わりましたか?
そうですね、当初心配してくれたメンバーから「この書類は高木さんがひとりで作ったんだよね!」と声をかけてもらえたり、見積書の作成を任せてもらえるようになったりして、周囲から信頼されたんだな、と実感できる瞬間が多々あります!
見積書を作成するときには、交通手段や運搬費、詳細なスケジューリング、人員など、現場の流れを細かく把握していないといけません。また、探傷機器の販売依頼が入った際には、必要な情報を集めるため、代理店や現場と頻繁に連絡を取り合います。このプロセスを通じて少しずつですが、専門的な知識が深まっていることを実感しています。
作業員さんの仕事をしっかり理解できるよう、わからない点を周囲に都度都度確認しながら進めてきたので、上司や部署のメンバーに日々支えられていますね。
キャリアチェンジのきっかけと想い
前職はアナウンサーをしていたとお聞きしました!なぜ清田軌道工業へ転職を決めたのでしょうか?
ケーブルテレビ局でアナウンス業務に加えて番組制作も担当していたんですが、自分が前に出るよりも、だんだんと裏方として人を支える仕事に興味を持つようになったんです。
それに加えて、父が土木関係の仕事をしていたので、父が工事に関わった現場を車で通る度に「ここはパパが作ったんだよ」と教えてくれる姿がすごく誇らしかったのを思い出したんです。そんな影響もあって、鉄道インフラという生活に欠かせない分野に携わる業界を探して、転職活動をしていました。
素敵なエピソードですね。キャリアチェンジをする際に不安はありませんでしたか?
正直なところ、少し迷いはありました。25歳という年齢もあり、「アナウンサーとして活躍する夢を諦めるには早いのでは」と思ったこともあります。ただ、アナウンサー時代を振り返ると、やはり憧れていた職種ではあるものの、大変なこともたくさんありました。
全く未経験の業界だったのですが、もともと知らないことを学ぶのが好きだったので、まずは挑戦してみよう!と前向きにキャリアチェンジすることにしました。逆にまだ色々と経験できる年齢だったので、まっさらな気持ちで臨めたのかもしれません。
それに、これまでのキャリアを活かした新たな挑戦もさせてもらっています!
今、社内向けの教育動画作成に取り組んでいるのですが、現場の作業風景を撮影してもらい、それを編集して新入社員向けの教材にしています。ケーブルテレビ局に勤めていた際に編集も行なっていたので、そのスキルを活かす環境を作って頂けたのはとても嬉しかったですね。
会社のインスタグラムで発信している動画に出演もしているのですが、現場の方々に専門的な知識を教えてもらいながら、どうやったら未経験の方にもわかりやすく伝わるかを意識しながら試行錯誤する毎日です。
「繁忙期でも定時退社」負担の集中を防ぐ業務調整で働きやすい環境に
清田軌道工業での働き方や環境はいかがですか?
全社的に、定時出社/退社が基本です。
急な残業もないので、非常に良い環境だなと思います。繁忙期でも業務の負担がかからないように、部長が調整してくれているんですが、一度にたくさんの仕事を抱えるのではなく、一つ終わったら次に進むというように配慮してくれているなと感じています。
また、常に新しいプロジェクトを進行させていて、様々な関係先との関わりがあるので、新鮮で学べることが多い環境だと思います。新しい取引先や作業が増えるたびに、自分で一から調べて対応することになるので、これが非常に大変な作業ではありますが、同時に大きなやりがいも感じていますね。
高木さん個人として、書類の作成〜販売代理店としての調整業務など、たくさんのタスクを進めていくために意識していることはありますか?
忙しい時はとにかく「定時までに終わらせる」と目標を決めて進めるようにしています。
ダラダラと長引かせず、時間を区切ることを大事にしているんですが、部長もその都度優先順位を指示してくださるので、それに従いながら効率よく進めるよう努めています。自分自身でも一日の終わりに「明日はこれを進めよう」とスケジュールを立てておくと、次の日がスムーズに進行できることが多いですね!
あとは、わからないことは隠さず素直に聞くことを徹底しています。書類には専門用語が多いので、実際の現場の様子のイメージが湧くように何回か重ねて質問したり、すぐにメモを取ることも心がけています!
様々な案件に触れながら新しいことを学べる環境で、自分の成長が会社全体に少しでも貢献できていると実感できることが、今の私のモチベーションにもつながっているなと感じていますね。
「知識をさらに深め、現場の人を多方面から支えられるようになりたい」
最後に、高木さんのこれからの目標を教えてください!
私の目標は、もっと探傷や解析の知識を深めて、現場の方々の負担を減らしていくことです。現場の作業員の方から教えていただいた知識やノウハウをしっかり吸収して、それをスムーズなバックアップ体制に反映させ、自分の成長にも繋げていきたいと思っています。
建設業界ではまだ女性が少ないこともありますが、今後さらに活躍の場が広がる可能性を感じています!
最近では、上司の外回りに同行させてもらったんですが、現場を知らないから、という理由だけで挑戦の幅が狭まってしまうのは勿体無いと思っています。
販売代理業務でも今後は営業活動に挑戦してみたいなと思っていますし、こういった挑戦がどんどん増えていく流れを後押ししていく存在になりたいですね!
清田軌道工業への転職を検討されている方へ、一言お願いします!
新しいことを学びたい意欲があり、挑戦を楽しめる人には、やりがいのある環境だと思います!
検測部に関しては、探傷だけでなく解析を行ってデータを提出する作業もあるので、コツコツ努力することが得意な方にもおすすめです。
全く知識がない状態からでも、しっかりと教えてくれる環境が整っています。
私自身も専門用語や作業の流れなど、実際に業務を通して学ぶことがたくさんあったので、安心して挑戦してほしいなと思います!
少しでも興味を持ってくれたら、まずは気軽に面談を申し込んでくれたら嬉しいです!