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Webディレクターとしての「強み・得意」を持とう!デザイン、マーケティング、特定業界、大規模プロジェクト…etc

Webディレクターとして働かれている方の中には、仕事をしっかり評価されているのかわからず、自分の市場価値を知りたい・高めたい、このままのキャリアで大丈夫かと不安を覚えることもあるでしょう。

Webディレクターの仕事は多くのスキルが求められる分、評価基準が曖昧になりがちです。しかし得意分野や強みがはっきりしていれば、社内昇進・転職・独立、いずれの道でもアピールできる武器にすることができ、市場価値を高めることが可能です。

今回の記事では、市場価値の高いWebディレクターが身につけている「強み・得意分野」と、身につけるために今やっておくべきことを解説します。

Webディレクターの「強み」が市場価値を高める

Webディレクターは、マルチスキルを求められるからこそ、自分の強みが分からず、キャリア形成に迷うケースも少なくありません。

しかし実際は、幅広い仕事をてがけるなかで、強みのベースとなるスキルを持っているはずです。Webディレクターになるまでの経歴はさまざまで、新卒で就職してディレクターになった人もいれば、デザイナーやエンジニアから転身した人、Web以外の業種から転職してきた人もいます。それぞれの特性に、スキルや経験をプラスすればWebディレクターとしての強みにつなげることが可能です。

そして強みを身につければ、多様なキャリアの道が開けることも、Webディレクターの仕事の特徴といえるでしょう。

Webディレクターの市場価値を高める8つの「強み」

現場やクライアントから高く評価されるWebディレクターは、制作やビジネス、ディレクションのいずれかの領域で強みを持っています。

ここでは、Webディレクターの市場価値を高める8つの強みと、その獲得方法を紹介します。

デザイン・UI/UXに強い

デザイン・UI/UXに精通していることは、Webディレクターにとって大きな強みです。

このタイプのWebディレクターは、ビジュアルに優れたサイトの制作と、クライアントのイメージを即座にデザインに落とし込むことが得意です。制作現場でも、デザイナーとのイメージの共有でズレが生じず、円滑に制作を進められます。

特にコーポレートサイトやブランドサイトといった、企業の理念やイメージ戦略を具現化する制作に強みを発揮するのが、このタイプのWebディレクターです。

デザインやUI/UXに強いWebディレクターを目指すなら、デザイン関連のサイトで最新手法をチェックする習慣をつけましょう。また、PHPやRubyといったサーバーサイドの知識を習得するのもおすすめです。バックエンドエンジニアと連携し、大規模サイトのユーザビリティを高めるディレクションがしやすくなります。

事業会社のWebディレクターがデザイン・UI/UXを強化したい場合は、制作会社でディレクションの経験を積むのも一案です。また、UI/UXディレクターを募集している会社があったら、挑戦してみるという手もあります。

システム・プログラムに強い

システム・プログラムに強いWebディレクターは、現場やクライアントから重宝されます。

このタイプはクライアントからの技術的な要求や質問に対し、その場で解決できることが強みです。現場では、制作や開発の工数を技術ベース把握でき、納期までの時間配分を的確に行えるでしょう。データベースと連携した大規模サイトの開発・保守に強いのも、このタイプの特徴です。

システム・プログラムに強いWebディレクターになるためには、HTML/CSS・Java ScriptだけでなくHTML5(HTML Living Standard)の仕様も覚えておくとよいでしょう。動画や音声の組み込みといった近年のトレンドにも対応でき、クライアントへの提案の引き出しを増やせます。

システム・プログラムに強いWebディレクターになるには、システム開発会社でディレクションを経験するのもひとつの方法です。バックエンドの仕様設計とフロントエンドのユーザビリティ実装を同時に見ながらディレクションする、貴重な経験を得られます。

Webのトレンドに強い

Webのトレンドにキャッチアップできるトレンド追求性の高さも、Webディレクターとしての武器になります。

Webの世界は変化が速く、サイトのデザインが少し古いだけでもユーザーの満足度が下がり、離脱を招きかねません。トレンドに詳しいWebディレクターなら、新しい手法を用いてクライアントの要望を実現しながら、ユーザビリティに優れたサイトを制作できます。

トレンドに強いディレクションをするためには、実装に必要な言語やツールの規格、新たな技術への理解を深めることが大切です。今後は、AIチャットボットやVR/ARによる3DCG、モバイルでのインタラクティブ要素などのニーズの高まりを受け、3Dデザインなどの基礎的な知識も求められるでしょう。

2024年4月には、日本でWebアクセシビリティが義務化されることも、今後のトレンドを見極めるヒントになりそうです。

マーケティング・集客ノウハウを持っている

マーケティングや集客のノウハウがあるWebディレクターは、プロジェクト全体を仕切るプロデューサーに近い存在といえるでしょう。マーケターや営業から転職して一定のキャリアを積んだ人は、転職市場でも需要が高い傾向にあります。

マーケティングに強いディレクターは、SEOに則ったサイト戦略を立てて設計に盛り込むことができ、サイトの目的に最適な運用方法を選択できます。サイトのデータ解析結果をもとに、Webデザインで「できること」「できないこと」「注力すべき点」を、クライアントにわかりやすく説明できることもこのタイプの特徴です。

マーケティング・集客に強くなるためには、リスティング広告の運用スキルのほか、SNS運用やマスメディアのプロモーションに関する知見も習得することをおすすめします。多くのプロモーション手法を知ることで、クライアントにもっとも費用対効果の高い施策を提案できるためです。

制作会社のWebディレクターがマーケティングスキルを身につけるには、事業会社でサイトの運用経験を積むか、あるいは広告代理店でメディアプランナーとして仕事をするという道もあります。

マーケティング手法や検索エンジンのアルゴリズムは、常に変化しているため、最新の知識と手法を学び続けることが重要です。社内外のセミナーにも積極的に参加し、情報収集を心がけましょう。

特定の業界に精通している

特定の業界・業種に強いWebディレクターは、転職市場で評価されるはずです。異業界・他職種から転身してきたWebディレクターに多いタイプで、前職の業種やビジネスモデルに精通しています。

業界特化型のWebディレクターは、クライアントのビジネスを熟知しており、ターゲットユーザーを的確に定めて最適な施策を立案・実行できることが強みです。成果にコミットしたサイト制作ができるため、クライアントから厚い信頼を受け、継続受注にもつながります。

特定業界の知見を増やすためには、競合分析のプロセスに多く携わるとよいでしょう。市場でのクライアント企業と競合のポジションを多角的に把握すれば、業界の勢力マップを理解できます。さらにサイトの運用にも携わり、効果測定と改善施策のPDCAを回せば 、市場の特性をより深く理解することも可能です。

企画力がある

企画力のあるWebディレクターは、ヒアリングで聴き出したクライアントからの要望をもとに、サイトの目的を明確化し、的確なゴールとターゲットを定められます。傾聴力・提案力を駆使して、時にはクライアントの潜在的な想い・ニーズまで可視化できることも、このタイプの特徴です。

企画力を高めるためには、競合サイトのページやコンテンツ分析を実施したり、自社サイトでアクセスが多いページの要因をリサーチしたりして、ユーザーニーズやテーマ設定に関する知見を高めていくといいでしょう。

ブログやニュースコンテンツなどの担当を経験するのも、企画力を高めるためには効果的です。マーケットやターゲットを見据えて企画・制作・運用に携わることができ、方向性のブレないディレクションの下地を作れるでしょう。

提案力・交渉力がある

提案力・交渉力のあるWebディレクターは、社内外で相手の立場を理解したうえで、情報を整理し、相手の求めているものを提示できます。また、クライアントからの無理な予算や納期の要求に対して、安易に断るのではなく、折衷案を提示できる柔軟性を持っていることも、このタイプの特徴です。

提案力・交渉力があるWebディレクターは、ディレクター歴が長い方や、営業から転職してきた方に多い傾向にありますが、それ以外の経歴でもスキルを習得することは可能です。

提案力・交渉力を高めるために、事業会社ならマネージャーや経営陣と、制作会社なら他部署やクライアントと、積極的なコミュニケーションを取ることをおすすめします。さらに研修などで「聴き出す力」「質問力」「相手の発言を整理する力」「わかりやすく伝える力」に磨きをかけ、提案の精度を高めるよう努めましょう。

大規模プロジェクトをディレクションできる

Webディレクターとして、大規模なプロジェクトを回せる方、回した経験がある方は、少数派なので大変重宝されます。

新卒で入社してから、Webディレクターひと筋で経験を積んできた方は、早い段階でディレクションスキルを身につけており、大規模プロジェクトが得意な方も多いようです。

このタイプは進行管理能力、予算管理能力があるだけでなく、プロジェクトで大人数と関わることが得意で、エンジニアやクライアントともよい関係を築ける傾向にあります。

広い人脈を持つ方が多いこともこのタイプの特徴です。大規模プロジェクトで自社の人材が不足した場合に、すぐに有能なスタッフやパートナー企業を召喚できるため、社内・クライアント双方からも信頼されます。

大規模プロジェクトを回せるWebディレクターになるためには、起こり得る問題を事前に察知して対策を講じ、問題が起きたときに即座に解決できる能力の習得が必要です。プロジェクトの場数を踏んで、進行管理と人材のマネジメントを身につけていきましょう。

強みを身につけ市場価値の高いWebディレクターになろう

Webディレクターとしての市場価値を高めるためには、制作やビジネス、企画・提案、ディレクションなど幅広い領域で、自分の強みとなる経験やスキルを身につける必要があります。

どの領域で強みを作るかを決めたら、専門的な知識の学習や、異なる事業形態でのディレクション経験などに取り組み、強みを確立していきましょう。

「どこでも通用するWebディレクターを育てる」というミッションを掲げるリバミーは、大規模なプロジェクトや運用チームで働く機会を提供しており、これまで築いてきたスキルに加えて、新たな知見と経験を得ることができます。

「Webディレクターとして成長したいのに、仕事の幅が広がらない」と悩んでいる方、今の仕事の延長線上にめざすキャリアが見えないと感じている方は、ステージを変えてみるという選択肢もあります。リバミーにはそんな方を後押しできる体制が整っております。リバミーで携われる仕事や、実現するキャリアを詳しく知りたい方は、お気軽にご連絡ください。

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