【ヨーロッパ】海外出張の現場から① | 株式会社サンビーム
こんにちは、株式会社サンビーム 地域計画部の渋谷・近藤です。今、我々はフランス・パリのパリ・ノルド(北)駅で、ロンドン行きのユーロスターを待ちながらこの文章を書いています。(現地時間で9/16の...
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こんにちは! 株式会社サンビーム・地域計画部の近藤です。
私は先月中~下旬にかけて、ヨーロッパの計3か国(イギリス・フランス・ドイツ)へ短期出張に行っていました。
サンビームでは、基本的に日本の中央省庁や地方自治体、民間企業と仕事をしています。ですので、国内での業務が大部分ではありますが、今回のように海外出張がある場合もあります。
サンビームが関わる業務での海外出張の目的としては、
①海外における社会基盤整備に対する技術的支援・助言【主に対途上国】
②我が国における今後の様々政策や施策を考える上で参考となる事例等の把握【主に対先進国】
の大きく2つです。
(↑ サンビームでの海外出張については、以前の記事でもご紹介しました。よろしければご覧ください。)
今回は②の目的で、バリアフリーにかかわる海外の法制度状況や市中での実際の制度運用状況などを調査しました。
今回の出張では、各国の政府機関や事業者団体、当事者団体、研究者など、3か国で延べ10団体の方とディスカッションを行い、本邦で参考にすべき多くの知見のほか、各国での問題や課題などを把握・共有しました。また、各国で鉄道(駅・車内)、バス、空港、道路、建築物など、様々な場所のバリアフリー化の状況に着目して現地調査を行い、取組状況や実態を把握しました。
今回の海外出張では、実際に見ながら・聞きながら・感じながら調査することの重要性を(改めて)理解できたのが個人的収穫でした。
国内で予め机上調査した内容を、ディスカッションと現地調査の両面から、何が先進的なのか?、なぜ取組が実現するのか(制度的背景は?)、取組の実態はどうなのか?など掘り下げましたが、「実際のところ」を把握できたことで、多くのことを学べたと考えています。
ディスカッションや市中での現地調査を通じて、「これは素晴らしい考え方・取組だ…」と思った場面ももちろんあれば、「これは改善点があるのでは?」「本邦で適用するにはかなりのハードルでは…」と思った場面も多数あり、現地に行ってみなければ把握できないことを多数学べたと考えています。
(事の一側面のみでなく、「実際のところ」も含めて理解することが非常に重要だと思いました。)
また、私自身はプライベートを含めヨーロッパ渡航は初めてでした。
ですので、業務に関する学びもさることながら、欧州の都市構造・まちづくりや交通などを、実際に自分の五感で感じ、実際に体験できたことも、今後に活きる非常に大きな学びになったのではないかなと感じています(ぜひ活かしていきたいと思います)。
(個人的には、自転車レーンの整備進展度に驚かされました。)
・・・海外出張の後は、大きな成果物の1つである「調査報告書」のとりまとめが控えています。
今回の調査は、ディスカッション・現地調査の両面で成果も多く、とりまとめは大変な作業になるな…と思っています。ですが、今回の調査成果が今後の検討に有効に活かされるよう、しっかりとまとめていきたいと思います。
ここまで仕事チックな話を書きましたが、(余談として)せっかくなのでいくつかお写真を。
各国とも、日本とは異なる設計思想でつくられた街並みや建築物が多く、興味深いなと思いながら日々過ごしていました。
特にスカイラインがそろった建築物群が美しいなと思いながら、よく写真を撮っていました。
スカイラインの揃い方と色合いの統一感が素敵です。(フランス某所にて)
ロンドンバスの赤色との対比が美しいです。(イギリス某所にて)
デュッセルドルフの路面電車。日本では宇都宮のライトレールがホットですが、デュッセルドルフでも市民の足として定着してる感じがありました。(ドイツ・デュッセルドルフ中央駅にて)
フランスで宿泊したホテルにて。一般的なチェーンホテルでしたが、朝食ビュッフェのパンの数が非常に多くて「流石フランス」となりました。
(余談おしまい)
サンビームでは、海外状況についても積極的に情報収集し、今回のような海外案件でも有益な調査を行うことで、有効な施策や計画等の検討・提案が行えるよう日々努めています。
海外から積極的に学び、そして培った技術力を海外で活かす。そうした志のある方からの応募もお待ちしています!!
海外出張に関して、2回も記事を書かせていただきましたが、少しでも興味をお持ちいただけたでしょうか?
大変長くなりましたが、最後まで読んで下さりありがとうございました。