動画編集とエンコードの違いとは?? | 株式会社なゆたネット
なゆたネットは動画のエンコードをおこなっている会社ですが、動画編集をしている会社だと勘違いされることも多いんです!そこで、今話題のChatGPTで、動画編集とエンコードの違いを聞いてみました。な...
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みなさんこんにちは!なゆたネット技術サービス部の下川です。
なゆたネットでは、日々多くのクライアント様から映像・音声・作品情報などを受け取り、 多くの配信サービスへ作品を納品しています。クライアント様のご相談内容に合わせて、
など最適な方法をご提案しています。
以前、動画編集とエンコードの違いについて記事を出しましたが、今回はなゆたネットの業務であるエンコードに深く関わる、動画の“素材形式”について深掘りしていきたいと思います!
動画編集やエンコードに興味のある方、必見ですよ~!
動画の素材形式とは、動画データを記録するための形式のことであり、コンテナ形式とコーデックの2つから構成されています。
受け取り、納品、配信、保管、中間素材…
動画ファイルの使用目的を明確にするために、形式決定する大きな要素は主に『品質』『容量』『互換性』の3つです。 これらの目的と形式がマッチしていることが重要になります。
3つの中では、『品質』は妥協しにくい傾向があるので、決定要因のベースになりやすいのです💡
映像ファイルや圧縮形式は環境の多様化・進化を重ね、増え続けているため、あらゆる場面を想定して、動画ファイル形式を使い分ける必要があります。
特に使用頻度の多い形式の特徴が下記になります。
<大容量><高品質>
大容量形式ではあるものの、高品質という強みが好まれているので、容量・伝送面を強化することで頻繁に取り扱うことを可能にしています。
<品質と圧縮率調整>
mp4/mpgに関しては、圧縮率(ビットレート)によって容量や品質が異なり、品質・圧縮の調整について、適したものを設定する必要があると言えます。 調整次第でデメリットをカバーすることができます。
運用フローを構築していく上で、3要素のベースにあるのが『品質』です。 品質が相応なものでないと、フローとして成立しないこともあります。
品質面で問題なしとされるものを<推奨👍>としています。
その他は品質面に少し懸念があったりもしますが、配信サービスの仕様が優先されるためこの組み合わせも存在します。 圧縮率(ビットレート)の調整次第で成立することもあります。
「エンコード最適化」には品質面をクリアしつつ、パフォーマンスを発揮する環境を整える必要があると言えるでしょう。
ここからは少し専門的なお話になります!
実際になゆたネットでのエンコードに適した設備・環境をご紹介します。
エンコード作業は映像品質に応じた形式で行うのですが、 エンコード速度は伝送速度とPC処理の2点が揃うとパフォーマンスを最大限に発揮できます。 どちらかが不足すると、ボトルネックになりパフォーマンスを発揮できません。
上記3点のバランスで、パフォーマンス向上に繋がります。
NASであっても、大人数のアクセス集中でパフォーマンス不足になることもありますし、
USB3.0で接続していても、HDDの場合実測は1Gbps程度しか発揮しないなど、環境によるので一概には言えません。
社内ではスペックのボトルネックにならないよう、機材更新・導入を行う必要があります。
それぞれの形式に得意分野があり、総合的に判断することで、仕様を決定します。
それぞれに弱点もありますが、伝送環境を整備・PCスペックを向上することで、その弱点をカバーすることが可能であると言えます。
環境を整備することで、各形式の強みを最大限に活かしたフローが可能になるのです!
近年は、技術の進歩により高品質・少容量・高互換性の、すべてを備えた形式の誕生に少しずつ近づいています。ただ環境の整備については、配信サービス側も消費者側も全体的な進歩が進むことで、初めて達成と言えるのではないでしょうか。
最新のファイル形式が普及するときに、現状との比較をして最適な選択肢をとれるように、形式について理解を深めていくと良いですね!
動画の素材形式について、理解は深まりましたか?✨
動画形式にはそれぞれメリット・デメリットがあり、用途によって使い分けが必要だということが分かりましたね!
全てを理解できなかった…という方、問題ありません!!私もまだまだ勉強中ですw
ということで…わたしたちと一緒に日々追究し、新しいことに挑戦していく仲間を募集中です!
これからもなゆたネットならではの情報を発信していきますので、お楽しみに♪