こんにちは!株式会社IBISの採用担当です。
本日は、プロダクトマネージャーの津嘉山にインタビューをしてまいりました。
- IBISへの転職を決めた理由
- IBISで働く魅力、おもしろさ
- IBISにマッチする人材
についてお話しして参りますので、商品開発に一貫して関わりたい方やスピード感のある現場で成長したい方はぜひ最後までご覧ください。
津嘉山広安/プロダクトマネージャー
アミューズメント業界で電気回路設計やプログラム開発など、電気系エンジニアとしてキャリアをスタート。その後、美容業界で電気製品のプロダクトマネジメントに従事し、商品企画から進行管理、海外協力会社との調整まで幅広く担当。IBISグループには2021年5月入社。その後2024年5月にIBISへ入社。
複数のプロダクトを横断的に手がけ、開発から量産、品質管理までを一貫して担当。
まずは、津嘉山さんがIBISに入社したきっかけからお聞かせください。
独立企業した前職の上司から、「話さないか?」と声をかけてもらったのがきっかけです。ちょうど私も転職を考えていたタイミングで、一度会って話を伺うことにしました。
そこで聞いたのが、まだ市場には出ていない「薄型のホットプレートを開発している会社」があるという話。詳しく聞いてみると、従来のホットプレートとはまったく違うコンセプトに興味を惹かれました。構造も、考え方も、これまで自分が知っていたものとはまるで違っていて。
その製品を手がけていたのが、IBISの前身となる会社だったんです。
たったひとつの商品が、入社のきっかけになることもあるんですね。
そうですね。「世の中の当たり前を変えるレベルの商品だな」と感じたことを覚えています。
構造は非常にシンプルで、プレートと足の3パーツだけ。しかもプレート自体が5mmもないくらいの薄さで、電源を挿せばすぐに使える。取り外しも簡単で、薄いから立てて収納できる。つまり、場所を取らないし、準備も片づけもストレスにならない。
これまでのホットプレートは、どうしても「かさばるもの」だったと思うんです。でも、この商品を家で実際に使ってみれば、発想の転換に引くくらいのインパクトがあると思います。
「今までになかったものを作れる」という点が、商品開発に携わる人間としては一番心を動かされる部分なんですよね。
最終的な入社の決め手になったのは、どんな点だったのでしょうか?
一番は、社長の人柄ですね。いい人すぎて、ちょっと心配になるくらいなんですけど(笑)
何より話しやすいんです。会社の規模が大きくなると、どうしても社内の距離感って広がっていきますよね。誰かを通さないと話が届かないとか、承認プロセスが何段階もあって動きが鈍くなるとか。
でもIBISでは、そういった“壁”がほとんどない。社長と直接話ができて、その場で判断がもらえる。これはシンプルですが、大きな強みです。
それに、伝え方がとても前向きで。何かを否定するのではなくて、「ここをこうすれば、もっと良くなると思いますよ」というスタンスでフィードバックをくれる。だからこちらも身構えずに意見を伝えられますし、建設的な会話ができます。
そういう環境って、意外とありそうでないんですよね。入社の決め手にもなりましたし、「ここに居続けたい」と思える理由にもなっています。
実際に入社されてから感じた、IBISの魅力はどんなところですか?
商品開発を一貫して経験できる、という点は大きいですね。
通常であれば、企画を考えるチームがいて、デザインをする人がいて、設計は別のエンジニアが行い、それを形にするためのハード・ソフトの技術者がいて――と、それぞれの工程が分業になっていることが多いんです。
でもIBISでは、それらの流れをひと通り自分の目で追える。案件の上流から下流まで、全体がどう動いているのかを実感できる。これは開発者として非常に価値のある環境だと思います。
それに、プロジェクトの要所で判断を仰ぐ場面でも、社長をはじめ、経営層の皆さんがとても話しやすいんです。だからこそ、意思決定も速い。
判断の早さ、現場との距離の近さ、そして裁量を持たせてもらえること――そうした一つひとつが、IBISで商品開発に携わるうえでの大きな魅力だと感じています。
入社前には想像していなかった、“意外なおもしろさ”はありましたか?
外資系というわけではないんですが、社内ではいろんな言語が飛び交っているんです。私自身はまったく聞き取れないんですけど(笑)、その空気感にいるだけでも結構刺激があります。
それに、日本以外の国で製品を展開するとなると、その国ごとの文化やユーザーの価値観を踏まえた調整が必要になります。言語だけでなく、使い方や好みの違いも大きいので、単純な“ものづくり”以上の奥深さがある。
開発という枠を超えて、マーケットや文化の違いにまで触れられる――それが、IBISで働いてみて感じた意外なおもしろさですね。
現在はどんな業務を担当されているのでしょうか?
商品開発と言っても、私の場合は関わっている範囲がかなり広い方だと思います。
企画・設計に始まり、量産に向けた準備、生産管理、品質管理まで、ひと通り担当しています。また製品によっては、国ごとの認証取得や第三者機関への試験依頼、エビデンスの取得といった業務も私の方で進めています。
メインで担当しているのは5〜6プロダクトほどですが、それ以外にもフォロー的に関わっている案件が同じくらいの数ありますね。営業以外、商品が市場に出るまでのプロセスには、ほぼすべて関わっている形です。
PMという立場で、プロジェクトを円滑に進めるうえで、どんなことを意識されていますか?
基本的に、否定はしないんです。極端な話ですが、協力会社さんから上がってきた設計が、こちらの要求仕様とまったく違っていたとしても、「なんでこんなものを?」と否定するのではなく、「どうしてこの形になったんですか?」と、まずは理由を聞くようにしています。
設計側の考えや背景があるはずなので、まずはそこを理解したうえで、こちらの意図を伝える。そうすることで、無用な対立を避けられますし、むしろ信頼関係が深まることも多いですね。
豊富な経験をお持ちの中で、IBISに入ったからこそ成長できた点があれば教えてください。
一番大きいのは、社長の持つスピード感ですね。とにかく動きが早いんです。進んでいた案件でも、途中でコンセプトがガラッと変わることも珍しくありません。
ただ、それは社長が市場や身近なユーザーの声をいち早くキャッチして、柔軟に方針を見直している結果でもあるんですよね。
私たちとしては、その変化に対応するのが大変なこともありますが、そこに合わせて動くからこそ、結果として会社全体の成長スピードも上がっている。
私自身、常に変化についていく中で、思考の切り替えや対応力といった部分はかなり鍛えられてきたと感じています。
今後、どのようなキャリアを考えていますか?
まずは、自分自身のスキルをもう一段高めていきたいですね。今やっている開発業務の中でも、特にマーケティングまわりはまだ知識が浅いと感じているので、そのあたりはしっかり補強していきたいと思っています。
一方で、会社の成長を見据えると、若手の育成にも本腰を入れていく必要があると感じています。社長からもそういった期待の声をいただいていますし、これまで蓄積してきたノウハウをどう次の世代に渡していくかが、今後のテーマの一つですね。
PMという立場で、今後どんなビジョンを描いていらっしゃいますか?
IBISにしか生み出せない、唯一無二のプロダクトを持つべきだと考えています。
世の中に揺るぎない信頼と存在感を築けるような技術や商品をつくっていきたい――社長ともその点で思いは一致しています。
自分ひとりの“ものづくり”ではなく、会社全体の成長を見据えて動くようになってきました。そのうえで今、次の一手に向けた構想を動かし始めています。
今後、どんな方と一緒に仕事をしていきたいですか?
やっぱり、ものづくりや商品開発に対して貪欲な方とは、一緒に仕事をしていて楽しいですし、相性もいいと感じます。
IBISは少数精鋭でさまざまなプロダクトを動かしている分、一人ひとりの関わる業務範囲も自然と広くなります。「これは自分の仕事ではない」と役割を固定せず、柔軟に動ける方のほうが、この環境をより楽しめるかもしれません。
そういった縦割りの空気に違和感を持っている人には、すごく合う環境だと思います。
最後に、未来の仲間へのメッセージをお願いいたします。
過信せず、謙虚でい続けられる人は、本当にすごいと思うんです。そういう方とは、きっと気が合うと思いますし、一緒に働いていて楽しいだろうなと感じます。
経験を重ねれば自然と自信もついてきますが、それをひけらかさず、周りと協力しながらものづくりに向き合える人。そういうマインドを持っている方となら、プロジェクトもいい形で進んでいくと思っています。
IBISは実践を通じて知見が広がっていく環境です。知識やスキルはあとからでも身につきますし、まずは「やってみたい」という気持ちがあるかどうか。少しでも心に引っかかるものがあれば、ぜひその気持ちを大事にして、一歩踏み出してもらえたら嬉しいです!
津嘉山さん、ありがとうございました!