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【NCL南相馬プロジェクト紹介】Local System Engineer

地域の困りごとから世界初のイノベーションまで、IT技術をあらゆるものに活かす。

プロジェクトメンバー:塚本 真也(つかもと しんや)

 「地域のシステムエンジニア」として、地域にテクノロジーを実装していくことで地方の課題解決のアプローチやスピードに変化を起こすことを目的に、インドネシアから移住して活動しています。
 これまでは、大きく3つの事業を行ってきました。
 一つ目は、地元企業・団体のデジタルマーケティングやWEB制作支援です。例えば、いま事務所をお借りしている小高工房さんは、小高産のとうがらしを栽培し販売されており、そのECサイトの改善・運営やSNSの運用などをお手伝いさせていただいています。
 二つ目は、IT企業の小高への誘致、サテライトオフィス運営です。システムエンジニアは、PCとネット環境さえあれば基本的にはどこでも仕事のできる職種なため、仕事を変えずとも地域に住むことが可能です。震災や原発事故があったからこそ余白が多い南相馬では、NCLの他のプロジェクトも含め様々な事業が立ち上がりつつあります。そんな環境で刺激を受けながら働きたいシステムエンジニアの受け皿を用意し、小高で活動するサポートをしています。実際に1社2名を誘致し、2021年4月以降もう1社の誘致を予定しています。
 三つ目は、地域外企業へのITコンサルティング事業です。長らくIT業界で働いて培われたIT関連の人脈を活かし、地域での仕事づくりに挑戦しています。コンサルティング業務を請け負い、地域にいるシステムエンジニアを育成しつつ業務を担ってもらうことで、地域でもIT企業が持続する仕組みづくりを目指しています。
 今後は、主に小高区にシステムエンジニアが増えることで、地域課題をITで解決する風土を創り出したいと思っています。人口減少や高齢化が日本全体で進む中、テクノロジーの力を借りないと解決できないことも多くあると感じます。「ITは世界を救える」というキーワードを持って、ITを利用した課題解決のフロンティアを、ここ小高から作っていきます。

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