エンジニアとしての経験や知見を未来に繋ぐ。「圧倒的No.1のソリューション」を目指して/DevOpsグループ マネージャーインタビュー
ビジネス特化型オンライン英会話「Bizmates」をはじめとするサービスを通じて、ビジネスパーソンのグローバルな活躍を支援しているビズメイツ。
サービスを下支えしているのが、IT本部のDevOpsグループです。ユーザーの利便性を追求し、システムの安定稼働を目指す取り組みは、事業の拡大にも大きく貢献しています。
今回インタビューしたのは「圧倒的No.1のソリューションをお客様へ提供すること」が目標だと語る、IT本部 DevOpsグループ マネージャーの楠田さん。ビズメイツへの入社の決め手や仕事のやりがい、組織の魅力について聞きました。
■プロフィール
IT本部 DevOpsグループ マネージャー:楠田 洋久
新卒入社した企業でプログラマーとしてキャリアをスタートし、約15年間にわたりソフトウェア開発に従事。その後複数社で、マネジメントを含むさまざまな開発業務の経験を重ねてきた。前職の大手インターネット関連企業では、10年半にわたりECサイト構築・サービスの保守運用・マネジメント・新規事業開発などを担当。2025年2月にビズメイツに入社。
日本におけるエンジニア不足の課題を解決したい
——最初に、楠田さんのご経歴について教えてください。
新卒で、受託型のソフトウェア開発会社に入社したことが、私のエンジニアとしてのキャリアの始まりです。
プログラミング未経験からのスタートでしたが、在籍していた15年の間に徐々に担当領域を広げ、課題の洗い出しや要件定義など上流工程にも関わるようになりました。その後転職した企業では、海外のパートナー企業との仕事を経験しています。
前職は大手インターネット関連事業会社で、1つの事業分野の開発を統括するポジションに就いていました。10年半ほど勤める中で、自社のECサイトの保守運用、新規事業開発・運営、組織マネジメントと幅広く経験を積んできました。
——開発者として25年以上の経験を重ねた上で、ビズメイツという新たなフィールドを選ばれた理由をぜひ教えてください。
転職を考え始めた理由として「日本国内におけるエンジニア採用の難しさ」を実感する場面に、何度も直面してきたことが挙げられます。
前職で採用にも携わる中で、IT・Web系企業ではエンジニア職の採用競争が激しくなっていることを実感しました。そうした状況を目の当たりにして感じたのが「これからの社会で日本人エンジニアのみに依存して事業を継続するのは、リスクが高い」ということだったんです。
そこから「私がこれまで培ってきた知識や経験を若い世代に還元したい。そして海外出身のエンジニアを積極的に迎え入れる環境を創りたい」という思いが生まれました。
ただ、当時の私は事業運営寄りの業務を担っていたこともあり、直接開発の現場にアプローチすることが難しく、目標の実現には距離がありました。そこで、次第に転職を視野に入れるようになったのです。
ビジネスに長年携わる中で得た経験や、エンジニア時代には気づけなかった新たな視点なども踏まえ、今こそ新天地で自分の知見が通用するのかを試したい。そんな思いも芽生えていました。
——若手や海外出身のエンジニア採用・育成は他社でも取り組まれていますが、そうした中でビズメイツを選ばれた理由は何だったのでしょうか?
ビズメイツの「もっと多くのビジネスパーソンが世界で活躍するために」というミッションに共感できたことが一番の理由です。
変化や成長が当たり前となった今の時代では、人も企業も変わり続け、成長していくことが求められていますよね。そのためにも、一人ひとりのビジネスパーソンが国や文化の壁を越え、お互いに学び合いながら前に進むことが、今後ますます重要になる。そう考えてきた私にとって、このメッセージは非常に魅力的だったんです。
また、ビズメイツの事業にも大きな可能性を感じましたね。特に私がこれまで強く感じていた「国内のエンジニア不足」という課題の解決に直結する、外国籍ITエンジニア向けの転職エージェント「G Talent」やグローバルIT人材の採用マッチングサイト「GitTap」といったサービスを擁していることに惹かれました。
選考過程でCTOの林さんとお話しして「課題解決のために、まずはビジネスを深く理解し、手段としてエンジニアリングをどう活用するのかを考える」という開発組織としての姿勢を聞き、強く共感したことも、個人的に大きなポイントでした。
技術の力で「仕組み」を進化させていくおもしろさ
——現在の仕事内容を教えてください。
IT本部 DevOpsグループで、マネージャーを務めています。DevOpsグループのミッションは、自社で展開する複数のサービスを安定稼働させること。ユーザーが当社のサービスプラットフォームへアクセスした際、スムーズな操作ができるようにと、細かな課題も見逃さず継続的な改善に努めています。
——「安定稼働」と一口に言っても、さまざまな課題があるかと思います。現在、特に注力している課題にはどのようなものがありますか?
現在力を入れて解決に取り組んでいることの1つが「対応の属人化の解消」です。
改善作業を進める際に、特定のメンバーを経由しなければ対応できないケースでは、個人にタスクが集中してしまって処理が滞り、結果としてチーム全体のボトルネックになることがありますよね。そこで、問題が発生しがちな状況を洗い出しながら、個人に負荷のかからない仕組みを作っていくことに尽力しています。
またサービス運用において、新しい仕組みや機能を導入した際に、想定通りに動作しなかったり、十分なパフォーマンスが出なかったりといった問題を、いかにスムーズに解決するかも重要な課題です。モダンな技術を取り入れながらチューニングを続けていく難しさとやりがいを日々実感しています。
——既存の仕組みを改善する過程で、技術的な挑戦ができる機会も多そうだと感じます。
そうですね。事業が急成長している今はまさにその挑戦の連続で、ユーザーの期待に応えるべく「いかに改善のスピードをあげていくか」が私たちの大きな目標になっています。
「技術の力で仕組みそのものを進化させる」機会が多いのは、開発組織として発展途上の今のフェーズならでは。自分たちの改善がダイレクトにユーザー体験の向上につながる実感もあるので、やりがいも大きいです。
異なる文化背景を持つ仲間と働き、視野が広がる日々
——技術的な挑戦に加えて、組織としての魅力も併せて教えてください。日々の業務の中で、どのような点に特徴を感じていますか?
多様なバックグラウンドを持つエンジニアたちと一緒に、グローバルな視点を培いながら仕事ができることは、当社で働く魅力の1つだと思います。
DevOpsグループはメンバーの約半数が外国籍。多様な価値観・文化的背景を持つ仲間と共にプロジェクトを進めているため、常に新たな気づきがあります。こうした経験を国内にいながら得られる環境は、そう多くはないのではないでしょうか。
働き方においても「メリハリを大切に」がスタンダードになっているところにも、グローバルな感覚があると思います。「終わらないから帰れない」ではなく、「どうやって終わらせるか」を計画し、効率的に働くスタンスなんですよね。
加えて、全社的に「相手をリスペクトする姿勢」が根づいていて、問題が起きた際にも誰かを責めるのではなく「どう解決するか」を前向きに話し合う文化があることも、ビズメイツの特徴だと思います。
——グローバルな環境で働く醍醐味を感じられているようですね!逆に、大変なことはありますか?
想像以上に英語力が重要だったことには驚かされました。フィリピンの開発メンバーと一緒に仕事をする機会も多く、英語を「使わざるを得ない」状況に身を置いているので、自然と英会話力が鍛えられています。
私の場合、テキストコミュニケーションであればある程度対応できるのですが、ミーティングになるとやはり難しさを感じることも多くて。その対策として、福利厚生で無料受講できる「Bizmates」のレッスンを活用しています。日々勉強ですね。
——そのほか、入社後に改めて感じた組織の魅力はありますか?
個人的には「出社型」の働き方にも魅力を感じています。最近はリモートワークが主流になりつつありますが、やはり顔を合わせて話せることの価値は大きいと実感しています。
エンジニアリングはチームで取り組む仕事なので、何かあったときにすぐに相談できる環境はとても心強いです。対面だからこそ生まれる円滑なコミュニケーションも、良いサービスを作る上では大切な要素だと考えています。
——今後、どのようなことに取り組んでいきたいと考えていますか?
「圧倒的No.1のソリューションをお客様へ提供すること」が私の目標です。
他社にはない多様なノウハウやリソースを掛け合わせることで、より実効性の高い価値を生み出せるのは、ビズメイツの大きな優位性だと考えています。「Bizmates」や「G Talent」といった各サービスを組み合わせたソリューションの提供を意識しながら、継続的な改善に取り組んでいきたいですね。
——最後に、ビズメイツで働くことに興味をお持ちの方へのメッセージをお願いします。
ビズメイツには「もっと成長したい」「グローバルな環境で働いてみたい」と思っている方にとって、大きなやりがいを感じられる環境があります。多様な価値観に触れながら、新たなチャレンジをしていきたい人は、ぜひ選考に参加してもらえればと思います。「圧倒的No.1のソリューション」を一緒に作っていきましょう!