株式会社ヒロエナジーは再生エネルギーである「太陽光発電」の事業を行っている会社です。
以前は、会社設立までの経緯や会社に対する思いについて、代表からお話させていただきました。
今回は弊社が、太陽光発電事業を通して実現していきたいことを伝えさせてください。
《太陽光発電事業×農業》のビジネスモデルを確立する
太陽光発電は他の発電方法に比べて、環境に配慮されたサステナブルなエネルギー開発のひとつです。
北海道には広大な土地がありますが、その大部分は活用されていない「遊休地」と呼ばれています。
私たちはその使われていない土地を地主さんから買取り、太陽光パネルを建てています。
弊社はこの事業を行うことで「北海道の経済を活性化させたい」と考えています!
今まで太陽光発電で供給されたエネルギーは、ほとんど売電されてきました。
ですが、土地の有効活用を考えた際に、まだできることがあるのではないかと考えました。
それは荒廃地を農地として再利用し、農地に支柱を立ててソーラーパネルを設置することで、太陽光を農業生産と発電で活用する取り組みを行うことです。
作物の販売収入に加え、売電による収入や発電電力の自家利用により、農業経営の安定化やさらなる規模拡大、6次産業化の推進が期待できます。
農業の現状
ご存知の方も多いと思いますが、農業就業者の人口は年々減っていく一方です。
農林水産省によると、農業を主な収入源としている方の人口は平成27年から令和2年になるまで、約40万人減少しています。
また、農業労働者の平均年齢は67.8歳。
慢性的な「人手不足&高齢化」が進んでいる状況です。
さらに日本の食生活を支える重要な産業にも関わらず、農業だけの収入だと厳しいため冬場に出稼ぎに出る農家さんも多いと言われています。
そこで、私たちが実現したいのは「農業×太陽光発電」の二重収益モデルを作ることです!
先程も述べましたが、農業を行っている土地の上にソーラーパネルを設置することによって、農業収益に加えて売電による収益も得ることができるビジネスモデルになります。
これを行う目的は、農家さんが一年中安定した収入を得ることが出来るようになることです。
出稼ぎに出る必要がなくなることで体力的負担が減りますし、収入が増えると法人化が可能になります。
法人化すると採用活動を行うことが出来るので、若手を採用して世代交代をしていくことも出来ます。
このように、二重収益モデルによって収益が安定し、人手不足も解消できる。
農業の大きな課題となっている2つを解決できる、画期的な方法だと考えています。
どのように実現していくのか
それでは、この「農業×太陽光発電」の事業をどのように実現していくのか。
私達は昨年、グループ会社に株式会社ヒロファームという会社を設立致しました。
そこでは、営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)のモデルケースを作るために、様々な試行錯誤を行っています。
サラリーマン農家
モデルケースを確立させるため、弊社では「サラリーマン農家」という新しい取り組みを行っています。
それは会社に属してもらいながら、農業を行っていただくビジネスモデルです。
未経験でも会社からフィーをもらいながら、農業に挑戦することが可能です!
サラリーマン農家の取り組みを行う目的は2つあります。
◆太陽光パネルが設置されている状態でも栽培可能な農作物の実績を増やすこと
◆未経験者からでもチャレンジできる環境を作ることで、農業に携わる人を増やす可能性を広げること
太陽光パネルが設置されている状態でも栽培可能な農作物の実績を増やすこと
ソーラーシェアリングに取り組むにあたり、作物の選定には非常に苦労しました。
太陽光パネルが設置されている土地の下で栽培を行うには、太陽光をあまり必要としない作物を育てる必要があったからです。
※詳しくはこちらの記事を御覧ください
現在は試作も成功し、4,5種類の農作物を栽培している状態です。
今後も栽培可能な農作物を増やしていきたいですし、安定的に栽培量を担保していきたいので、まだまだ試行錯誤を行う必要はあると考えています。
未経験者からでもチャレンジできる環境を作ることで、農業に携わる人を増やす可能性を広げること
先程、農業の課題として人手不足と高齢化を上げました。
その課題を解決するために「農業×太陽光発電」のビジネスモデルを確立したいと考えています。
ですが、それ以前に農業に挑戦するハードルを下げる必要があるのではないかと思ったのです。
あなたが農業と聞いてイメージするのは、どんなことでしょうか?
雨の日も風の日も休まず作物を育てる姿を想像したり、体力仕事というイメージはないでしょうか?
「大変そう…」と思っている方がほとんどだと思います。
また、農作物は生き物ですから、その年の気候によって収穫量が左右されてしまうものが多いです。
脱サラして農家を目指したくても、収入が安定しないことが不安要素の一つになってしまっている場合もあると思います。
サラリーマン農家は一定の給与をもらいつつ農業にチャレンジできる取り組みです。
作物を育てるノウハウは会社が持っていますから、「興味はあったが何から初めたら良いのかわからない」という方が取り組むには最高の環境が整っています!
これによって従来の固定概念を壊し、農業をより身近にすることが出来ると思っています。
ヒロエナジーグループとして叶えたいこと
以上のように「農業×太陽光発電」という新しい取り組みは、様々な可能性を広げることが出来ます!
この事業は土地の開拓から太陽光パネルの設置、メンテナンスまで一貫して請け負う弊社だからこそ可能であると考えています。
このビジネスモデルを確立させることができれば、農業のあり方や北海道の未来を変えることが出来ると信じています。
今はまだ試行錯誤の段階のものが多く、農家さんに還元していくためには課題が多い状況です。
ですから、サラリーマン農家のモデルケースを実践しながら、経験と実績を増やしていきたいのです。
ゆくゆくは培ったノウハウを生かして、土地や農家さんの状況にあった提案ができる「農業コンサルタント」としての事業拡大を目指したいと考えています。
目指すは3年以内です!
「太陽光発電事業に携わりたい」
「農業に興味がある」
「新しいビジネスモデルを確立することが面白そう」
そんな風に思ってくれる方と一緒に働きたいと思っています。
興味を持っていただけたら、ぜひ一度お話しましょう。
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