ニューノーマルの働き方を共創する「Workstyle Invention」。コンサルタントとしてあらゆる業界の働き方を変革していく
新型コロナウイルスの影響により、多くの企業でテレワークの導入が推進されるなど、ニューノーマル時代の働き方が求められています。ワークスタイルの変革にあたっては、これまで「当たり前」と考えられていた働き方の課題を明確 にし、ICTの活用も含めた組織の変革を進めていくことが必要です 。
NTTデータでは、「働き方改革」「多様なワークスタイル」の要望に応えるため、お客様の事業継続課題を解決するコンサルティングサービス「Workstyle InventionⓇ」を提供。ワークスペースのモダナイズに関するグランドデザイン策定などの上流工程から、最適なツール選定、導入・利用促進まで一気通貫で対応しています。
今回は「Workstyle Invention」チームにおいて「デジタルテクノロジーディレクター」として活躍するメンバー2人に、ワークスタイル変革の進め方や仕事の醍醐味について話を聞きました。
降矢 一洋
技術革新統括本部 システム技術本部 デジタルテクノロジ推進室(課長代理)
2009年独立系SIerに入社。アプリケーションエンジニアとして複数システムの設計・実装業務を経験後、大規模システム開発プロジェクトに参画し、最大50人程度のチームマネジメントを経験。その後、プリペイドカード決済やPOSデータ利活用のプラットフォーム開発、大手金融機関営業店システムの開発に従事。2020年NTTデータに入社し、前職で培った多様なシステム開発の知識・マネジメントスキルを生かしながら、主にMicrosoft製品を中心としたクラウド活用の企画構想に取り組んでいる。
岩本 拓也
技術革新統括本部 システム技術本部 デジタルテクノロジ推進室(主任)
2015年新卒入社。 Microsoft系 (M365/Azure/Window Server) のインフラ構築に従事。2020年よりニューノーマルにおける働き方変革の実現するオファリング「Workstyle Invention」に参画。現在はオフィスインフラ領域のテクノロジコンサル/アーキテクトとして、SaaS活用/ゼロトラストセキュリティをベースとしたデジタルワークスペースの導入ロードマップ策定/システム構築などに携わっている 。
上流工程でも大きな価値を提供できることが、入社の決め手
----前職ではどんな仕事をしていましたか?
降矢:大学院卒業後、独立系のSIerに入社して、アプリケーション系のエンジニアとしてコーディングやシステム設計に取り組んでいました。その後、プロジェクト・マネージャーも経験し、幅広い業種の受託開発やマネジメント業務を担当するようになりました。大規模なプロジェクトにも携わり、50名ほどのチームのリーダーとしてシステム設計を推進していたこともあります。
----学生時代にはどんなことを学んでいましたか?
岩本:大学では、数理的なアプローチで情報の基礎を学ぶ「数理情報学」を専攻していました。例えば、昔使われていた検索アルゴリズムにおいて、システムを改変するとどれぐらい速くなるのかなど、計算スピードを効率化するアルゴリズムを中心に研究していました。プログラミングをJavaで組むことも多かったのですが、そのシステム構築がとても楽しいと感じておりました。そのような中で仕事でもプログラミング関連の業務に携わりたいと思い、就職活動ではIT系の企業を中心に探していました。
----NTTデータに入社しようと思った経緯を聞かせてください。
岩本:就職活動ではIT業界を中心に見ており、業種では「ITコンサルタント」に興味がありました。確かな技術力を身につけて、上流から下流の工程まで全てのお客様のフェーズに関わりながら、ITで支援できるような仕事をしたいと考えていたからです。それを実現できそうだと感じたのがNTTデータでした 。入社前にはインターンも経験して、様々な先輩に仕事を教えてもらいました。優しい方ばかりで、お互いに助け合う社内のあたたかさを感じられたので、ぜひ一緒に働きたいと思いました。
降矢:前職から転職した理由としては、キャリアアップへの想いが強かったと思います。前職では多くの経験ができましたが、プロジェクトデリバリーの業務が中心だったので、より上流の工程に携わりたいと考えていました。転職先を色々と探す中で、自分のキャリアチェンジの希望に最も合っていると感じたのがNTTデータです。その中でも、デジタルテクノロジー・DXの領域を扱う「Workstyle Invention」チームはとても魅力的に感じましたね。社内の豊富な知見を生かし、上流工程で幅広い提案ができるので、大きな価値を提供できると思いました。
技術面のギャップは「チームの連携」と「資格取得制度」で埋めていく
----入社後にはどんな仕事に携わってきましたか?
岩本:入社前にインフラ関係の知識をしっかりと学びたいことを伝え、それを反映するかたちで2015年の入社時にはシステムの基盤構築を担当するチームに配属されました。最初はAWSを使用したLinux系の基盤構築に関わっておりましたが、その後はWindowsサーバー、Microsoft365、Azureなどの基盤構築にも携わっています。さらに、SaaS製品の活用における基盤構築を主に担当しております。
その後、2020年から「Workstyle Invention」のチームにも参画し、コンサルティング業務も経験するようになりました。現在主に取り組んでいるのは、オフィス環境のITロードマップの設計です。ワークスタイル変革のためにオフィスのICT環境をどのようにつくっていくのかなど、上流工程に関わることも増えてきました。
降矢:入社後に取り組んだ仕事としては、省庁向けのOA基盤更改の提案支援や、金融機関向けの来期OA基盤のロードマップ策定などです。その他には、Microsoft製品をクラウド環境で最適化させていく案件が多いですね。一部はPoC(Proof of Concept)のかたちでサービスを整えて、お客様に使っていただくケースもあります。
----入社後に苦労されたのはどんなことですか?
降矢:前職ではオンプレミスでの開発に携わっていたため、「Workstyle Invention」で求められるクラウド全般の知識が不足していました。しかも「課長代理」という役職で入社したので、ある程度リーダーとして案件を取りまとめていく必要がありました。最初は色々と手探りな部分が多かったですね。
その時に心がけたのは、チームのメンバーとしっかりコミュニケーションを取ることです。チーム内には各領域のプロフェッショナルがアサインされているので、わからないことは素直に他のメンバーに聞くようにしていました。各メンバーの強みや得意な領域を理解しながら、集約した知見を自分なりにまとめてお客様へ説明することに注力していました。その際には、今までの顧客対応の知見やノウハウを生かせたと思います。お客様がどんなところで悩んでいるのか、優先度の高い要望はどれなのかなど、技術的な知識が不足していても顧客対応で貢献できることは色々とあります。
----技術面でのギャップはどのように埋めていったのでしょうか?
降矢:AWSやAzureの資格を取ることが有効な手段だと考え、自学自習に取り組みました。NTTデータは教育研修制度が充実しているので、かなり助けられましたね。社内の技術者育成に力を入れており、オフラインとWebの両方で資格取得のためのセミナーを行ったりしています。充実したフォローアップで、入社後にいくつかの資格を取得することができました。
さらに、「Workstyle Invention」チームの定例が毎週設けられており、そこで各メンバーからナレッジを共有してもらうこともできます。自分のわからないことを詳しいメンバーに相談しながら、一人ひとりの強みを理解していきました。それらのコミュニケーションを通して、各メンバーの課題や悩みごとがわかるので、日々のマネジメントが円滑になります。
強固なリレーションシップで、あらゆる業界のワークスタイルを変革
---- 「Workstyle Invention」が立ち上がった 背景について聞かせてください。
岩本:元々NTTデータには、Microsoft 365やVDIなどオフィスインフラ領域の導入サービスが ありました。 ただ、企業の働き方や利用するシステムが多様化していく中、個々のソリューションだけでは真の課題解決をするのが難しくなってきていると感じていました。 お客様の働き方改革を迅速に支援するためにも、一気通貫で課題解決していきたいと考えていたんです。そこで各ソリューションを集約して最適なかたちにまとめたオファリングが「Workstyle Invention」です。
---- 「Workstyle Invention」の競合優位性はどんなところにありますか?
岩本:NTTデータにはSIerとして長年システム構築に取り組んできた実績と技術力があるので、他社にはない唯一無二の強みを発揮できます。例えば、大企業のシステムをクラウドへシフトするときには、移行で生じる様々な課題をクリアにしながら、性能をしっかりと担保できます。上流工程の設計や要件定義において、過去の実績を生かしながら地に足がついたソリューションを提案できることは、お客様の大きな安心に繋がるのではないでしょうか。
降矢:お客様とのリレーションシップにおいても、NTTデータは長年色々な企業のシステム導入をサポートしてきたため、強固な信頼関係が構築されているケースが多いと感じています。お客様がDXでどうすればいいのかわからなくなっている時に、NTTデータを頼っていただくことも多くあります。“イノベーター”と呼ばれる先進的な企業を含め、あらゆる業界のワークスタイル変革に携われるのは、「Workstyle Invention」ならではの魅力だと思います。お客様によっては、本当に対等な立場で課題解決に向けた会話をすることもあります。同じ目線でプロジェクトに携われるのは、長年培ってきた信頼があるからではないでしょうか。
----「Workstyle Invention」ではどのような課題に取り組んでいるのでしょうか?
岩本:ある法人系のお客様の事例についてご紹介します。ご相談いただいたのはコロナ禍でリモートワークを開始したタイミングで、LANに接続していない社外環境から社内のSaaSシステムにアクセスできるようにしたいという要望でした。「ユーザビリティ」と「セキュリティ」を両立させたいものの、巷にあふれているSaaS製品やIT系サービスの中からどのように選べばいいのかわからない状況だったのです。課題を解決するべく、大手のコンサルティングファームへ依頼していたものの、ITインフラにおけるグランドデザインやシステム概要図までは設計できていませんでした。そこで、私たち「Workstyle Invention」のチームがプロジェクトに参画し、上流工程から取り組ませていただくことになったのです。
----課題解決で難しかったのは、どんなところですか?
岩本:他の案件でも共通していることですが、最も難しいのは「ユーザビリティ」と「セキュリティ」をどのように両立させるのか。それを実現するためには最新のITトレンドを押さえていることが必要不可欠です。先進的な技術を取り入れつつ、それを最適に組み合わせていかないと、最適なオフィスインフラは実現できません。最新の技術と社内に蓄積した知見を生かしながら、詳細なITロードマップを描いていきます。導入する製品、必要なネットワーク構成、各フェーズで実践することの整理など、具体的な計画に落とし込むことで、お客様のニーズを叶えることができました。NTTデータの社内においてリモートワーク環境を構築した際のノウハウも生かされています。
----仕事のやりがいはどんなところに感じていますか?
降矢:「Workstyle Invention」は新しいオファリングなので、どんな価値を社会へ提供できるのか、他のメンバーと試行錯誤しながら取り組めることにやりがいを感じます。お客様のため繰り返しアップデートしているような状態なので、今までにない有用なサービスを世の中に提供している充実感がありますね。例えば、世の中のトレンドを把握するためガートナー社のレポートをお互い確認しながら、今後の重点領域を策定することもあります。また、一般的なSIerの仕事ではシステム構築のため内側に向かっていくような仕事が多いと思いますが、「Workstyle Invention」では事例紹介をどのように見せていくのかなど、社外に向けた取り組みにも携われるので非常に面白いと感じています。
岩本:私もお客様に対してどのように価値を提供していくのか、サービスの“メニューづくり”のような部分に携われることに面白さを感じています。どんなソリューションを軸にするのか、コンサルティングの各フェーズをどう設計するのかなど、最適化していくポイントは数多くあります。また、デリバリーやシステム構築は私たちのチームだけで取り組むわけではなく、ワークスタイル変革に関連した社内の各チームと連携しながら取り組むので、色々な刺激を受けることがあります。
最先端のテクノロジーに触れながら、「技術者」としてさらに成長
----社内の働きやすさについて、どんなことを感じていますか?
岩本:先輩たちがみんな親切なので、とても働きやすい職場だと感じています。それぞれの経験も豊富で、私たちのチームで活躍している先輩たちは元々、方式技術部という技術畑から出てきた人たちなので、かなり多くの知見やノウハウを持っています。課長や部長などの上長も、元々技術のプロフェッショナルとして開発案件のメンバーとしてアサインされていた人なので、困った時には何でも相談にのってくれます。私が困っていれば、どんなに忙しい時でも「資料探しておくよ」という風に優しくサポートしてくれるので、とても心強いと感じています。
降矢:「Workstyle Invention」のチームには、常に誰かが手を差し伸べる「助け合い」の文化が根付いています。管理職や上長も最新の技術やトレンド動向をきちんと掴んでいるので、何か相談した時には最適な答えが返ってきます。技術者として非常に優秀な方が管理職を務めているような印象なので、仕事で困った時にはとても頼りになると思います。
----どんな方がNTTデータや「Workstyle Invention」のチームに合っていると思いますか?
降矢:「Workstyle Invention」は最先端の技術を取り入れながらサービス提供していくので、「もっと最新の技術に触れたい」、「技術者としてさらに成長したい」と思っている人には最適な環境だと思います。上流の設計はもちろん下流の領域まで携われるので、得意な技術領域を拡げていきたい人にも合うと思います。
岩本:今までインフラ系のシステム構築や開発に関わっていたような人や、より上流のアーキテクト設計などにシフトしたい方に合っていると思います。あとは、新たな業務領域へ積極的にチャレンジしていきたい方ですね。例えば、Microsoft 365を活用していく案件などでは、追加開発のための提案書をつくり、その後の設計、構築、試験、維持・保守まで一貫して担当していくケースもあります。大規模な組織のナレッジと信頼をバックに、裁量を持って自由に活躍できるのは、「Workstyle Invention」ならではの醍醐味だと思います。新たなチャレンジを楽しめる方に、ぜひジョインしていただきたいですね。
NTTデータの「デジタルテクノロジーディレクター」がDXのケーススタディを発信 https://ndigi.tech/
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