結論…企業が求めるポートフォリオの必要条件は
「人に見てもらうことを意識すること」
こんにちは!
サブリメイションで採用担当です。
今日から3月、就職活動に向けて動き出した学生の方も多いのではないでしょうか。
サブリメイションでも、1日から採用の窓口をオープンしております!
そこで、今回はアニメ業界でクリエイターを目指す学生必見の「魅力的なポートフォリオ」について、弊社取締役で採用選考も担当している黒﨑にインタビューしてきました!
ポートフォリオ制作の前にぜひご一読いただければと思います!
◆ポートフォリオとは
ポートフォリオは学生の皆さんが就職活動に際して、初めて企業に見せるために作る作品です。いわば企業に対する自己アピール資料というわけですね。
どうすれば、皆さんのポートフォリオをより魅力的に見せることができるでしょうか。企業が求めるレベルにまでスキルを磨くことも大切ですが、もう一つ「人に見てもらうことを意識して作成しているか」という点もサブリメイションでは重視しているポイントなんです。
そこでまずは「人に見てもらうことを意識」したポートフォリオとはどんなものか、お話していきたいと思います!
「何をやりたいのか」が伝わる
例えば、最後まで興味を持って見てもらえるポートフォリオの特徴の一つに、最初のページの作品のクオリティが高いというものがあります。クオリティが高いということは、一番時間をかけてこだわりを詰めた自信作、つまりその人の「やりたい!」がこもっていると考えられますよね。「この人はどんなことがやりたくて、他にはどんな作品があるのだろう」と思わず考えてしまうのは、そんな思いが伝わるからです。
このようにポートフォリオではスキルだけではなく、「あなたが何をやりたいのか」もアピール材料の一つなんです。サブリメイションに送られてきたポートフォリオには自主制作として実際に放映されたアニメ作品のモーションの模写を載せているものがありました。CGアニメのモーションがやりたいという情熱がとても伝わり採用となった一例です。
皆さんはポートフォリオ作成に取りかかるとき、まず何からしますか?
…ここでもまずは「何をやりたいのか」を考えることが大切かもしれません。
それはなぜかというと、
就職=ゴール
ではなく、
就職=スタート
だからこそ!
就職してから何十年と続けていくことになるかもしれないクリエイターとしてのお仕事。制作へのモチベーションを高く持ち続けるためにも、ポートフォリオの作成時にはあなたなりの「こういうことがやりたい!」という思いを大事にしていただければと思います。
黒﨑「ポートフォリオは自分の分身!」
◆希望職種ごとに気をつけるポイント
ここまでは、全職種共通のポートフォリオのポイントについてご紹介しましたが、ここからは希望職種ごとに気をつけるポイントについても触れていこうと思います。
アニメーター
デモリールで剣を振る、走るなどのリピートモーションを定点で撮ったものを入れている例はよく見られます。そこに演出面のアピールのためにもカメラワークをつけたアニメーションが入っているとさらに◎です。
モデラー
モデラーに求められるのは「どれだけリファレンスに寄せられるか」!版権キャラのモデルや写真を参考にした背景モデルなどが掲載されていると、そのアピールに繋がります。今年の内定者の中には、好きなアニメのキャラクターのイラストを参考に髪の毛や表情の細部にまでこだわって作成したポートフォリオを送ってきてくれた人もいました。
◆これからポートフォリオを作成する人に向けたメッセージ
最後にインタビューした黒﨑から、記事をお読みの皆さんにメッセージをいただきました!
黒﨑「ポートフォリオは、学生の皆さんが初めてプロに見られる作品です。制作にかけた努力は、1ピクセルの見栄えのこだわりまで全部伝わります。企業と学生の皆さんの接点はポートフォリオしかないから、どんなに努力してもポートフォリオに表れてなければ残念ながら汲み取る事ができません。だから、まずは将来自分が”何をしたいのか”をよく考えて、それをポートフォリオで表現するために今専門学校に通っているという意識を持ってほしいと思います。皆さんの学生時代のすべてが詰まった、”自分はこういう人間だ!”ということが伝わるポートフォリオと出会えることを期待しています。」
いかがでしたでしょうか。
魅力的なポートフォリオの作成には「人に見てもらうこと」の意識が必要不可欠だということをお伝えしました。
サブリメイションでは、学生の皆さんの「これがやりたい!」が詰まったポートフォリオをお待ちしております◎