みなさん、こんにちは。
医療法人社団しんゆうかいでは、日々の診療を支える仲間や、医療の新しい形に挑戦するメンバーの想いをお届けしています。
今回は、理事長の玄先生にお話を伺いました。
足立区の「きたあやせよつば眼科」をはじめとしたクリニック運営を通じて、“見える”を支えるだけでなく、患者さんの人生に寄り添う医療を追求し続ける玄先生。
しんゆうかいのこれまでとこれから、そして新たに募集している「院長秘書」というポジションに込めた想いを語っていただきました。
1. 偶然のようで必然だった、「しんゆうかい」のはじまり
──まずはこれまでのご経歴を教えてください。
玄:
開業の場所は地元・足立区。特別に狙ったわけではなく、縁が重なって「ここでやろう」と決めました。
偶然のようでいて、いま振り返ると必然。生まれ育った地域に医療で恩返しする――その感覚が、自分の背中を押しました。
開業当初は認知に苦労した記憶もあります。翌年に患者さんが増えた矢先、東日本大震災が起きました。
社会の空気が一変する中で、「医療は生活の一部であり続けるべきだ」とあらためて感じた出来事でした。
2. “見える喜び”を届ける医療を
──クリニックにはどんな患者さんが来院されますか?
玄:
0歳の子どもからご高齢の方まで幅広いです。
最初は地域中心でしたが、今では都内全域や長野・横浜など遠方からも足を運んでくださる。
受診の目的はさまざまですが、共通しているのは「見える喜びを取り戻したい」という想い。
それを支えるのが私たちの役目です。
3. 現場で見えた“課題”と“これからの医療”
──現場で見えたリアルな課題は?
玄:
外来中心の運営だけでは、患者さんやご家族の時間的・距離的負担を減らしきれない。
たとえば白内障手術の説明でご家族が仕事を休んで同行されるケース。
こうした負荷を減らすために、オンラインでの説明・相談を活用したいと考えています。
また、訪問診療の体制を整えれば、「最後まで寄り添う」医療に一歩近づけるはずです。
4. “手術で終わり”ではなく、“人生に寄り添う医療”へ
──玄先生が定義する“良い眼科医療”とは?
玄:
「手術で終わり」ではなく「手術の先の人生を支える」こと。
白内障手術を例にとると、術後も角膜形状や視機能は変化します。
だから術後の見え方を長期で最適化する視点が必要です。
同時に、再生医療やエンハンス医療にも可能性を感じています。
機能を回復するだけでなく、「より良く生きる」を支える医療、これが次のフロンティアだと思っています。
5. 多様な価値観を束ねる“仕組みの経営”
──価値観や判断軸を教えてください。
玄:
組織運営の要諦は、多様な価値観の最大公約数を見出すこと。
「もっと稼ぎたい」「家族時間を大切にしたい」――両方が正しい。
個の価値観を尊重しながら、成果が出る配置と仕組みに落とし込むのが経営の仕事です。
具体的には、考え方の近いメンバーで小さな単位をつくる、役割を要素分解して適材適所へ配置する、そして評価と教育を連動させる。
評価は線を引く作業ではなく、成長の地図を描くプロセスだと捉えています。
6. 拡張と整備の狭間で進む、組織のアップデート
──しんゆうかいは今、どんなフェーズにありますか?
玄:
拡張と整備の同時進行です。
医療資源が限られる中で、分院という形は機動的な人員配置を可能にします。
一方で、拡張は仕組みの未整備を露呈させる。
だからこそ、オンライン診療・訪問診療の導入、データに基づく診療・運営、教育システムの内製化に取り組んでいます。
冗談めかして「よつばアカデミー」なんて呼ぶこともありますが、本気で学習が進み、教育できる組織をつくりたいと思っています。
7. “思考を形に変える”パートナー「院長秘書」に求める役割
玄:
私の頭の中には、いつも新しい構想があります。
けれども、それを形にしていく“酵素”のような存在が足りない。
院長秘書は、私の考えを実行に変える触媒になってほしいポジションです。
日々のスケジュール管理だけでなく、院内外の情報を整理し、課題を言語化し、
オンライン診療や訪問診療といった新しい仕組みを動かす中心になってもらいたい。
私の頭の中を“見える化”し、組織が自走する体制を整える。
それが、このポジションの最大のミッションです。
8. 一緒に“道を拓く”仲間へ
──最後に、読者へのメッセージをお願いします。
玄:
一生懸命にやり切れる人、そして“ガッツ”がある人。まずは姿勢です。スキルはあとからいくらでも伸びる。
私が大切にしているのは「開拓精神」。前例がないなら、前例を作ればいい。
しんゆうかいは、まさにその真っ最中です。
起業家マインドを持つ人には、これ以上ない環境だと思います。
医療現場と経営の両方が最短距離で学べて、希望があれば、法人経営にも深く関わっていただくことができます。
「ここでの経験が自分の人生を変えた」と胸を張って言える――
そんなクリニックを一緒に作りましょう。
まとめ
“よく見える”のさらに先――。
しんゆうかいは、術後の人生にまで伴走する眼科医療をめざし、オンライン/訪問診療の実装、教育と評価の接続、次世代医療の探索を推し進めています。
あなたの“開拓精神”を、しんゆうかいで試してみませんか?