1
/
5

創業者インタビュー後半「創業後売上0の数年間、その後訪れた転機とは」

こんにちは。マインドアイル株式会社の広報担当です。
前回のインタビュー記事では創業秘話をお伝えしましたが、今回は創業後の苦悩と訪れた転機について現在のマインドアイルの様子と一緒にお伝えします。

ーー前回のインタビューではベンチャー企業で軌道に乗った後のスピンオフと聞きましたが、創業後の会社経営はどうでしたか?

・創業3年間売り上げは0。設立当初は苦労の連続
私たちは共同経営者として、技術の側面からの経営、営業の側面からの経営と、二人で分担しているといえば聞こえはいいですが、実際には何でもやらなきゃ始まりません。
ここからは、また苦労が始まりましたね。まず、お金は全くないけど人材は必要だったので、社員をどんどん採用していきました。

売上0なのに・・・最大6人くらいいました。売り上げはずっと0のまま。

ーー3年間売上0!?ここまでいくと別の選択肢もあったと思いますが、当時はどんな様子だったんですか?

・簡単には引き返せない責任
二人で本当に多くの会社にプレゼンをしに行きました。とても良いものだ、今後はこういう製品は必要だと言ってはくれますが、誰もお金を払うとは言ってくれませんでした。3年やって1社も売れませんでした。私は、森田に対して、未来のある若者を巻き込んだ責任がありますから、簡単にやめるわけにもいきません。しかし、売れなきゃやっていけません。

ーーそうですよね、責任と危機がつきまとうなかで5年目をどう乗り越えたんですか?

・ 外国の企業が転機

ある日、ネットサーフィンをしていました。そして、ふと これって何だろう 海外では携帯をつかって様々なものをスキャンして買い物やらをしている動画でした。すぐにその会社を調べるとスイスの会社で日本にはありませんでした。(現在は日本支社があります)。すぐにスイスの会社にメールをし、「興味があるので製品のことを教えてほしい」と伝えました。
すぐに返事が来て、技術的な情報交換などが始まりました。外国の見知らぬ人にいろいろ教えてくれるんだから、凄いですよね。私は、米系ソフトウェアで働いていたこともありますから、外資系というのはよくわかっていますが、正直会社の大小とかはあまり気にしないところが大半。
また、「個」を大切にする文化が多くあります。とくにテクノロジーは会社の大小じゃないんです。無名でも小さくても、技術力・営業力があれば認めてもらうことができます。

ーーおお、スイスの企業が転機になるわけですね。その後、現在はどのような状況ですか?

・日本の働き方を変えてやる!マインドアイル再出発
技術的なことは、森田に任せました。自分はそのスイスの会社がやろうとしていることに惹かれました。かっこいいんですよ。彼らの作るショートムービーや営業の資料とかが、携帯電話のカメラでさまざまな情報をスキャンして読み込む技術 という、すでに世界中どこにでもあるものだったのに、とても惹かれたんです。そのときに、これだ!と思ったんです。これは絶対日本でうけるはずだと。

ちょうど、自社の製品はお客様が1社もない、失うものはない
俺たちが、この技術を使って日本の仕事の仕方を変えてやる。働く人のために、より便利によりスマートに仕事をするべきだと思いました。

ーースイスの企業が転機になったわけですね!日本では実際この技術は今後スタンダードになるのでしょうか?

・コロナ時代突入!非接触需要で市場拡大

2019年世界で流行したCOVID-19により、非接触の概念が日本でも広がり、私たちのアプリケーションも注目をされるようになりました。
現在は、大手ドラッグストア、スーパーマーケット、物流センターで、弊社開発のアプリを使って多くの方が仕事をしてます。「人の役に立つものを提供しそれに見合った対価をいただく」これが商売の基本であり、原点だと思っています。

ーーコロナの時期も相まっていい流れが来たのですね!
これまで数多くの困難を乗り越えマインドアイルを創り上げてきた外ノ池さん。もちろん放り出したいときや、辞めたいときもあったと思いますが、外ノ池さんにとって「仕事」とはどういったものだとお考えですか?

・創業者、外ノ池が語る「仕事」とは
私にとって仕事というのは、人生そのものだと思っています。いい時もあれば、悪い時もある。努力が報われる時があれば、そうでないときもある。そして、多くの人にとって、仕事は、生計を立てるために行っている日々の活動であること。とすると、自分ができることをやるしかない。できることしかできないとも言えます。
私はサラリーマン生活を送ったのが人生で6年間。それ以外はずっと自分で自分のできることをして、幸いにして生計を立ててきました。好きなことだけをして・・・という分けにもいかないのが現実です。でも可能な限り、やりたくないことはやりたくない。仁義は守りたい、自分の流儀は通したい。そういうところは人一倍大きかったかもしれません。
つまり、人が働く意義というのは、究極の承認欲求じゃないかと思います。飽くなき探求心と承認欲求があれば、いくらでもできるし、どこでも出来るのが仕事であると。

ーー奥深いですね。確かに、仕事をすることが「究極の承認欲求」とは納得です。外ノ池さんが働く上で大切にされていることはどんなことですか?

チーム(人)を大切にすることです。サラリーマンと今とどちらがいいですか?とよく聞かれることがあるのですが、正直どちらも良いです。問題はそこではなく、一緒に働く人に恵まれていたんだと思います。仕事は一人じゃできない。チーム競技なんですよ。
どんな仕事でも相手がいるはずです。フリーランスで一人でやっていたとしても、必ず相手がいる。その相手が敵(ライバル)であれば、その対価はもらえませんから、やっぱりチームなんですよ。

チームは、メンバーが変わることももちろんあります。メンバーはそのままで、まれに競技が変わることだってある。いまのマインドアイルのピボットはまさにそれですね。本当に大切なものって目に見えないんですよね

ーー目に見えない大切なものって例えばどんなものですか?

運、縁、信頼、信用、愛、未来、友情、仲間意識、畏怖、満足感、充足感どれも目に見えない。そして、自分のそれや、相手のそれを知りたがり、確たいと思うことがあります。いずれも人生でとても大切なもの。これらは仕事においても同じだと感じています。

大切なものは何も見えないんだと、よく自分に言い聞かせています。

ーー本当にその通りですね。大切なものは目に見えないと私も肝に命じておきます!一緒に働く社員に対して、これは大切にしてほしいというものはありますか?

・最大限に吸収して楽しんでほしい
社員には、自分の大切な人生の時間を使って働いてるんだから、最大限に吸収し、最大限に楽しんでほしいと思います。今隣の人は、来年は違う人かもしれない。何かの縁があり同じ場所にいるわけだから、働く時間を大切にしてほしいというのが一番です。自分を大切にすること(自分を甘やかすのではなく)自分の時間を大切にすれば、仕事の密度も濃くなると思っています。

自分の価値は人が決めるんじゃない 自分が決めるんだという気概を持ってほしいです。

ーーマインドアイルのこれからの展望について教えてください

世の中は誰かの仕事で成り立っています。目にみえないところで多くの人々が様々な仕事をしています。
私たちは、仕事をするうえで役に立ったり便利になるような製品を、テクノロジーを通じて提供していきたいと考えています。そうすれば、必要とされ、我々の仕事の存在意義があり、無くなることはないと思っています。

ーー 直近の目標はありますか?

・目指すは日本一シェア
近い将来成し遂げたいことは、今持っている技術を使ってその業界での日本一のシェアが欲しいです。日本一ってどんな気分なのか?日本でシェアが一番だと次にどんなことに挑戦できるのか?まだわからないからこそチャレンジしたいし、そうなればきっと新しい世界が広がるはずだから。

ーー ともに日本一を目指す仲間を募集中ですが、どんなメンバーと一緒に働きたいですか?

基本的には、向上心、探求心を持ちながら、自分の時間を大切にできる人と働きたいです。マインドアイルはまだまだ少人数の小さい会社ですが、だからこそ、チーム競技をしていることを理解している人は我々の働き方や考え方にも合っていると思います。

自分の得意なことは人に伝えることができて、自分が苦手なことは人に聞けるような素直さも仕事をするうえでは大切です。弊社はベンチャーですが、大企業の下請けは基本やらず、受託開発もしません。

ベンチャーだから諸々緩い、諸々厳しい、それが現実。顧客と直接話をして問題を解決するなど、今後はコンサル的なことができるエンジニアが必要になるかもしれません。
エンジニアをはじめとして、ベンチャー好き、チャレンジ精神のある方、チームプレーは得意だという方、是非門を叩いてください。お待ちしております!

いかがでしたでしょうか。創業後3年間売上0でスイスの企業に出会い、転機を迎えたマインドアイル。

テクノロジーを使って世にベンリ!を創出する

マインドアイルは、現在小売領域へのDXソリューションの開発に参入しております。 普段スーパーで買い物する方ならば「これはベンリになる」と思ってもらえるサービスの開発を行なっています。

業務拡大につき、フロントエンジニア、バックエンドエンジニア、アプリエンジニアを大募集中です!
詳細は是非応募ください!

マインドアイル株式会社's job postings
5 Likes
5 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Invitation from マインドアイル株式会社
If this story triggered your interest, have a chat with the team?