初めまして!アットマーク・ソリューションCFOの松谷です。
「明るく、元気に、前向きに」
これは、新卒時代、塾の先生をしておりまして、当時の教室長(上司)がいつも言っていた口癖です。
「新卒」というとリクルートスーツを着て、キラキラッというイメージなんですが、私は大学時代からアルバイトしていた会社にそのまま入社したので、あまり新鮮な気持ちもなく、流れで4月を迎えていきました。
そんな甘い認識でいた社会人1年目には、大きな事件が起きます。
集団授業の配属だったので、入社後すぐに担任を持つのですが、授業経験者ということもあり初年度から多くの担当を持ちました。私は生徒さん、保護者さんともに関係構築から。
ただもちろん社員としての経験はないため、あちらこちらで問題が発生し、対応に追われていました。
そんな中、ある日、保護者さんが突然教室に来られて、激怒されていました。
「うちの子がいじめられているんですけど!」
取り急ぎ面談室にご案内し、教室長に報告するも、「じゃあ対応よろしく」の一言。
もちろん自分の担任なのですが、対応したことはもちろんないし、
研修でもそんな想定の研修は受けたことないし、
そもそもこれ、私が対応していいのか、大丈夫なのか、と内心は焦るばかり。
その後は面談室で3〜4時間、保護者のお怒りは止まらず。
もちろん大切な我が子を守る意味で仰っていることは当然のことばかりでしたが、
よくお話を聞くと学校での出来事とのこと。結果的には、学校と連携して解決に向かうのですが、
教室長や教室の先輩、他の教室の先輩にもたくさん相談して、悩みに悩んで一つずつ対応していきました。
あの期間は、ほぼ生きた心地がしなかった。
実際には昨年(担当前)から起きていたことや、授業は担当しておらず教室で話すだけであったことや、学校での出来事が多かったことなど、自分が対応しない理由は幾つでも挙げられました。
正直、出社拒否したかった。毎日、胃が痛かった。
けれども、これは自分が対応するしかない、と腹を括って最後まで対応しました。
対応は大変でしたが、教室から帰る電車の中、教室長とともにこの件の進捗や他の仕事の話をしながら、いつもかけてくれた言葉が
「明るく、元気に、前向きに」
でした。
「松谷くん、今はもちろん大変やけどな、何事も諦めずに、明るく、元気に、前向きに、頑張っていたら、ちゃんと報われるんよ、いい言葉やろ? 俺は好きやねん。その瞬間瞬間はしんどいんやけどな、いつも心に願っていて、一生懸命頑張っていたら、ちゃんとそうなるから。おまじないのように言い聞かせるねん。」
そんな教室長も数年前に会社を揺るがすような大きな事件を対応しており、
「亀の甲より、年の功」を実感した瞬間でした。
- ある日の昼礼後 -
教室長「はい、じゃあ今日も、明るく、元気に、前向きに、頑張りましょう!!よろしくお願いします〜」
・・・(数分後)・・・
教室長「(ぶつぶつPCを眺めながら)んもーなんやねん全くっ!!!」
先輩と私「先生、明るく、元気に、前向きに!!!」
(一同、爆笑)