男性だって育児休業や短時間勤務はできる! 取得して学んだ事は、日常では得られない 大切な事でした。
こんにちは!富士通コミュニケーションサービス採用担当です。
当社は女性だけではなく、男性も育児休業を取得している社員が多数います。
今日は男性の育児休業取得のきっかけとなった社員にインタビューさせていただきました!
本日登場いただく原さんは、5人のお子さんをもつ大黒柱であり、
男性で最初に育児休業や短時間勤務を経験されたパイオニアでもあります。
実際に取得された感想や、学びについて色々伺ってきましたので、
ぜひ、ご覧になってください!
--それでは、原さんまず自己紹介からお願いしていいですか?
はい、2006年10月に入社しました、原と申します。
前職はPC専門店にて販売スタッフを経て店長として勤務していました。
仕事を通じてお客様にもっと寄り添ったサポートがしたいと思い、
その後現在の富士通コミュニケーションサービスへ入社。
現在は、大手流通業向けのサポート案件でマネジメントをしています。
--前職はPC専門店での勤務とのことですが、当社への入社経緯について教えてください!
大学を卒業後、PCの専門店で接客販売を担当しており、
販売接客や修理の依頼受付を行っていました。
2年ほど経験した後、ありがたいことに店長に昇格し
販売接客からマネジメントがメインの仕事になりました。
これまで見えていなかった、お店の予算や目標などを管理するようになり
競合店との差別化するにはどうしたら良いか考えるようになりました。
色々な店舗を調べ、力を入れたのがPCサポートでした。
もともと存在していたサービスなのですが、販売担当とサポート担当は別でした。
それを、お客様の要望を聞き販売した人が、ご自宅まで伺ってセットアップもする
ワンストップのサービスを企画し、スタートしました。
企画の反響は良く、売上も上がった事で社長賞をいただくことができました。
このワンストップサービスを始めてから、お客様の喜びをダイレクトに感じられる
ようになりました。
一方で自分はマネジメントの立場なので、お客様のご自宅まで伺うことに専念する
わけにもいかず、サポートの仕事にもっと深く関わりたいと思ったのが
転職のきっかけでした。
転職活動を開始し、テクニカル領域のヘルプデスクやネットワークのエンジニアを
メインで探していたところ、大手の転職サイトで富士通コミュニケーションサービスを
見つけたのが最初の出会いですね。
--なるほど。当社以外にも候補はあったと思いますが、入社の決め手はなんでしたか?
そうですね、自分が初めて買ったPCが富士通だったんですよ。
実際にユーザーとして使用していた事もあり、富士通に対して印象は良かったです。
入社の決め手になったのは、研修制度ですね。
前職でもメーカーさんに勉強会をしてもらったくらいだったので、
実際に転職しても本当に仕事としてできるのか不安がありました。
面接で研修制度などの話を聞き、内容の充実さに魅力を感じ不安も払拭できた
ことから入社することを決めました。
--入社後は、実際にサポート業務に携わっていたのですか?
はい、最初は大手の製造メーカーへ常駐し、社員さんから電話で問い合わせを受け
実際にその方の席に伺う対面型のサポートを行っていました。
その企業は関東や他の地方にも拠点が複数あり、いくつかの拠点を経験させて
いただきました。
--現在のお仕事はマネジメント業務とのことですが、どんな仕事をされているのですか?
日本全国に展開している大手流通業の勤務者に対して、PC・タブレット・
スマートフォンのサポートをする案件を担当しています。
この案件では、サポートする機器ごとにチームが分かれており、
対応する時間帯も異なります。
私は主に案件全体の品質管理や、クライアントとの価格交渉、新規の
業務提案などを行っています。
最近だと新型コロナウイルスの影響もあり、テレワークをする勤務者が増えたので
自宅で勤務する際のトラブル関連が多かったですね。
急遽テレワークに切り替えたこともあり、自宅から特定のシステムにアクセスできない、
顔認証でログインしているシステムのパスワードを忘れてしまった、など普段と違った
問い合わせも多かったです。
--テレワークは今の状況だと導入する企業が増えていますよね。
働き方のところで言うと原さんは育児休業や短時間勤務を経験されているとの事ですが、
どのような経緯で取得される事になったのですか?
実は私、子供が5人おりまして(笑)
4人目と5人目の子供が生まれた時に取得しました。
当時は、育児休業を男性が取得できるということ自体、知りませんでした。
3人目くらいから、1人で子供の面倒を見るのはそろそろきついなと思いました。
4人目の子供が生まれるタイミングで、どう育てるかという話になった時に
「あなたの会社は育児休業を取れないの?」と妻に質問されたのがきっかけで
自分自身で調べてみて、男性も育児休業を取得できると知りました。
それならば取得してみようと思い、まずは上司に相談しました。
どう上司に伝えるか悩みましたが、4人目を授かったことと、
子供を育てていくのが大変なので、育児休業を取りたいと正直に話しました。
その当時、社内で男性が育児休業を取得したケースはありませんでした。
ありがたい事に上司も「やってみよう」と賛成してくれ、人事との面談などを経て
取得に至りました。
また、担当していたクライアントにも育児休業を取得することを話したところ、
「おー良いじゃないか!」という反応をいただきました。理解してもらえ、
さらに「どんどんそう言う事はやったほうがいい」と背中を押してくれたので
ありがたかったですね。
育児休業の取得を考えてから、3〜4ヶ月ほどで育児休業に入ることができました。
前例がないにも関わらず、実際に取得するまで想像以上に早かったことに
驚きました。当たり前ですが、女性向けに作成された資料は既にあり、
上司も人事も申請方法や進め方を一緒に調べ、情報を整理し、相談しながら
準備させてくれたのが心強かったです。
社内外からの協力を経て1回目は5ヶ月間、2回目は8ヶ月間の育児休業を取得
させていただきました。
--実際に取得してみてどうでしたか?
1回目の育児休業をスタートしてから1ヶ月間は、仕事の夢をよく見ていましたね。
終日自宅にいて家族以外とは話さないので、もしかしたら無意識に
ストレスを感じていたところがあったのかもしれません。
2ヶ月目以降は、妻との距離感や、妻がどうして欲しいのかをわかってきたので
1日1日があっと言う間に過ぎていきました。
また、子供たちを幼稚園に通わせず家庭教育を行っていたので、
育児休業中は生まれた子供以外に、上の子3人へ勉強を教えたり遊んだり
ある程度日常のリズムを作れました。
2回目の育児休業では、前回の経験を活かして、
自分で料理の本を購入し、朝昼晩の食事の献立を考え
全ての料理を担当したり、子供たちの学習教材をベースに
学習チェックリストを用意したり、鉄棒や縄跳びなどに
チャレンジするリストを作ったりもしました。
前回は、「目の前のできること」をやっていましたが、
2回目は自分で「やりたかったこと」も実現できました。
--育児休暇を経て、得られた事や変わった事はなんでしたか?
この期間で、家庭生活をどう過ごしていくか、たくさん話し合い
妻との関係性が変わりましたね。パートナーとしての絆が強くなりました。
また、子供たちに関して、理解しているようで理解できていない事に気付きました。
子供たち5人それぞれ性格も全て違うので、同じことでも反応が全く違います。
勉強にしても運動にしても、性格が違うので一人一人に合った教え方が必要なのだと
身を持って体感できました。
育児休業を取得し子供たちとの関わりの中で、人それぞれ異なり、個性がある事に
改めて気づいたことで、実際の自分の仕事でもメンバーの個性を意識するように
なりましたね。
--育休明けに短時間勤務も取り入れられたとの事ですが、業務連携などはどうされていましたか?
2回目の育休明けに、9時から16時までの短時間勤務を3ヶ月間しました。
まだ4人目も小さかったですし、5人の子供を妻1人で見るのは厳しいので
サポートが必要でした。それから、短時間勤務を経験した男性もいなかったので
実際に体験してみたかったという私の意向もあり、実現しました。
実際に取り組んでみて、時間内に絶対に終わらせなければならないプレッシャーは
想像以上だったので、経験してよかったなと思っています。
残業ができない分、いかに時間内に終わらせるかということが頭に浮かび上がり
社内でも自分の状況もきちんと伝え、その上で成果を出すにはどうすれば良いか
考え、業務上で効率化できた事も増えました。
また、メンバーとのコミュニケーションを密にとるようになりましたね。
仕事やメンバーとのやりとりも含めて、得られる経験は大きかったです。
また、短時間勤務に関してもクライアントの理解があったので
各種打ち合わせを16時前に調整していただけたのも助かりました。
短時間勤務終了後も、週1回在宅勤務をしています。
--様々な働き方をされていますが、今後挑戦していきたい事はありますか?
現在、新型コロナウイルスの影響で週3回程度、在宅勤務をしています。
今回の経験を経て、PC・タブレット・スマホなどのIT機器を活用した働き方改革を
クライアントへ提案していきたいと思っています。
このヘルプデスクという仕事は、クライアントが実際に使うPCやシステムを扱うので
様々な情報が集まってくる場所でもあります。クライアント企業の従業員の方が
何に困っているのか分析し、どのような情報を発信すれば喜んでもらえるのか、
クライアント企業が事業に集中するためにIT機器をどのように活用していけば良いのか、
システムやネットワークを通じ新しい働き方改革を作っていければ
一歩進んだサポートが実現できると考えています。
今後はそういった事にも挑戦していきたいですね。
--それでは最後にこれを見ている方へメッセージをお願いします。
富士通コミュニケーションサービスは、いろんな事にチャレンジできる職場です。
仕事だけでなく、私のように育児休業や短時間勤務などのワークスタイルについても
チャレンジが実現できる職場なので、キャリアもライフスタイルもどちらも
大切にしていきたい方にとっては、とても充実した環境だと思います。
ぜひ、興味がある方は話を聞きに来てください!
原さんインタビューに協力していただき、ありがとうございました!
原さんのように仕事もプライベートも大切にしたい人はぜひ一度話を聞きに
来てくださいね!