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インターンから“FLAGSの心臓”へ。BPRシステムを支える存在へと歩みを進めた彼が、VOGUE風Q&Aにも本音で答えた!
皆様こんにちは。FLAGSグループ採用広報担当の知花です。
スタッフインタビューでは、FLAGSで活躍するメンバーたちの姿や想いにフォーカスしながら、ビジョンやミッションに挑むリアルな声をお届けしています。
今回登場するのは、旧末松会計事務所時代にインターンとして税務業務を経験し、いったんは他業界へ就職した岩﨑さん。彼は現在、税務の知識を活かして社内インフラと兼任で経理DX事業部の業務にも携わっています。TOPのお写真は、2025年6月10日・11日に開催された、DXPO名古屋出展ブースでの1コマです。
入社当初は、税務もシステムも“ほぼ素人”。そこから会計システムやkintone、業務改善ツールの導入を支える存在となり、いまでは社内で「FLAGSの心臓」と呼ばれるまでに。
自ら考え、動き、頼られるようになったその成長の軌跡と、BPRという裏方業務のやりがいに迫ります。
後半では、「VOGUE風質問」にも本音で答えてくれました!ぜひ最後までご覧ください。
PROFILE|
Ryota Iwasaki 株式会社FLAGSホールディングス IT推進課・経理DX事業部
大学2年生のとき、税理士法人FLAGSの末松昌樹代表とのご縁から、インターンとして税務業務を経験。学生のうちに現場に触れたことで、会計・税務の世界への関心を深める。卒業後は一度別業界に就職するも、方向転換。2020年4月、旧・末松会計事務所(現FLAGS)へ入所。現在は入社6年目。
ーーーFLAGSでインターンシップに参加したきっかけを教えて下さい!
僕の親族と昌樹先生が、大学時代の先輩・後輩の関係だったんです。そのご縁でFLAGSのことを知って、興味を持ちました。僕は現代社会学部に進学したんですが、大学受験のときは経済学部も考えていて、税務やお金の流れには以前から関心がありました。そんなことから「会計事務所ってどんな仕事をしているんだろう?」と、実際に見てみたいと思いました。
ーーー参加前、会計事務所のインターンシップに持っていたイメージがあれば教えてください。FLAGSでは、どんな業務を経験しましたか?
正直、税務業務には堅いイメージがありました。専門的な話ばかりで、自分に理解できるかなと。でも、実際に参加してみると、20代で税理士になったメンバーもいて、フランクに話せました。税務の話もわかりやすく説明してもらい「ここならちゃんと学べそうだな」と感じました。今ほどシステム化はされていなかったのですが、2月3月の確定申告時期、入力のフォローをしました。
ーーーいったんほかの仕事を経験してみて、税務業務のほうがいいと思った理由を教えてください。
新卒で物販・小売の会社に就職したんですが、30代になっても続けていくイメージが持てなくて。改めて「将来、どんな仕事をしたいか」を考えた時、「たくさんの人」ではなく、「目の前のひとり」の役に立つ仕事がしたいと思いました。FLAGSでの出会いを通じて「税理士は数字だけじゃなく、人と向き合う仕事」と感じました。その気持ちが、戻るきっかけになりました。
ーーーFLAGSは5年で3倍規模に成長しているので、ご入社された頃はまさに変革期だったのではないでしょうか。
確かにそうですね。僕が入社してから、個人事務所を運営した経験のある、現在品質管理課の鈴村先生がメンバーに加わりました。細かなところまで丁寧に教えてくださり、内勤の税務アシスタントへの理解が深まって、業務上の判断やサポートにも自信を持てるようになりました。代表は今と変わらず2名体制でしたが、当時は昌樹先生がメインで、創業者の時夫先生が週に2回来ていました。入社時メンバーは14名ほどでした。1年経った頃から、同世代が入社してくるようになりました。
ーーー社内のインフラ担当になったのは、和真代表からのオファーと伺いました。くわえて兼任で未経験から、ノーコードエンジニアとして、販売管理システムの開発に携わってそうですね!
和真先生から総務部のバックオフィスメンバーとして「業務をシステム化する過程に携わってみないか」と声をかけていただきました。やりながら覚えていくような感じで、クラウド会計(マネーフォワード)の初期設定やデータ移行、出納帳や財務分析ツールの導入サポートなど。戸惑うことも多かったのですが、徐々にできることが増えていきました。
なかでも印象的だったのは、社内で出納帳のシステムサポートをした時です。最初は窓口対応の予定だったんですが、実際には自分でやった方が早くて。そのまま操作説明やデータ整理まで進めていました。
Excelでの手作業をインポートに切り替えたり、クラウド会計や分析ツールのセットアップをサポートしていくうちに「早くみんなの力になりたい」という思いで、がむしゃらに取り組みました。今では、社内でのkintone活用について相談されることも増えました。
サイボウズのkintoneは、プログラミングの知識がなくても業務アプリを作れますが、実際に活用するには税務に関する業務理解が不可欠です。マニュアルの標準機能だけではうまくいかないことも多く、現場で本当に役立つ使い方を、少しずつ体得しました。
kintoneを活用した販売管理システムについてですが、もともとは、自社の課題解決のためにはじめました。業務を仕組み化できたのは、大きな成果です。
ちょうどその頃、顧問先様でも誰がどの案件を持っているのか共有されておらず、見積書の内容も個人の手元に留まっている状態で、組織全体で状況を把握しにくいという課題がありました。そうした悩みに対して、システムを使ってどう解決できるかを一緒に考えるきっかけとなり、構築にチャレンジしました。
開発に約1年をかけてkintoneをパッケージ化し、昨年7月にはITベンダー登録。スポット導入にも対応しました。そうやって導入したシステムがきちんと定着するように、社内外からの質問窓口になりました。わからないことは自分で実際に操作して、ベンダーに問い合わせました。
◆岩﨑さんの業務改善とDX推進の軌跡
2020年 内勤アシスタントとして就業
2020年9月 内勤アシスタント兼IT担当 データの一元管理や業務の最適化を実現
2020年12月 会計業務効率化ツールを経営支援クラウドへ切り替え
2022年1月 kintone着手
2023年 IT補助金を活用したマネーフォワード(以下:MF)導入支援案件 サポート
2024年 2月 お客様へのMF経費とMF債務支払 セットアップ業務開始
2024年 7月 FLAGSアウトソーシングにマネージャーが入社し、DX事業部本格稼働
ーーーなるほど。それはもう、FLAGSアウトソーシングだけでなく、グループ全体でなくてはならない存在なわけです!ところで、経理DX事業部ではどんなお仕事をされているんですか?
債権債務管理システムの導入支援を行い、請求書や支払いデータの管理を効率化するためのセットアップを担当しています。業務フローを細かくヒアリングし、複雑なケースでも柔軟に対応できるようになりました。操作方法のレクチャーや運用サポートは、一通り任せてもらっています。
ーーー印象に残っている業務を教えてください。
2023年に、補助金を活用したプロジェクトも含めて2社を担当した時かな。会計ソフトの移行、初期設定、そして週1回の導入支援…。とにかくパワープレーで駆け抜けました(笑)。今年の1~2月にも、ボリュームのある経理改善案件が重なりました。
社内インフラ担当としても7月に3名、9月にも3名の入社を控えています。10月には内定者インターンがスタートし、そのまま来春に3名が新卒入社予定があります。気付けば、対応する“ひとり”がつぎつぎと増えて、正直ちょっと慌ただしい毎日です(笑)。でも、なんだかんだでちゃんと回せているので、これはこれで楽しいですね。誰かの力になれるのが嬉しいし、責任が大きい分やりがいも感じます。
ーーーでは、ここから30の質問で岩﨑さんのパーソナルな部分に迫ります!
1. 1日の中で一番好きな時間は?
寝る前の転がっている時間
2. 一番の弱みは?
自信がないところ
ーーそのおかげで周りの声をしっかり聞いて、慎重に行動しているのではないでしょうか!
3. 一番の強みは?
柔軟な発想
ーー問題解決や新しい提案につなげられるのわけです。
4. 人生最大の教訓は?
良くも悪くも物事は想定通りには事が運ばないので、対策や対応方法を考えることをやめなければ思いもよらぬ解決方法などが見つかる事があるので、考えることをやめないことが大事だと思っています。
ーー諦めないことが人生を切り拓く鍵かも知れないので、同感です。
5. 大切にしている信念は?
主観じゃなくて客観的な視点で考えるように
6. これまで貰った中で最高の褒め言葉は?
経理改善業務でお客様に関与させていただいた際に、属人化の解消ができたことにより社長のお母様が経理業務から離れることが出来るようになった際に、社長から息子として親孝行が出来たとおっしゃって頂けたことです。
ーーまさに「目の前のひとり」の役に立った瞬間。喜び一入、感無量といったところでしょうか。
7. 刺激を受けるのはどんな時?
自分でも活用できそうなシステムの運用などを知れた時
8. 甘党?辛党?
どっちかというと辛い方
9. ずっと聞き続けられる曲は?
「This is me」
ーー自分らしさを肯定する力強い楽曲ですね!
10. 思わず笑顔になる瞬間は?
家で猫が甘えて来た時
ーーパワーワーク後には、癒しが必要です!
11. 誰も知らないあなたの一面は?
会社とプライベートは多分全然違うのでノーコメントで
ーー会社では見せていない一面、きっと誰にでもある…はずです!
12. 生きるためのマストアイテム3選
美味しいご飯 車 美味しいご飯を食べるためのお金
ーー食べなきゃ始まらん!脳みそも心も燃料切れはNG!
ーー美味い店はだいたい遠い。愛車はフットワーク担当ですね!
ーー結局コレがないと夢も味も見られない。世知辛いけど真実!
13. 席は窓側派?通路側派?
窓側
14. 今までで一番大胆な経験は?
税務にもPC関係に強い訳でもないのに税理士法人でシステム担当をになっていること
※大学は現代社会学部出身(祭りなどの歴史や田舎の文化等について学んでいた)
ーー飛び込んでみればなんとかなるし、組織強化にかなり貢献しちゃってます!
15. 人生最高のアドバイスは?
頼れるものは頼りなさい
ーー「誰かに聞く」「ツールに頼る」「相談する」って、すごく大事。あれ?…まさに岩﨑さんの存在そのものですね。頼りになります!
16. 後ろめたいけどやめられないものは?
漫画収集
ーー好きな世界観に囲まれて、満たされちゃいましょう!
17. 最近読み終わった本は?
漫画
18. 今読んでいる本は?
漫画
19. 誰かと1日だけ入れ替わるなら誰がいい?
仕事がお休みの人
ーーもはや、ずっと仕事がないのも、しんどいのではないでしょうか。
20. 挑戦したいとずっと思っているけど怖くてできずにいることは?
新しいキャンプ友達作り
ーー去年の慰安旅行で行ったBBQ施設では、同じチームになり、分厚いお肉や牡蠣などの魚介を、美味しく焼いてくれました!素敵な趣味をお持ちです。
21. 19歳で知っておきたかったことは?
バイトしすぎてもあまりいいことはない
ーー社会経験が豊富なワケです!
22. 大好物は?
油淋鶏
23. 一番好きなデザートは?
タルト
24. 泣いた映画は?
映画で泣いたことないです
25. 欲しかった才能を一つだけ挙げるなら?
瘦せる才能
ーーそんな夢の才能、誰でも欲しいと思います。
26. 最大の推しは?
猫
ーーモフモフ。ツンデレ。謎の高貴さ。確かに♪
27. 一番笑った映画は?
映画でめっちゃ笑った記憶はないです。
28. この世で最も好きなことは?
ボーっとしながら友達とまったり雑談
29. 一番好きな色は?
暗めの赤紫
30. 12歳の時の夢は?
確か考古学者
編集後記
お話を聞いてみて、あらためて岩﨑さんの守備範囲の広さに驚きました!実際にどんな業務を担当しているのか、わかりやすくまとめてみたので、ぜひチェックしてみてください。
◆社内インフラ担当としてのセットアップ業務
- クラウド会計(マネーフォワード)を中心とした導入支援を担当。
- 従来のExcel手入力をインポート形式に切り替え、業務負担の軽減に貢献。
- 会計ソフト移行実施。移行手順を把握し、現場で実行。
◆ ベンダー調整・質問対応
- 質問の一次窓口として社内外からの問い合わせに対応。
わからないことがあればベンダーに確認し、正確な回答を即日対応。 - 実際にソフトを操作・体験することで、質問に即答できる体制を構築。
- 「自分でやったほうが早い」精神で、スピーディーに実務をこなす姿勢。
◆Kintone導入(販売管理システム)
- 属人的だった見積・案件管理を、kintoneで可視化。
- 社内だけでなく顧問先の要件をもとに、パッケージ化モデルを構築。
- 確定申告のタイミングで本稼働。導入から定着まで約1年をかけて支援。
- スポット導入、アプリ間連携や運用の仕組みもシステム管理者として説明対応。
◆その他ソフト・ツールの対応実績
- 窓口業務および導入サポート。
- セットアップ・面談対応、初期設定。
- 質問に答えられるよう、自ら操作・検証を実施。
ちなみに岩﨑さん、「FLAGSの心臓」と表現されることを、本人は「そんな立派なものじゃないですよ」と謙遜していました。その控えめながらも、大きな役割と活躍ぶりが、周囲からの評価につながっています。
以前に自己申告型の診断テスト(その人の認識・決定理由・処理方法などを自己申告し、それをもとに16タイプの性格に当てはめる(MBTI診断))を受けた際は「自由を大切にする冒険家タイプ」だったそうです。ところが、今回のインタビューをきっかけに再診してみたところ「物事を着実に形にしていく巨匠タイプ」になったとか!
経験を重ね、現場で求められる役割や視点が増えていくなかで、ご自身のスタンスにも自然な変化があったのかも知れませんね。FLAGSが「自分らしさを活かしながら、変化していける環境」であることが、少しでも伝われば嬉しいです。