ITエンジニアのためのライフスタイルメディア KIKKAKE ITREND
KIKKAKE ITRENDは、エンジニアのためのライフスタイルメディアです。エンジニアの皆さんがより快適により良いエンジニアライフを送る上で参考になる情報をご紹介します!
https://itrend.kikkakeagent.co.jp/
安定した大企業の看板か、それとも未整備な環境で事業を創り上げる「手触り感」か──。大手自動車部品メーカーでのキャリアを手放し、当時10名規模のキッカケクリエイションへ入社したNさん。その決断を後押ししたのは、ゼロから事業構造そのものを設計したいという想いでした。
現在はデジタル戦略部で自社メディアの事業責任者や社内SEなど、あらゆる職種の壁を飛び越え、全社横断でオペレーションの無駄を削ぎ落とし、主軸であるエージェント事業の成長を裏側から支える仕組みを次々と実装しています。
本記事では、約3,000万円のコスト削減を実現した前職での原体験から、現在主導している部門の垣根を越えた全社規模でのオペレーション変革、そして組織と共に描く未来のビジョンを語っていただきました。
日本大学理工学部を卒業後、新卒で独立系大手自動車部品メーカーのユニプレスに入社。生産技術職として工場のライン企画に携わったのち、新設されたDX推進部へ異動しデータ基盤構築や業務効率化に従事。よりスピード感を持って事業成長を牽引できる環境を求め、2023年6月キッカケクリエイションに入社。現在はデジタル戦略部に在籍し、社内SEとしてDX推進やデータ分析、自社メディア「KIKKAKE ITREND」の事業責任者を務めている。
大学では機械工学科に所属していたこともあり、周囲の多くが自動車関連の企業へ進む環境でした。当時は転職を全く考えておらず、企業選びの軸は「一生働ける安定性」だったんです。
そこで選んだのが、東証プライム市場に上場し、連結7,000人以上の従業員を抱える独立系自動車部品メーカーのユニプレス。特定の完成車メーカーに依存しない独立系であれば、強固な基盤があると考えていましたね。
生産技術職として、工場で新たな部品を量産するための生産ライン企画から現場へ引き渡すまでの工程全般を担当していました。製造業においては売上を作る工場側の発言権が強く、気難しい職人の方々と折衝を重ねる日々が続いたことを覚えています。
少しでも不備があれば厳しく突き返されるため、事前に懸念点を洗い出して潰しておく先回り力、そして相手の要求の裏にある課題を抽出し、案件を滞りなく進める要件定義の基礎が培われました。
同一車種で異なる2つの部品ラインを立ち上げるプロジェクトにおいて、約3,000万円のコスト削減を実現した経験です。当初は別々の時期に依頼が来ていたため個別のラインとして進行していましたが、生産数やスケジュールを考慮した際、それぞれのラインを統合した方が効率的だと気づいたんです。
自らその案を伝え、複雑な工程を乗り越えた結果、約3,000万円という大幅な削減に貢献できました。より良い構造を描く面白さを知った瞬間でしたね。
将来的なAIによる設計書の自動生成を見据え、国内だけではなくグローバルに展開するすべての工場と設計部門からデータを収集し、ゼロからデータベースの構築を進めていました。
当時は拠点ごとに管理手法がバラバラで、全社活用できるデータが蓄積されていなかったため、国内外の現場から課題をヒアリングしながら情報を一元管理する体制を整えていった形です。そのやり取りの過程で、現場の困りごとをExcelマクロを用いて解決し、感謝されることにやりがいも感じていました。
しかし、充実感の一方で焦りも大きくなっていったんです。巨大な組織ゆえに調整に時間がかかり、プロジェクトがなかなか前に進まない。「データを集めるための調整でキャリアを使っていいのか」という疑問が、スピード感のある環境へと踏み出す覚悟に変わっていきました。
データ基盤構築や業務改善の経験が活かせると考え、データアナリストを軸に転職活動をスタートさせました。しかし、未経験の壁は厚く、不採用になる日々。知識不足を痛感し、ビジネス系YouTubeを視聴する毎日でした。
そんなある日、スカウトメールを開くと【IT菩薩モローが副社長を務める会社です】という一文が目に留まったんです。「聞いたことがある」と直感し、見ていた動画の記憶とリンクしました。実はその動画こそ、キッカケクリエイションが運営しているYouTubeチャンネルだったわけです。見覚えのあった企業からオファーが届く偶然に驚き、「まずは話を聞いてみよう」と面談へと進みました。
完成されたサービスを運用するのではなく、事業構造を創り上げる余白に惹かれたことですね。他社内定もありましたが、そこは会社名とサービス名が同じだったんです。プロダクトが確立されているがゆえに、「10を100にする」フェーズにある。だからこそ、自分が微修正を加えたところで、自己効能感は得られないと感じていました。
一方、キッカケクリエイションであれば、広範なオペレーション改善を通じて事業成長の角度を大きく変えられる、インパクトのある業務に挑戦できる。面接で話を伺う中でそう確信したんです。当時は10名ほどの規模で不安もありましたが、代表の川島から聞いた約300%の事業成長率という事実が懸念を払拭してくれました。
何より私自身がYouTubeを通じてナーチャリングされ、スカウトを機に入社へと至るプロセスを体験した一人。この手法と事業の将来性は間違いないと肌で感じられたことが、最後の一歩を後押ししました。
デジタル戦略部に在籍し、ITエンジニアのためのライフスタイルメディア「KIKKAKE ITREND」の事業責任者を務めています。また、データ分析やDX推進を軸とした事業構築も主導しています。現場の課題をシステムでどう解決するか、事業インパクトを見据え、最上流から入り込んでいく役割です。
補助金を活用した施策という性質上、厳格な要件や納期がシビアな中でのスタートでした。そうした状況下で、開発の実務を依頼していた外部パートナーのコントロールから、140本にのぼる記事コンテンツの品質管理・進行管理までを指揮し、リリースまで完遂しました。
「最高のパフォーマンスは、最高の日常から。学び続けるエンジニアの毎日を応援します。」というコンセプトで運営しており、単なる情報発信ではなく、ユーザーに継続的な価値を感じていただけるよう、ポイント機能やアンケートを企画しています。
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手応えがあったのは2つ。ユーザーの再流入推進とキャリアアドバイザー向けの進捗管理シートの開発です。どれも、無駄を削ぎ落として事業成果に直結させることを意識して進めました。
これまでは、転職活動を中断された方が再度サイトを訪れた際、過去のデータと混ざってしまい、対応が各部署でバラバラだったんです。
そこで、まずは初回流入時と再流入時の活動情報を明確に分けて管理できるよう、データの構造から見直した形です。当初の転職活動の選考データや、過去のアプローチ履歴を求職者単位で一目で確認できる仕組みを整えました。結果として、各部署での対応のバラつきが解消され、求職者に対して迷いなく最適なコミュニケーションが取れるようになりました。
キャリアアドバイザーが業務を進める中で、担当している求職者の選考フェーズや次に行うべきタスクを把握しづらいという課題に着目しました。そこで、CRM内の情報とリアルタイムで連動する独自のシートを開発したんです。状況が一目でわかるようになったことで、業務効率を飛躍的に引き上げることができました。
現場の社員一人ひとりが、高い問題意識を持っている点に尽きます。全社チャットには、「ここの仕組みを直してほしい」「こんな機能が欲しい」といった要望が日々上がってくるんです。全員が当事者意識を持って事業課題に真っ直ぐ向き合い、より良くしていこうとする活発なカルチャーは、当社ならではの強みだと実感しています。
当面の目標は、根幹であるエージェント事業を成長させていくことです。並行して、自ら立ち上げたメディアを通じてエンジニアのライフスタイルを支援するという想いを、愚直に追求していきたい。そうした信頼の積み重ねが、巡り巡って組織の厚みに繋がり、成長を支える土台になると信じています。
私たちが求めているのは、自ら事業課題を見つけ出せる方です。
将来のビジョンから逆算して、その施策が本当に解くべき問いなのかを見極める。そうした論理的な思考に基づいた判断と、導き出した答えを完遂させる実行力が備わって初めて、事業成長を加速させるインパクトを生み出すことができます。
そんな手触り感のある挑戦に情熱を燃やせる方と、一緒に働ける日を心待ちにしています。