3nD | 体験価値のデザインでビジネスを前に進めるUXデザインファーム
3nDは、事業・体験・技術の観点から納得できる体験価値を提案し、ビジネスを前に進めるUXデザインファームです。サービスデザインからUIデザインまで幅広く支援します。
https://3nd.co.jp/
こんにちは、クマダカナコです。
2025年10月、私は約5年間在籍し、執行役員・サービスデザイン部長を務めた株式会社Relicを退職し、アウルズ・ビジネス・パートナーズ株式会社(3nD)にUX/UI Directorとしてジョインしました。
3nDは「デザインと経営」という難題に挑む、まだ"生まれたて"の組織です。
きっと多くの人がこう思ったはずです。
「なぜ安定した役職を手放してまで、新しい環境に飛び込んだのか?」
この記事は、キャリアの中で「安定」と「挑戦」のあいだで揺れている人、そして「結局、誰と働きたいのか」という問いに立ち返ろうとしている人に向けて書いています。
私の原点は、中学時代に触った「ホームページビルダー」です。
寝食を忘れるほど夢中になったWeb制作でしたが、それが仕事になるとは思っていませんでした。
新卒では某アセットマネジメントに入社し、経理事務として働く日々。
しかし、心身を壊し、「どうせ壊すなら、好きなことして壊したい!」と転職を決意。Webデザインスクールに通い、デザイン制作会社に入りました。
初仕事で作ったバナーを見せた瞬間、社長に言われた言葉を今でも覚えています。
「ガハハ!センス0だな!」
その言葉に泣いた夜もありました。でも諦めませんでした。
"センス"は磨けば光る。そう信じて、深夜まで手を動かし続けたあの日々が、私のすべての原点です。
Webデザイナーを経てUIデザイナーへと転身したRelicで出会ったのは、"新規事業"という「面白い世界」でした。
制作の先にあるサービスデザイン、MVP開発、ワークショップの設計。
「デザインが新しい事業を動かす」という体験を初めて味わい、デザイナーとして、そして人としての視野が一気に広がりました。
リーダー、マネージャー、部長兼執行役員へと役職が変わるたびに、「責任」と「信頼」を少しずつ背負っていく感覚もありました。
でも同時に、"葛藤"も生まれました。
役職が上がるほど、現場から少しずつ離れていく。その距離の中で、私は「デザインの定義」が溶けていくのを感じていました。
AI、ノーコード、生成ツール。
「デザインの役割」は、もう一部の専門職だけのものではない。私が学んできた"デザイン"の輪郭が、テクノロジーの進化でどんどん曖昧になっていく。
「マネジメント」という安定の場所にいるうちに、"自分の専門性"が鈍っていく気がしたのです。
まだ泳ぎきれる体力があるうちに、もう一度"最前線"に戻りたい。そう決めました。
私がアウルズと3nDに惹かれたのは、"新規事業の面白さ"だけではありません。
3nDは「経営戦略×UI/UX」を一気通貫で支援する、少数精鋭のプロ集団。Relicと同じフィールドにいながら、より"経営の本丸"に踏み込む組織でした。
でも最後の決め手は、「理屈」ではありません。
「人」でした。
CEOの向井さん、執行役員の池田さん、そして仲間となった寺前さん。面談で話した瞬間、「この人たちとなら腹を割って働ける」と感じたんです。
私はマネジメントも向いていないと葛藤しながらここまで来ました。なんとかやってこられたのは、素直で誠実なRelicのデザイナーという素晴らしいメンバーに支えられていたからです。
だから、「執行役員・部長」という肩書きを手放すことに、未練はなかった。
それよりも大切なのは、「信頼できる仲間と、腹の中をさらけ出して働くこと」。泥臭く、真剣に、笑いながら挑戦できること。
私にとって、それこそが"前進"でした。
私はAIの価値を強く感じていますし、使わざるを得ないと思っています。むしろ、その進化にワクワクしています。そのうち本当にドラえもんができる日も来るでしょう。
でも、どれだけワクワクしても、私たちは壮大な「テクノロジーの進化論の通過点」にすぎません。
AIも、私たち人間も、いつかは次の形に変わっていく。
だからこそ、私は思うのです。
「通過点」なりに、今この瞬間にしか見出せない"人間の価値"を見出したい。
その価値とは、効率では測れない"泥臭いプロセス"です。
雑談の空気、コーヒー片手の笑い声、仲間との「阿吽の呼吸」──
そうした非効率で人間臭い営みこそが、"通過点の私たち"にしか生み出せない価値なのだと思います。
大きくなろうとする組織の中にいるよりも、少数で地道にやっていこうという組織で働く方が、今の私の願いに合っていました。
キャリアの成長は、上に行くことだけじゃない。
「面白い」と感じる場所へ深く潜ることもまた、立派な前進です。
私は3nDという"生まれたての組織"の最前線で、テクノロジーの波に呑まれながらも、"人間らしいデザイン"を探し続けています。
大好きなデザインをやり続けるために、デザイナーとして名乗り続けるために、できることをしたい。
一緒に荒波に揉まれてみたいという方がいましたら、ぜひカジュアル面談からお気軽にお話しましょう!
今後サボっていたX(https://x.com/kumadakanako)で頑張って発信もしていこうと思います。
もし共感してくださった方、ぜひつながってください。一緒に、「デザインの面白さ」を考え続けましょう。