動きに宿る感情を探る ― CafeGroupアニメーションチームの自主制作のご紹介
3DCGやVFXを用いたアニメーションや映像制作、システム開発まで手掛けるCafeGroupは、クリエイターが気軽に集まり、化学反応を起こすプラットフォームをめざすクリエイター集団です。
モデリングやアニメーション、VFXなどのプロフェッショナルが集い、互いに刺激し合いながら、映画・アニメ・ゲームなど幅広い作品づくりに参加しています。
日々の制作では、リギング・モデリング・エフェクトなどCGの各工程に特化したアーティストが研究を重ねています。
その中で、“動き”に特化したアニメーションチームでは、商業制作に加え、自主制作を通じてアニメーション表現の可能性を探求しています。
本記事では、AnimationCafeのアーティストたちによる自主制作作品の一部をご紹介します。
目次
- スケボーで挑む「流れ」と「見せ方」 ― 『DownHill』
- 馬の歩行に宿るリズム ― 『Horse Walk』
- 海外アニメの“ノリ”に挑戦 ― 『Cartoon Rhythm』
- 重力と解放を描く ― 『Jump』
- おわりに
スケボーで挑む「流れ」と「見せ方」 ― 『DownHill』
Kさんのスケートボードを題材にした自主制作『DownHill』。
「不安定な足場での動きの表現」と「適切な重量感のあるアクロバット」の練習として取り組んだ作品。作者が「邦題:LIFE! (原題:The Secret Life of Walter Mitty)」のスケボーシーンが好きで、その爽快感の見せ方を少しでも学び再現したいと思い制作したそうです。
馬の歩行に宿るリズム ― 『Horse Walk』
Tさんによる『Horse Walk』は馬の歩行をテーマにした習作。
骨格や筋肉の連動を観察し、重量感を与え動物として説得力のある動きを表現しています。重量感と生き物としての存在感が伝わり、動物の動きを「描く」ことの奥深さを感じさせます。
海外アニメの“ノリ”に挑戦 ― 『Cartoon Rhythm』
Mさんによる本作は、コンテスト「Award:Q」の課題として制作された短編モーション。
『カンフー・パンダ』のようなスローモーション表現や、『ミニオンズ』的なテンポの速い小キャラの動きを参考に、海外アニメらしいリズム感とタイミングを意識したそうです。
「Award:Qというコンテストの課題として取り組んだもので、海外のCGアニメーション作品のような動きを試して制作しました。
10秒の尺でオチが簡潔に伝わるよう、キャラクターの登場方法や構成を工夫して制作しています。」
重力と解放を描く ― 『Jump』
Iさんによる『Jump』は、ジャンプという最も基本的な動作を題材に、「重心の位置」と「移動」をテーマとして制作されています。
跳び上がる動きの中で、重さや“ため”の表現を意識したシンプルなモーション作品。基本動作を題材に、動きのリズムやタイミングを確かめながら制作されています。
おわりに
これらの作品は、アニメーションにおける「動きの研究」と「表現の自由」の両立を体現しています。
CafeGroupでは、自主制作を通じてアーティストが技術と感性の両面を磨く環境づくりを大切にしています。
また、CafeGroupではアニメーターやCGアーティストの新規採用・インターンシップを行っています。
自主制作やデモリールを通して、自分の「動き」や「世界観」を表現している方は、ぜひ応募時に作品を添付してご応募ください。
技術だけでなく、“情熱や想い”を持ったアーティストとの出会いを、私たちは心から歓迎します。