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役員対談第1回:マクロミルからエイトハンドレッドへの変革。クライアントの本質的課題解決にコミットするマーケティング・マネジメントパートナーが欲する人材とは

ー今日はエイトハンドレッドの役員対談第1回で、代表取締役社長の大畑さんと、テクノロジー本部取締役の瀬川さんにお話しいただきます。

大畑翔柄(おおはた・しょうへい)
1985年生まれ。東京大学工学部卒業、同大学院修了後、戦略グループにて、主に小売り・流通業界における、事業戦略策定、マーケティング改革、データ利活用プロジェクトなどに携わる。2014年にマクロミルに入社し、中期経営計画策定、営業改革、オペレーション改革、商品企画などの業務に従事。2018年より執行役員 事業企画本部長。2021年より執行役員 データマネジメントプラットフォーム事業本部長として、データコンサルティング事業を管掌。2022年7月より新会社エイトハンドレッドの代表取締役社長に就任。

データ提供・リサーチまでに携わるマクロミルから、トップライン向上などの本質的課題にコミットするエイトハンドレッドの設立へ

―まずはエイトハンドレッドの会社概要を教えてください。

大畑:エイトハンドレッドはクライアントがどのようなデータをどう取得し、どのようにマーケティング施策につなげていくのかを、経営・事業戦略策定レベルから検討し、実行・検証までを一気通貫で行う「マーケティング・マネジメントパートナー」です。マーケティング×データコンサルティングに強みがありますが、マーケティングの領域ではそのような価値を提供するプレーヤーが少ないという認識です。

顧客行動の複雑化、新たなメディアの出現などにより、データに基づく顧客理解の深化、意思決定の重要性が増してきています。一方で、大手コンサルや広告代理店、SIerなどは、彼らの強みがある領域では当然価値を発揮しているものの、一気通貫でマーケティング×データの領域を支援はできていないと考え、エイトハンドレッドの設立に至っています。

―どのような経緯でマクロミルからエイトハンドレッドを設立することになったのでしょうか?

瀬川: マクロミルのリサーチ事業では、自社で取得・保有するデータを活用したリサーチを提供してきましたが、それはマーケティング全体から見れば一部分のソリューション提供に留まっており「このままでよいのか?」と私自身も自問自答しながら、今まで業務に当たってきました。そんな中、大きな潮流として、事業会社がデータを収集・保持し始め、それらをもとにしたインサイトを事業価値向上や新事業立ち上げに活用する流れが出てきました。大手コンサルティングファームや広告代理店がこのような領域で価値を提供していく中、マクロミルにもコンサルティング事業を行ってほしいというご相談があり、本事業がスタートしました。

本領域は大変難易度が高く、なかなかうまくいかないことも多々あるとよくお聞きするのですが、マクロミルはアンケートなどの意識データの活用はもちろんのこと、データエンジニアリングやデータアーキテクトなど、マクロミルが過去データビジネスを行う上で培ってきたノウハウをご提供した結果、大変クライアントの満足度が高く、その流れから、コンサルティング事業の事業化の兆しが見え始めました、それが2018年頃です。

大畑:その頃私は、コンサル出身者としてアドバイスは行っていたのですが、本格的に組織として事業を行っていこうという話が2021年頃から始まり、その年の7月に本事業の管掌役員となりました。

クライアントの本質課題と向き合うため、取り扱いデータの幅にも拡がりのあるエイトハンドレッド

―具体的にマクロミルとエイトハンドレッドの違いを教えてください。

大畑:マクロミルはデータ提供・リサーチが主な取り組み領域ですが、その先のデータからのインサイトをマーケティング戦略立案・実行に活かし、トップライン向上までコミットメントするのがエイトハンドレットの領域になります。具体的には、市場機会の発見やコンセプト調査、広告効果測定等のリサーチを扱うのがマクロミル。一方で、クライアント事業に深く入り込み、データ×マーケティングを駆使し、クライアントの課題解決をするのがエイトハンドレッドですね。別の言い方をすると、クライアントが意思決定をする情報を提供することに特化しているのがマクロミル。一方、なぜデータがそもそも必要なのか、またそのデータを活用した事業や施策の実行をどうすべきか、にコミットするのがエイトハンドレッドです。

瀬川:取り扱うデータの違いもありますね。マクロミルは生活者データ、意識データ、購買データなど消費者行動分析を主軸としています。一方、エイトハンドレッドはマーケティング全般で、お客様が独自に収集されているデータやパートナーやベンダーから提供を受けているデータなどを総合的に取り扱った上で、マーケティング業務や費用の最適化、データビジネスに関する新規事業の立ち上げ・実行支援などを行うという違いがあります。

20年以上蓄積されたマクロミルの社内知見と、新規事業立ち上げなど幅広いバックグラウンドを持つ人材が集まる

―マクロミルからの分社化ということですが、どのような経歴の方が多いのでしょうか?

瀬川:様々なバックグラウンドを持つ人材が集まっています。マクロミルからは、意識データや購買データを提供していた営業経験のあるメンバーや、データの集計・分析に従事していたメンバーはもちろんですし、新規事業部署に所属し、新たなデータソリューションを開発していたメンバーもいます。中途採用においては、事業会社で社内データ活用や機械学習を活用し分析を行っていたり、データベース構築やクラウド環境構築経験が豊富なエンジニア、アナリティクス企業の出身者などが多いです。

―マクロミルからの分社化も強みであると言えますね。

大畑:そうですね。マクロミルはデータビジネスを生業にして、20年以上事業を行ってきた会社です。これまで、様々な業界に様々なマーケティングデータを提供してました。例えば、事業会社でデータに関する新規事業を行いたい場合、どのデータが必要か、勝ち筋があるかが、すぐにわかりますし、当然自社でもデータの取得から蓄積、処理、集計、分析まで行ってきましたので、データ環境をどう整備するか、どうアウトプットするかに関するノウハウも保有しています。

もちろん、それらのエンジニアリング、アナリティクス人材も多数在籍していることも強みの一つです。また、マクロミル自体がデータホルダーですので、アンケートデータや購買データ、位置情報データなど消費者に関わる様々なデータをどう扱っていけばよいかをリアリティを持って提案できるということも、他社にはない強みだと思います。

―そのデータ活用の部分は一番クライアントニーズが大きいところですよね。具体的にはどのようにクライアントに価値を提供しているのでしょうか?

瀬川:例えば、新規事業を立ち上げる場合、データを活用した事業を構想することはデフォルトになりつつありますし、データでマネタイズするということも当たり前になっています。事業の構想段階からマクロミルの過去の成功や失敗の知見をお伝えしながら、グランドデザインを構想し、事業を運営していく体制や組織の構築、人材育成なども合わせて一緒に検討していくことも多いです。また、データ環境構築もそうですし、分析のユースケースを作ったり、可視化のためのBIを構築したりすることもあります。今まで作った環境が重くて使えないから、直してほしいといったような依頼も良くありますね。

最近だと、個人情報の取り扱いやGDPR周りの相談も増えています。これらの領域は、事業会社内部では知見のある人材はなかなかいないため、最新の知見や見解をご紹介することも多くあります。今後より増えそうなのはデータのリアルタイム連携です。やはりデータは“生もの”なので、新鮮さが大変重要なんですよね。リアルタイム連携に関する技術・ノウハウ自体もそうですが、現実的にマーケティング業務で活用すべきはどの範囲なのか、その実現に必要なコスト、実行体制に至るまでを提案・支援しています。

瀬川順弘(せがわ・としひろ)
1990年生まれ。東北大学経済学部卒業後、マクロミルに入社。
入社以来、新規事業であった行動と意識のデータを掛け合わせたリサーチ事業の企画・営業に携わり、売上拡大に貢献、全社MVPを受賞。その後、広告会社のDMPや事業会社のCDPのプロジェクトに多数参画し、データマネジメント・分析・開発全体のプロジェクトマネージャーを担当。その経験を活かし、マクロミル内でデータコンサルティング事業を立ち上げ、事業部長として売上・組織拡大を牽引。2022年7月より新会社エイトハンドレッドの取締役に就任。

マーケティング×データコンサルティング領域に一気通貫で関われる会社、それがエイトハンドレッドの魅力

―では、経営者のお二人から見たエイトハンドレッドで働く魅力を教えてください。

大畑:マーケティング領域において、新規ビジネスの立ち上げや業務の効率化、データ環境整備から施策の実行・検証までを一気通貫で携われる会社は多くないと思っています。クライアントのトップラインを、本質的にどう上げていくか、どう投資対効果を最大化するかに携われるのは、オリジナリティであり魅力でもあります。広告や、システム、データなど一部の領域だけでなく、戦略的な部分から業務、システム、ツール、最新テック、情報セキュリティ領域など、マーケティング及び事業に関わるすべてを取り扱いますので、そのような環境でチャレンジしたい人にはぴったりだと思います。

瀬川:先ほども触れましたが、マクロミルという巨大なデータホルダーのグループ会社でクライアントのマーケティングやデータ活用の支援をするということで、実際のデータに触れながら提案や価値提供できるところは、魅力であり面白さの一つだと思います。他社ではなかなかないですよね。更に、世の中にそもそもどんなデータが存在するのか、現実的にそれらのデータで何ができ何ができないのかなどの知見も保有していますから、これらのデータに関する諸々の知見と、アナリティクスやテクノロジーを掛け合わせて、クライアントに価値を提供できることも、エイトハンドレッドで働く魅力ですね。

大畑:昨今では、データを取り扱わないビジネスはほぼないと思います。データに基づくインサイトを土台としたアプローチを取ることができるのが、エイトハンドレッドのウリでもあります。

現在お持ちのスキルにマーケティング業界・コンサル実務を掛け算で身に着け成長したい方を歓迎

―では、どのような方にエイトハンドレッドに参画してもらいたいですか?

瀬川:今すでに一芸を持っていて、更に新しいスキルを身に着けたい方は大歓迎です。先ほど申し上げたように、データビジネス構築に関する各種ノウハウ、具体的にはデータの取得、処理・集計、環境構築、アナリティクスなどのノウハウがエイトハンドレッドにはあり、それらに関しては入社後でも身につけることができます。今お持ちのスキルにそれらのスキルを掛け合わせることで、クライアントのビジネスに貢献したい方を歓迎します。

―何かスキルを持っており、かつ更に自己成長したい方ということですね。

瀬川:例えば、統計解析には自信がある、クラウドに詳しい、BI構築経験豊富、など何か一つ強みがあると嬉しいです。そこに掛け算で大きく成長できる場がエイトハンドレッドです。

大畑:マインドセットを最も重視しています。マーケティング領域の業務知識やデータの知識はアサイン後でもつけていただけるますので。とにかく、マーケティングの全てに携わりたい、本質的なクライアント支援をしたい、データのプロフェッショナルになりたいなど、なんでも構いません。強い想いをお持ちの方に参画してもらいたいです。

今を楽しみながら自己成長できる職場環境を提供したい

ー最後に、エイトハンドレッドにご興味をお持ちの方へメッセージをお願いします!

大畑氏:エイトハンドレッドは非常にエキサイティングな環境であり、3Cと呼んでいるコアバリューがあります。

  • Consistency 一貫性を持つ
  • Consummatory 今を楽しむ
  • Courageous 果敢に挑む

コンサマトリーとは、将来のために今を犠牲にしないということで、社内ではよく「コンサマトリーに働きましょう」といった形で使われます。私も経験がありますが、コンサル業務はともすれば、キャリアアップの投資の期間であると捉える方もいらっしゃるかと思います。もちろん大変なことも多くありますが、仕事に人生の多くの時間を使う以上、現状を楽しみながら、この環境をうまく活用して、意味のある時間・空間にしてほしいと思っています。最終的にはエイトハンドレッドにいてよかったと思える環境を提供していきたいです。

瀬川氏:実はここ2年ほど、男性の育休取得率が100%です。もちろん仕事で価値は発揮しつつも、プライベートを充実できる環境づくりもできてきているかと思っています。また、ここまでフラットな会社も珍しいのではないかとも思います。上下関係が良い意味でないというか、マネージャーや役員も一緒になって汗をかいています。そんな環境で楽しみたい方からのご応募をお待ちしています!

-エイトハンドレッドの魅力がたくさん詰まったお話、ありがとうございました!

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