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会社の経営理念を明文化した「ビジョンマップ」とは?

こんにちは!トゥモローゲート株式会社の広報担当、田原です。

皆さんは、様々な企業を見られる中で「ビジョン」に注目したことはありますか?
企業によって定められている言葉も様々ですが、そこに会社や代表の想いが込められています。

トゥモローゲートでも、ビジョンを含む経営理念を定めており、それを「ビジョンマップ」というものに明文化しています。

たった1枚のA3用紙です。

このビジョンマップのお陰でトゥモローゲートはビジョンに向かう組織に変わりました。今回ビジョンマップを作った経緯を話すことで、ビジョンの重要性や会社の考え・文化が伝わるかと思い、紹介していきます。

■ビジョンとは?

みなさんに質問です。そもそも「ビジョン」とはなんでしょうか?

・会社の方向性を顧客や社員に示すもの 
・5年後10年後の未来を明示したもの
・自分たちのやりたいことを言葉にしたもの

これらはどれも正解です。

会社がオフィシャルに「自分たちの会社はこんな会社づくりをしていきます!」という宣言がビジョンであり、公約通りに企業経営を実践し、顧客や求職者や社員に体験してもらうことで信頼という名のブランドが創られます。ビジョンとは、口に出したらやりきることが前提であり、決して嘘をついたり裏切ってはいけない、何が何でも実現するという覚悟が必要です。

■なぜビジョンが必要なのか?

ビジョンがないまま経営をするということは、行き先の決まっていない船に乗せられているようなもの。当然社員は行き先がわからず不安になります。何のために働き、どうなるのかが見えないままでは、与えられる業務はただの作業となり今やってる仕事に対する意味や目的を見いだすことはできません。

会社という名の船の行き先を明言することで、

①ビジョンに共感するお客様や社員が集まる(求める人材の採用)
②目的を理解することで仕事にやりがいが生まれる(自発的に考える組織)
③ビジョンからの逆算で目的のある手段を選択できる(軸のある経営)

結果としてそれは組織として差別化された強力な付加価値となり、お客様からも喜ばれ、会社としての収益性も高く、世間から愛される企業づくりに繋がります。ビジョンがあることで顧客・求職者・社員に対してその会社の在り方を明確に示すことができるのです。

■社員に想いが伝わらず組織がバラバラになった過去

ビジョンマップを作ろうと思ったきっかけ。
一言で伝えると「目的のある強い組織に変えるため」です。

組織が大きくなるにつれて、代表の想いが社員に届きにくくなっていると感じたことが大きな理由です。

社員からは「変な会社を創りたいって言ってるのに、全然変なことやれていない」そんな声が挙がっていましたし、創業から一人の退職者も出してなかったのですが、一人また一人と会社に不満を抱えて辞めていく社員がチラホラと出だしていました。

このままじゃヤバい。

役員が話し合いをし、緊急で役員合宿を計画。

ただ当初は「ビジョンマップを作りに行こう!」と決めて合宿をしたわけではなく、「このままじゃ会社の未来はない、とりあえず外に出てこれから会社をどうするのか話し合いをしよう。」という流れでした。

言うなれば、ビジョンマップはその時に役員同士が話した「こんな会社を創ろう」をまとめた会議の議事録です。

■ビジョンマップには何が書かれているのか?

ビジョンマップには、会社の理念や大切にする価値観、哲学、ポリシーなどを言語化して記載しています。会社がどんな方向に向かって進んでいくのか「ビジョン達成までの道を示す一枚の地図」だと考えていただけると、より分かりやすいかと思います。

ビジョンマップには、主に「ミッション・ビジョン」「中期ビジョン・具体的な行動」「バリュー・判断基準」を記載しています。一つずつ、ご説明していきます。

ミッション・ビジョン

ミッション「世の中にきっかけを。」
ビジョン「世界一変わった会社で、 世界一変わった社員と、 世界一変わった仕事を創る。」

このミッション・ビジョンは、創業当時から変わっていません。一緒に働く社員はもちろん、選考を受けてくださる求職者の方、お問い合わせをいただくお客様、SNSをフォローしてくださっている方など、私たちが関わるすべての人の「きっかけ」になりたい。

中期ビジョン・具体的な行動

次に、ビジョンを達成するための中間地点として、中期ビジョンは「大阪で一番オモシロイ」と言われる会社へなることを設定しています。

「世界一変わった会社になる」と言っても、目標が遠いことで何をすればたどり着けるかが分からず、社員の中でも捉え方や進み方がそれぞれ異なってきます。その結果、全員が向かう方向が一致しないことで、ビジョンの達成には程遠い組織となってしまいます。

そのため、「世界一変わった会社」になるために、まずは「大阪で一番オモシロイ会社」を中期目標とし、それに沿った具体的な行動まで明確に決めました。また「大阪で一番オモシロイ会社」と言われるために、8つのオモシロイ項目「サービス・クリエイティブ・社員から見て・求職者から見て・世の中から見て・オフィス・メンバー・社長」を設定。これはあくまで、これらの項目でオモシロイを達成できていれば「大阪で一番オモシロイ会社」と言われるだろう、という私たちの仮説です。8つの項目それぞれに、定量的な目標を掲げており、それらの達成を目指して日々業務に取り組んでいます。

バリュー・判断基準

上述した会社のミッション・ビジョンを実現するために「バリュー(行動基準)・判断基準」を定義しています。

バリューには「気持ちの良い挨拶をする」「家族や仲間を大切にする」「当たり前のことを当たり前以上にやる」など12個設定しています。「自分たちの中で何が大事なのか?」役員を中心にミーティングを重ね、最終的に現在の12個のバリューとなりました。ビジョンマップは定期的に見直しを行なっており、項目を増減させたり、言葉を少し調整したりなどしています。

また、事業・採用・社員 すべてにおける判断基準として「オモシロイ方程式」を設定しています。これは、社員の提案がきっかけで定めることとなり、お客様に提案する企画はもちろん、自社の社内制度や新規事業など、新しいことに挑戦するときには必ずこの「オモシロイ方程式」に沿って企画をしていきます。方程式の「あがる」と「ささる」にはそれぞれ8項目を設けており、それぞれ3項目以上を満たすことが条件です。これを設定したことで、会社の考える「オモシロイ」の基準が明確になっていきました。

■ビジョンマップを作って変わったこと

ここではビジョンマップを作って実際に会社が変化したことについて書いていきます。

そもそもビジョンマップは、作るだけでは何も変わりません。

設計したビジョンマップに沿った経営判断を実施し、会社を理想とする会社に一歩ずつ近づけていかなければここに挙げるメリットは体感できないでしょう。

2018年のビジョンマップ作成から今日までの特徴的な変化として、

①営業利益率は5年前から26倍
②新規事業立ち上げ2件、新しい社内制度28件、選べる働き方など変化する組織になった
③モチベーションクラウドの全社スコアが84.6まで上がった 
※アルバイト契約社員は除く

これらが社長の指揮のもと実行できるようになったわけではなく、社長は完全に現場を離れ、社員たちがビジョンマップによって自発的に考え企画し、会社をどんどん変えていく組織になったというのが最大のメリットだと思います。

■社員として感じること

実は、私がトゥモローゲートに入社したキッカケも、この「ビジョンマップ」でした。

その当時働いていた会社は、経営理念は掲げているものの事業戦略や日々の業務には繋がっておらず、「言葉だけ」の経営理念になってしまっていました。

そんな時に、たまたまトゥモローゲートのビジョンマップを目にしました。ミッション・ビジョンだけでなく、それを実際に実現するための中期ビジョンやその具体的な定量目標、バリューや判断基準などが細かく記されているのを見て、「経営理念はこうやって体現するものなんだ!」と初めて理解し、衝撃を受けたのを今でも覚えています。

そして今、実際にトゥモローゲートに入社し、そのビジョンマップに沿った事業戦略や経営判断がなされたり、社員全員がビジョン達成に向けたアクションをとっているのを見て、さらにビジョンマップの重要性を日々感じています。「何のために仕事をしているのか」その大きな目的がビジョンマップに示されていることで、全員が同じゴールに向かって進んでいるという感覚を持つことができ、それが自身のモチベーションにも繋がっています。

自分が今やっている仕事がどう会社のビジョンに繋がっているのか、会社として守るべき判断基準、会社がどこを目指しているのか。みなさんは考えたことはありますか?

退職理由としても「会社がどこを目指しているか分からない」「社長が何を考えているのか分からない」そんな声をよく聞きますが、もし皆さんがそのようなことで悩まれているのであれば、一度ビジョンマップを見てみてください。かつての私のように、あなたの人生を変えることになるかもしれません。

■「世界一変わった会社」を目指して

ここまでトゥモローゲートを大きく変えた「ビジョンマップ」について、解説させていただきました。

このビジョンマップに、会社の想いや価値観など全てを凝縮していますので、少しでもトゥモローゲートに興味を持ってくださった方は、ご自身の目指す先とマッチしているか確かめてみてください。

そして、私たちの想いに共感してくださったら、ぜひご応募ください。

まだまだ成長途中ではありますが、私たちと一緒に「世界一変わった会社」を作りましょう。

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