山梨県が推進する「メディカル・デバイス・コリドー構想」が、地域経済と医療分野の発展に向けて大きく動き出している。この構想は、山梨県の基幹産業である機械電子技術を活用し、医療機器産業の集積を甲府盆地から静岡県東部の医療産業集積地「ファルマバレー」へと広げようとするものだ。ファルマ＝Pharma（薬品会社）＋バレー＝Valley（盆地）を意味し、山梨県と静岡県が互いの強みを生かした産業連携を形成しています。

この長期構想は2020年3月に策定され、2030年までの計画として3つのフェーズで進行中です。

基盤構築（2020〜2022年）

成長フェーズ（2023〜2024年）

拡大フェーズ（2025〜2030年）

構想の中核となる「メディカル・デバイス・コリドー推進センター（MDCC）」は、2020年6月1日に開設され、山梨県内の医療機器関連産業の発展に向けた重要な役割を担っています。

医療機関・製販企業のニーズ収集・分析

県内企業とのマッチング

臨床試験のコーディネート

開発・販路開拓の資金面での支援

法規制、知財権、審査相談

展示会出展など販路開拓支援

この取り組みは、山梨県の産業振興だけでなく、地域住民の生活の質（QOL）向上にも寄与すると期待されています。山梨県は、この構想を通じて医療機器関連産業を新たな成長エンジンとして育成し、地域経済の活性化と医療分野の革新を同時に実現することを目指しています。

※本ページは、山梨県より「革新的スタートアップ・プロモート事業」の委託を受け、一般社団法人山梨イノベーションベースが運営しています。

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