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【サービスインまで残り11日】人生って何が起こるか分からない。この私がこの歳で島に移住して女将になるなんて。。。【続編】

気付けば船に乗っていた。

ロングコートチワワと柴犬を脇にかかえながらずっと遠いところをボーっと見て色んな事考えてた。

■私が島への移住に対して抱いていたイメージ

・リタイヤした夫婦が送る、老後のスローライフ。

・学生が社会人になる前にロングバケーションで体験するもの。

・ナチュラリストの方が好む。

・自給自足。

・島や田舎は旅行でいく場所で住むとかありえない。

・3日で飽きる。

・テレビの中の話。私とは無縁の世界!

てか、無理でしょ。私はネオンから3日離れると壊れるし、あと景色だけいいとか無理!おいしいお酒やお食事、オシャンティーなお店が無きゃ4日目に暴れる。しかも海鮮だけとか無理!イタリアン、フレンチ、寿司、居酒屋メニューとバランスのとれたサイクルで食を満喫できないのであれば、私はそれを「生活」と認めない。。。

むりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむーーーーーーりーーーーーー。もーやぁーーだぁぁぁ。

近づいてくる島を眺めながらもう一人の自分が語りかけてくる。「引き返すなら今よ!今なら間に合う!新しい環境に飛び込み新たな自分の人生の開拓なんかやめようよ信子!古巣にもどってほげーっと安泰に暮らそうよ!きっと後悔するよーーーーーー!行くなーーーーー!のぶこぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

壊れなかったんです、3日たっても。暴れなかったんです3年たっても










ネオンはないけれど、蛍の光が私のハートを鷲掴みにした。

壱岐の食材とお酒が私を魅了した。

壱岐の海、そして島の人の温かさが私の心を癒してくれた。

今まで見たこともない我が子(ワン)の表情がそれを物語っている。動物は嘘をつかない。


決めた。

ここで暮らそう。

住民票も移した。家も買った。保護猫3匹も迎え入れた。

家の裏で釣りをし、気が向けば昼から島の食材で庭でバーベキュー。冬は暖炉に火をつけ薪が燃える音を聞きながらウイスキーを飲む。一歩外に出ればプライベートビーチ♪空を見上げればプラネタリウム☆今までよくテレビで見ていた芸能人の「別荘買います企画」の素晴らしい家々と暮らし。それが今私の手の中にある。もーーーー本当に私の人生ったら素敵すぎる♪完璧☆




そしてまた1本の電話が私の人生を変える

■1年前のとある日

夫:「のんちゃーん」やはり今回も始まりはコイツからの電話だった。

私:「ん?何?」(LINEじゃなく電話って珍しくね?お客さん急にキャンセルになったのかな?んじゃ臨時休業にして久々にスタッフ集めてバーベキューでもするか!♪)

夫:「のんちゃーん、本社勤務になったーーー東京戻るーーーー」

私:「。。。」

殺意をおぼえた。


現在の信子

苗字変わってまへん。

東京の下町にワンコ2匹とニャンコ3匹と旦那はん1頭と暮らしてます。

東京に戻るにあたり色々と葛藤はありましたが家族一緒という選択をしました。んーーーなんだろ、不思議と前回の岐路より潔く進む道を決められたかな。きっとそれは「人生何が起こるか分からない!でもなんとかなる!」と体を張って学んだこと。そして「人生、幾つになっても何が起こるか分からない!だから楽しい!」とつくづく感じれたこと。それが私にとっての財産となりました。

若い諸君には今のうちにいっぱいチャレンジして武勇伝の1つや2つ作って歳重ねた時の酒のツマミになるネタをいっぱい蓄えてね!と心の底から願うお母ちゃん気分の今日このごろ。。。

幾つになっても今日の自分が1番若いしねー☆

またどこかでお会いしましょ♪

信子の物語まだまだ続くと思うよーーーーw

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