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「未経験からエンジニアになるのは難しいだろうか?」と考えているあなたへ。この不安、きっと共感できる方も多いはずです。でも、乗り越えられないものではありません。
未経験からエンジニアとして活躍する人たちは、誰もが最初は同じ悩みを抱えていました。何から学べば良いのか、実際に現場で何をすれば良いのか、技術の話についていけるのか…これらは、エンジニアとして成長する過程で必ず通る道です。しかし、正しい方法と支え合う環境があれば、必ず突破できるものです。
今回は、未経験からエンジニアに転職した社員たちが実際にぶつかった壁とその乗り越え方を紹介します。この話が、あなたの不安を少しでも軽くし、前進するためのヒントになれば嬉しいです。
未経験者がつまずく3つの壁と突破法
① 学習の壁:「何から始めればいいのかわからない…」
エンジニアとしてのスキルを身につけるには、プログラミング言語や技術ツール等の学習が必須ですが、ネットや書籍には膨大な情報があふれています。そのため、「どこから手をつければいいのかわからない」「この知識は本当に役に立つのか?」と迷ってしまう人は多いでしょう。また、学習を進めても実際の開発でどう活かせるのかが見えず、不安になってしまうこともあります。
- 突破法
まず、「何でもかんでも学ぼうとしない」ことが大切です。基本を押さえたら、実際に手を動かしながら学ぶことを意識しましょう。例えば、プログラミング言語を習得する際は、以下のようなステップで進めるとスムーズに知識を定着させることができます。
- 基礎を学ぶ - プログラミングの基本文法を理解する
- 小さなアプリを作る - 簡単なアプリを自分で作りながら学ぶ
- 応用に進む - フレームワークや実務に近い技術を取り入れる
また、「インプットよりアウトプットを重視する」 ことも重要です。本や動画だけでなく、実際にコードを書いて試すことで、知識が定着しやすくなります。
- 未経験入社社員の体験談
「最初は我流で進めることが多く、どこまで理解しているのか、自分の学習が本当に正しい方向に進んでいるのか不安でした。そんな中、上司やマネージャーからアドバイスを受け、彼らの指導に従って学びを進めることにしました。
最初は競技プログラミング(競プロ)を1日1問解くことに取り組んでいましたが、思ったより進まなかったため、オライリーのPythonを一冊やりきることからスタート。その後、オセロゲームを自作してみることにしましたが、その際、見本やQiitaのコードに頼らず、自分で挙動を考えながらコーディングしました。こうすることで、具体的なゴールを明確にし、どんな挙動が求められるのかを考える土台ができました。
これらの経験を通じて、「基礎知識をどれだけ積み上げるか」よりも、「とにかくアウトプットを増やす」ことが重要だと気づきました。実際に手を動かしながら学ぶことで、つまずきや不安が減り、次に進む力がつきました。」
② 実務の壁:「実際の開発現場で何をすればいいかわからない…」
学習を終えて実際の開発に携わると、「何をどう進めればいいのかわからない」という新たな壁に直面します。特に、タスクをどう進めるべきか、エラーやバグにどう対処すべきかがわからず、手が止まってしまうことが多いです。先輩エンジニアに質問するのも気が引けてしまい、一人で悩んで時間を無駄にしてしまうこともあります。
- 突破法
この壁を乗り越えるには、以下の2つを意識することが大切です。
- 「タスク分解」を徹底する
- いきなり大きな作業に取り掛からず、細かく分ける
- 「何がゴールか?」を明確にして、一つずつ取り組む
- 「エラーの読み方」を身につける
- エラー文をじっくり読んで「何が問題か」を理解する
- エラーメッセージを検索する習慣をつける
特に、未経験者のうちは「エラーで詰まる時間がもったいない」と思いがちですが、実はエラー解決こそが成長のチャンスです。焦らず、解決方法を一つひとつ積み重ねていくことが重要です。
- 未経験入社社員の体験談
「実務面では主に、各プロジェクトのキャッチアップの部分につまずきました。 未経験の場合ですと、各サービスでできることなどの把握も甘く、プロジェクトに入った際にはどのサービスどういった役割を担っているかなどがわかっておらず、プログラムと紐づかない事があると思います。
突破方法としては、完全に理解しなくてもよいので、一度使われているサービスなど調べてみることだと思います。 エンジニアとしてはやはりコードのほうに着目してしまうと思いますが、まずそのサービスを使うと何が嬉しいかなどは把握しておくとよいかと思います。」
③ コミュニケーションの壁:「技術の話についていけない…」
開発の現場では、専門用語や技術的な議論が日常的に飛び交います。最初は会話についていけず、「自分だけが理解できていないのでは」と焦ることもあるでしょう。また、「どのタイミングで、どんな風に質問すればいいのか」も、未経験者にとっては難しいポイントです。
- 突破法
この壁を乗り越えるには、以下の習慣を身につけることが有効です。
- 「わからないことをそのままにしない」
- すぐに聞くのではなく、自分で調べた上で質問する
- 「試したこと」や「どこまで理解したか」を伝えると、適切なアドバイスをもらいやすい
- 「◯分ルール」を活用する
- 例えば「30分考えても解決の方向性が見えなかったら質問する」など、自分なりのルールを決める
- ただし、考えすぎて時間を浪費しないようバランスを取る
開発現場では、「質問の仕方」もスキルの一つです。「何がわからないのか」を整理してから質問すると、より効率的に学ぶことができます。
- 未経験入社社員の体験談
「技術的な質問は、思い切って聞けば誰かが助けてくれる環境です。ただ、「伝える力」が必要だと痛感しました。相手が忙しいと、こちらの状況を長々と説明できません。弊社はSlackを使用しているのですが、事前に概要やエラー内容を簡潔にまとめて送るよう心がけています。また、伝えることで自分の理解も深まるため、日頃から言語化する癖をつけています。
エンジニアリングは論理的思考が基本なので、「何を」「なぜ」を整理してからコミュニケーションするようにしています。最近では新入社員からの質問に対して、質問の仕方自体にフィードバックを返すことでチームとしての競争力を向上させようと取り組んでいます。豊富にある心理学やビジネス系の蔵書を会社から借りていき、寝る前に読むことがマイブームです。」
今回は、未経験エンジニアがつまずく壁とその突破方法を紹介しました。
未経験からエンジニアになる道は決して平坦ではありませんが、適切な学習方法、実務への適応力、そしてコミュニケーション力を身につけることで、確実に乗り越えることができます。
当社では、未経験者同士が支え合いながら学べる環境が整っており、成長を後押しする文化があります。もし「自分にもできるだろうか…」と不安を感じているなら、ぜひ一歩を踏み出してみてください。
Nucoでは、挑戦し続ける皆様からの応募をお待ちしています。