WAKUの魅力や働く人の想いをお伝えする「社員インタビュー企画」がスタートしました!
その第1弾として登場するのは、共同創業者であり取締役COOを務める片野田さん。
「グルタチオンで、人類の食を守る。」というミッションのもと、全国を飛び回りながら事業を推進する片野田さんに、これまでのキャリアやWAKU創業の背景、そして今後の挑戦についてお話を伺いました。
目次
上海で学んだ「神は細部に宿る」
「胸を張れる商材」を求めて
グルタチオンとの出会いと独立への葛藤
現場主義で結果と信頼を積み重ねる
穏やかで熱い、部活のようなチーム
プレシリーズAを経て、さらなる成長へ。そして未来の仲間へ
上海で学んだ「神は細部に宿る」
―― まずはこれまでのご経歴や自己紹介をお願いします。
片野田:
1994年生まれの横浜出身で、学生時代はずっとラグビーに打ち込んでいました!趣味らしい趣味はあまりないのですが、お笑いとNetflixが好きです。おすすめのドラマは「ペーパーハウスコリア」。多分5周くらいは観てますね笑
2018年に一橋大学を卒業して、JXTGエネルギー(現ENEOS)に入社しました。同社では高機能化学品の海外マーケティングや営業、上海支社での拠点管理などを経験させてもらいました。
上海での経験は今でも強く印象に残っています。仕事の幅が本当に広くて、予算管理から新しいシステムの導入、さらには社内旅行のセッティングまで。いわゆる「管理部門の何でも屋」でしたが、当時の拠点は営業色が非常に強かったので、管理系の部署でありながら営業のイロハを学ぶこともできました。
そこで出会った上司からよく言われたのが「神は細部に宿る」という言葉です。物事を大きく進める力も大事ですが、最後の1%を詰めきれるかで結果は全然変わる。(実際には飲み会で粗相する度に言われていた言葉ですが。。。)その言葉は、今も自分を戒める意味でよく思い出します。
―― プライベートでも思い出深い場所なんですよね。
片野田:
はい。実は上海は妻と出会った思い出の地なんです。人生の大きな転機を与えてくれた街なので、いずれ娘を連れてまた訪れたいと考えています。
「胸を張れる商材」を求めて
―― その後、なぜ農業の道へ進もうと思ったのでしょうか?
片野田:
ENEOS時代、化石燃料を扱う事業に身を置く中で「本当にこれでいいのか?」と思うことが頻繁にありました。特に私が入社した頃は、世間の化石燃料に対する目がより厳しくなった時期で、自社製品を販売するときもどこか肩身の狭い思いがあったんです。
だからこそ、「こんなんなんぼあったってええですからねぇ(ミルクボーイ風)」と胸を張って言える商材を扱いたいという気持ちが強くなりました。そのときに出会ったのが「食」であり、「農業」でした。
グルタチオンとの出会いと独立への葛藤
―― グルタチオンとの出会いはどんなものだったのでしょう?
片野田:
ENEOSの社内ベンチャーで、代表の姫野と国産アボカドの生産を検討していたんです。アボカドの実を早くつける方法を模索していたときに、現CTOの三橋に紹介されて出会ったのが「グルタチオン」という物質でした。
実際に使ってみると、驚くほど成長が早かったんです。「これはすごい!」と感動して、グルタチオンを活用した事業を自分たちでやりたいと思うようになりました。
―― すぐに独立を決められたわけではなかった?
片野田:
全然です(笑)。共同創業者の姫野や三橋は独立に前向きでしたが、私はかなり否定的でした。
「どうやって利益出すの?」「事業プランもめちゃくちゃじゃない?」「ENEOSにいればまた海外駐在のチャンスもあるのに」…そんなふうに考えていました。
でも、ENEOSの業務の合間を縫ってWAKUの事業を進めていく中で、自分が動けば動くほど前に進む感覚があった。それがものすごく楽しかったんです。「一度きりしかない人生で、これほど刺激的な選択肢はない」と思うようになり、最終的に独立を決断しました。
現場主義で結果と信頼を積み重ねる
―― 今はどんな業務に取り組んでいるのでしょうか?
片野田:
事業部を統括する立場ですが、特に力を入れているのは、グルタチオン肥料を全国の生産者の圃場で試験していただくことです。農業資材を扱う会社は五万とあります。その中で選んでいただくには「結果」と「科学的に説明できる理由」が欠かせません。
―― 実際に片野田さん自身も現場へ?
片野田:
はい。毎週どこかしらの圃場に伺って、生産者さんと直接話をしています。皆さん、昨今の酷暑に頭を悩ませています。そんな中で、厳しい環境でもしっかり育つ我々の資材の強みをアピールしています。
最近の事例だと、埼玉のネギ農家さんに試験いただいた際、試験区のネギ苗の太さが通常の倍近くになったんです。「すぐに導入したい!」という声をいただけて、本当に嬉しかったですね。こうした瞬間がやりがいです。
―― 苦労も多そうです。
片野田:
全国を飛び回っているので、移動はシンプルに大変です(笑)。事業部メンバーで手分けして回っていますが、正直もっと人手が必要だと感じています。
穏やかで熱い、部活のようなチーム
―― WAKUのチームの雰囲気はどんな感じですか?
片野田:
20代から60代まで幅広い世代が揃っています。普段は穏やかで和気あいあいとしていて、Slackの雑談チャンネルには「ベランダに蜂の巣ができました😭」とか「Netflixのマッドユニコーン面白いですよ!」なんて話題も飛び交います。
でも、事業に対しては全員が熱量を持っています。ギスギスした雰囲気は全くなく、部活で「絶対優勝するぞ!」と盛り上がっているような一体感がありますね。
プレシリーズAを経て、さらなる成長へ。そして未来の仲間へ
―― 今後の展望と、未来の仲間へのメッセージをお願いします。
片野田:
2025年7月末にプレシリーズAの資金調達を完了し、WAKUはいよいよ次のステージに進みます。ここからはさらにギアを上げ、より多くの生産者様に我々の資材を届けることを目指しています。そのためには営業人材の拡充が急務です。
一緒に働きたいのは、ポジティブで主体的に動ける方。変化を恐れず、困難に直面しても最後までやりきれる方です。農業の経験は問いません。何よりも、WAKUのミッションに共感していただけることが一番大切だと思っています!
少しでも「面白そうだな」と感じていただけたなら、ぜひ一度お話しさせてください!志ある仲間と共に、グルタチオンで人類の食を守る挑戦を進めていきたいです。