「大手ビジネスホテルでの仕事は、変化がなくて物足りなかった。何かを変えようと提案しても、本部を通って実現するまでに半年から1年もかかるんです」
安心お宿事業部『安心お宿 woman 汐留』で働く山中 友瑛(やまなか・ともえ)さんは、前職時代の歯がゆさをそう振り返ります。 「ホテル業はもうやめよう」とまで考えていた彼女は、なぜ再びNSグループでホテルスタッフとして働くことを選び、新人賞に輝くまでの「現場の要」へと成長できたのか?
自身も“推し活”を全力で楽しむからこそできる「お客様への圧倒的な寄り添い」と、現場の「綺麗の基準」を揃えるための地道な改善力。
言葉よりも行動で語る、山中さんの痛快なサクセスストーリーをお届けします!
この記事は、NSグランプリ受賞者に対して、NSグループ社長の荻野佳奈子がインタビューを実施した内容をもとに作成しています
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NSグランプリってなに?という方はこちらもぜひ^^
目次
🏆 NSグランプリ2026 新人賞:受賞理由 & 上司からのメッセージ
ルールガチガチの大手から一転。「ホテル業を卒業」するはずがNSグループへ
── まずは、NSグループに入社するまでの経緯を教えてください。(荻野)
「新卒で大手ビジネスホテルに入社し、3年ほど働いていました。でも、ずっと同じ業務の繰り返しで、プランの変動もなく『ひたすら安定』という環境に物足りなさを感じてしまって。 さらに、何かを変えようと提案しても、支配人→エリア長→本社と段階を踏まなければならず、反映されるまでに半年〜1年かかる遅さにも疲れてしまい、『もうホテル業は辞めよう』と思っていました」
── ホテル業を辞めるつもりだったのに、なぜNSグループへ?
「自分の好きな美術やエンタメ(推し活)に関わる仕事がしたいと思い、『パセラ』の求人に応募したんです。でも面接で、『ホテルの経験があるなら、カプセルホテル(安心お宿)はどう?』と提案されて。最初は『またホテルか…』と思ったのですが、実際に新宿店を見学させてもらった時、そのイメージが180度変わりました」
── 何に衝撃を受けたんですか?
「私が持っていた『狭くて暗い』というカプセルのイメージとは全く違い、すごく綺麗で活気があったんです。英語や中国語が飛び交い、何よりスタッフが本当に楽しそうに仕事をしていて! 前職にはなかった『ワクワク感』があり、ここなら楽しくやっていけるかもしれないと直感しました」
女性専用の安心お宿「汐留店」のフロントに立つ山中さん!ニコニコ笑顔😊✨
自身の“推し活”経験が活きる! 涙の神対応
── 山中さんと言えば、お客様一人ひとりに寄り添う接客が評価されていますね。
「汐留店は、東京ドームや有明アリーナなどのイベント帰りにご利用されるお客様が非常に多いんです。私自身もアイドルのライブに行く『推し活』をしているので、お客様の気持ちが痛いほどよく分かるんですよ。 だから、事前にライブ情報を調べ、チェックインの際に『〇〇のファンの方ですか? ライブどうでしたか!』『グッズかわいいですね!』とお声がけするようにしています。会話のきっかけにもなりますし、お客様がパッと笑顔になってくれる瞬間がすごく嬉しいんです」。
── 嵐のラストライブの日に思い出があるとか?
「嵐の最後のライブの日に、寝坊してしまったお客様がいらっしゃったんです。チェックアウト時間を過ぎて、荷物もまとまらずヘアセットもできなくてパニックになっていて。でも、その方にとって『今日がどんなに大事な日か』が分かるからこそ、私はグッズの受け取り時間などを逆算し、『あと、30分ございます。まだ時間あるので大丈夫です。準備してきてください!』と伝え、お客様は準備に向かわれました。準備を終えてフロントに戻られたお客様が、泣きそうになりながら『本当にありがとうございます!!』と言ってくださった時は嬉しかったですし、私も全力で『楽しんできてください!』と送り出すことが出来てよかったです。
寝坊パニックからの一生に残る神対応!すばらしい!
── カプセルホテルでそこまで寄り添ってくれるなんて、一生の思い出になりますね。
「前職のような『ルールだからダメ』ではなく、NSグループには『ルールよりも大事なもの(お客様ファースト)』を理解し、任せてくれる支配人がいるからこそ、安心して対応できるんだと思います」
“綺麗の基準”を揃える。口コミから逃げない現場改善
── 接客だけでなく、口コミの分析・改善(ジャブの百連発)でも力を発揮しましたね。
「新橋店にいた頃、口コミで『ラウンジの床がベタつく』というご指摘が多かったんです。防犯カメラで清掃の様子を確認したり、現場に入ったりして分かったのは、海外スタッフとの『綺麗の基準値』にズレがあるということでした」
── 基準のズレ、とは?
「一生懸命やってくれてはいるんですが、スタッフ間での清潔水準に差があったため、『機械をかければOK』『大きなゴミがなければ綺麗』という認識の違いがあったんです。 そこで私は、朝晩の引き継ぎの時に『この機械はどういう時に使う?ここは掃除してる?』と確認したり、『最近こういう口コミが増えていて、こういうところも気にしてほしいんだ』と、目線合わせを行いました。地道な作業でしたが、常連のお客様から『最近ラウンジがすごく綺麗だね』と声をかけていただいた時は、本当に嬉しかったです」
大手なら1年かかる提案が、NSなら1日で形になる
── 最後に、これからの目標を教えてください。
「私は言葉で伝える(言語化する)のが苦手で、どちらかというと行動で示す『陰キャ』タイプの人間なんです(笑)。でも、だからこそ『カプセルホテルと言えば安心お宿だよね』『遠征するならここだよね』と言ってもらえるような、女性目線の尖ったホテル作りを行動で引っ張っていきたいです」
女性がカプセルホテルを使うのを当たり前に!
── いいですね! 静かに分析して仮説を立て、素早く行動に移せるスピード感が山中さんの武器です。(荻野)
「はい! 大手ホテルなら提案から実現まで1年かかることでも、ここなら『これやっていいですか?』『いいよ!』で、なんなら1日で変わりますから(笑)。この環境を楽しんで、どんどん新しいことに挑戦していきます!」
【編集後記】インタビュアーより(NSグループ社長・荻野佳奈子)
山中さんのインタビューで一番心に残ったのは、「自分が窮地に立たされた時に一番伸びるタイプなので、それを楽しみながらやっている」という言葉です。
自身が“推し活”を全力で楽しむ気持ちを強みに変え、ライブ帰りのファンの気持ちに誰よりも深く寄り添うホスピタリティ。そして、外国人スタッフとの「綺麗の基準」のズレを放置せず、粘り強くコミュニケーションをとって改善する泥臭さ。
言語化が苦手だと言いながらも、圧倒的な「行動」と「スピード感」でジャブを打ち続ける姿は、最高に頼もしい現場のリーダーです。
これからも、大手ホテルでは絶対にできないスピード感で、女性専用カプセルの新たな価値を創り出していってください。新人賞受賞、本当におめでとうございます!