2025年の3月末まで、私は私立高校の教師として、教壇に立っていました。
学校現場では日々、クラス担任に加えて、教務部の仕事、部活動の顧問、その他の雑務に追われ、朝から夜遅くまで自分の時間はなく、ただ家に帰って寝るだけでした。あいまあいまの時間で、授業の準備をしていたので、恥ずかしながら授業のクオリティは低かったと思います。
教師になりたての時は、それでもなんとかなっていたのですが、30歳の誕生日が近づいてきて、自分のこれからの人生を考えたとき、このままでいいのだろうかと思い始めました。
ある時、疲弊しきった私の姿を見かねて、先輩の先生が私にこう尋ねてきました。
「おまえはなんのために働いているんだ?」
私はすかさず、
「そんなの、生徒のために決まってるじゃないですか」
と答えました。その後、その先輩は私にこう尋ねました。
「そういう意味じゃない。何のためにお金を稼いでいるんだ?」
たしかに、休みの日は疲れ切って家で寝るだけ。趣味のドライブやゲームに割く時間もエネルギーもない…
耐え抜くだけの日々…
教員としての未来が見えていなかった私は、その時なにも答えられず黙り込んだことを覚えています。
「仕事も頑張りたいけど、もっと自分の時間がほしい」
このことをきっかけに、私は転職を意識し始めました。
転職といっても、教師を続けることは考えておらず、一般企業で探していました。これまで就活もしたことがない私にとって、一般企業は未知の世界です。いろいろな転職サイトに登録して、まずはどういう会社があるのかを知ることから始めました。
探していくなかで、子どもたちに携わる仕事は、なにも教員だけではないことがわかりました。それから教育業界で絞り込みをかけて検索をし、今いる佑人社と出会うことができました。佑人社であれば、今まで培ってきた知識や能力を仕事に活かせると感じたからです。
ただ、数ある求人のなかから、自分にあった仕事を見つけるのは至難の業です。また、それがあったとしても、その職場の雰囲気や人間関係が合っているかは、入社してみないとわかりません。
佑人社では、社員間のコミュニケーションを大切にしています。前職までに苦労したきた人が多いので、みんな相手の立場にたって物事を考えられる、思いやりのある方たちです。まだ入社して3ヶ月なので仕事に関しては、まだまだやるべきことが多いですが、編集はやりがいのあるお仕事です。帰る時間も早くなり、プライベートも充実してきました。
教員とはまた別の形ですが、教育業界に携われて良かったと思います。これからも教育に携わり、日本の未来に貢献していけたらなと考えています。