はじめに:創業5周年の節目に寄せて
皆様こんにちは。燈株式会社 共同創業者 取締役COOの石川斉彬(なりあき)と申します。
まずは本稿を読んでいただき、ありがとうございます。
私たちは今、創業5周年という大きな節目を迎えました。そして先日発表した通り、三菱電機様から50億円の資金調達を実施し、企業評価額は1,000億円を超え、会社として次のステージに進むタイミングとなっています。
創業から5年の間で、事業内容も組織も自分自身の業務内容も、当然変化し続けています。一方で私の中にある根本の志や原動力は、全くブレずに研ぎ澄まされていっていると感じています。
そんな節目を記念して、最新の心境や未来への意気込みを本稿に残しておきたいと思います。
※私の自己紹介やCEO野呂との出会い、創業ストーリーなどについては、2022年に記事を書いていますので、よろしければご覧ください。
https://www.wantedly.com/companies/company_8250113/post_articles/454199
日本を照らす燈となる:なぜこの使命に人生を懸けられるのか
「日本を照らす燈となる」
これは燈株式会社が掲げる使命であり、創業初月に制定して以来、一度も変更せずに掲げ続けてきた言葉です。この使命をもう一段階具体化すると、会社のHPや会社紹介資料にも記載していますが、以下のようになります。
「現在、GAFAM5社の時価総額の合計は日本の全上場企業の時価総額の合計を上回っていて、情報革命以降、日本企業の競争力は欧米・中国などに遅れを取っています。
我々は日本の大きな燈となり、AI技術を中心とするテクノロジーを用いて産業を照らし、全ての人々の希望の光となることを目指しています」
これをさらに自分の言葉で補足すれば、かつて平成元年、世界の時価総額ランキングトップ20社のうち、実に14社が日本企業でした。しかし平成という時代が幕を下ろす頃には、日本の全上場企業の時価総額を合算しても、インターネット時代の代表企業であるGAFAM5社の合計にすら届かなくなっていました。
しかし、そんな時代の転換を経てもなお、かつて世界を席巻した日本の産業は世界に誇る力を持っていると確信しています。そんな日本の産業を、令和というAI時代に、AIを中心とする最先端テクノロジーでアップデートして、日本経済を再興したいという思い。そして、私たち自身が日本一、世界一の企業へと駆け上がる姿を見せることで、プロ野球の大谷翔平選手のように日本中をワクワクさせる「希望の光」となりたい。そんな情熱がこの使命には込められています。この使命を実現するために燈株式会社は存在しますし、燈の全社員がこの使命に共感して入社してくれていると思います。
この使命の実現に人生を懸ける。その覚悟に揺らぎはありませんが、なぜ心からこの使命を実現したいと思えるのか、そこには創業初期から現在にかけて、アップデートがあります。創業当初の私の原動力は、純粋な「自己のワクワク感」でした。一度きりの人生、どうせなら日本一、世界一を目指すような大きな志を持ちたい。そんな若き日の自己実現に近い衝動だったのかもしれません。しかし現在はそれだけではありません。まずこの使命は、共感して集まってくれた社員や、実現を信じて応援してくださる社外の方々全員で共有している夢になっているのです。
燈の社員は全員素晴らしい人たちばかりです。優秀で志が高く、なのに素直で謙虚で泥臭くコミットできる。どこに行っても活躍できる人ばかりです。そんなメンバーが、他の選択肢を捨てて燈の船に乗ってくれたのは、この使命を共に実現したいと思ってくれたからだと思います。また社外の方々でも、サービスの機能はもちろんですが、加えて燈の使命に共感してご契約いただいたお客様や、多方面でご支援いただいている支援者の方などが多数いらっしゃいます。全ての方々の期待に応えるためにも、この使命は絶対に実現しなければならないと思っています。
そしてもう一つ、私がこの使命の実現に人生を懸けられている理由に、このような使命を掲げる個人や集団が存在する必要性が、歴史的にも絶対にあると確信しているということがあります。
長い人類の歴史を振り返れば、それぞれの時代、それぞれの地域に生を受けた先人たちが、その時々の最先端の文化、技術、政治等を命懸けでアップデートし、文明を前に進めてきました。先代から受け取ったバトンを、より良い形にして次世代へ繋ぐ。その連鎖こそが歴史だと思っています。そしてその歴史は今も続いていて、今は私たちがバトンを握っています。歴史というドラマを義務教育で学ぶことは、最終話まで既に完結した物語を視聴者として見るようなことではなく、そのドラマの途中から登場人物として出演するために、当然そこまでの話を知っておく必要があるから見て学ぶ、そういうことだと思っています。私たちは歴史の視聴者ではなく、登場人物なのです。そして今、「インターネットの時代」から「AIの時代」へと移り変わる、歴史の分水嶺に立っています。この時代に日本という国に生まれて、インターネット時代に停滞した日本をAI時代にアップデートしていく。そのような個人や集団は絶対に歴史的にも必要であり、人生レベルのやりがいを感じています。
使命を実現するための事業:COOとしての責任と覚悟
私は創業以来、この使命を実現するために、常に「最前線」で旗を振ってきました。創業期は祖業であるDXソリューション事業で泥臭くインサイドセールスを行い、その後はAI SaaS事業本部の立ち上げ、そしてグロースの牽引。そして2025年に取締役COOに就任してからは、全社の事業計画達成(売上・利益)をミッションとしています。
2024年末の全社総会。COO就任スピーチにて、私はメンバーにこう宣言しました。
「事業計画は、単なる数字の羅列が並ぶスプレッドシートではありません。それは、私たちが掲げる『夢』を実現するための地図です。そして、皆さんが各現場で追いかけている目標数値の一つひとつは、その夢を形づくる欠片(かけら)です。 全員が努力し、全部門が目標を達成した時、私たちは一歩、確実に夢へと近づくことができる。私は責任を持って、必ずこの事業計画を達成に導きます」
この思いは、今も全く揺らいでいません。 使命を具現化する手段が「事業」であり、そんな事業の計画は使命という夢を叶えるための計画に他なりません。そして自分はその計画を達成に導くという、大きな責任を持っています。
年末に事業部幹部や経営企画チームと徹底的に議論を重ね、極めてアグレッシブ、かつ緻密な年次計画を策定します。年度が始まれば、主要KPIやモニタリング指標を週次・月次で徹底的にチェックし、苦戦箇所があれば関係者で改善策を議論します。営業、採用、組織問題など、さまざまな課題が発生しますが、必要であれば私自身も現場へ深く潜り込み、発生する課題を一つずつ、力技でも解決していきます。
そして、COOとしてもう一つ、意識していることがあります。 それは、「この事業を大きくした先に、必ず使命の実現が待っている」と、全員が一点の曇りもなく確信でき、そして自分のミッションや業務がその事業全体の中で、どんな位置付けにあるのかが理解できている、その状態を保つことです。
組織が拡大し、業務が細分化されるほど、自分の仕事がどこに繋がっているのかが見えにくくなります。そして日々の業務は決して楽なことばかりではありません。時には歯を食いしばり、泥臭い献身が求められる局面もあります。
そんな時、人を動かすのは、 「自分はこの巨大な地図の、この重要な一角を担っている」 「隣を見れば、同じ方角を目指して戦っている最高の仲間がいる」、そういった自分の業務への誇りや仲間の存在なのではないかと思っています。そう感じ続けられる一体感のある組織でありたい。規模がどれほど大きくなろうとも、燈が燈であるためのこの「熱源」を、私は責任を持って守り抜いていきたいと思っています。
さいごに:創業5周年を迎えての心境と今後の抱負
最後に、改めて今の心境と今後の抱負を綴り、本稿を締めたいと思います。
創業5周年で社員数は400名を超え、企業評価額は1,000億円を超えました。ここまで成長できたことに喜びと誇りを感じていますし、関わってくれているすべての人々に感謝しています。
ただし我々の目指す場所は遥か先にあります。次は最速で1兆円企業を目指します。また非常に大きな次の目標にはなりますが、売上0円、資本金100万円でスタートしたあの日に1,000億円企業の未来を想像することに比べれば、今1兆円を目指すということは確かなリアリティを持って感じられますし、絶対にできると思います。もし大きな壁にぶつかるとすれば、それは私たち自身の志が下がった時じゃないかと思います。謎の達成感を感じ、これくらいでもいいんじゃないか、そう思った瞬間に一気にスピードが落ちるでしょう。日本一、世界一の企業を目指す、目線は一切下げません。すでに入社してくれている方も、これから入社いただく方も、全員で1兆円に最速で到達しましょう。今ここに、日本の歴史を変える集団がいます、情熱があります。最高にエキサイティングな刺激があります。よければ是非一緒にやりましょう、お待ちしております!