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MRから医療機関に転職してきたお話


第2弾のインタビューとして、2022年8月に入職した尾﨑瑶子さんに登場してもらいました。前職がMRで且つ薬剤師の免許も持つ彼女に、どうして治験業界に転職してきたのかを色々掘り下げてお話いただきます。

-入職して早々のインタビューとなりますが、宜しくお願いします!早速ですが、自己紹介をお願いします。

尾﨑瑶子です。生まれも育ちも福岡です。高校まで福岡で過ごし、大学は県外の薬学部に進学しました。卒業後、製薬会社にMRとして採用され、約2年間沖縄県を担当していました。休日は趣味のスキューバダイビングに没頭していました(笑)

結婚を機に退職し、調剤薬局の薬剤師として働きはじめました。しかし、自分の性格的な部分からMRの方が向いていると思い、転勤の無い、派遣型のMRに転職しました。

その後、子供を出産し生活環境が変わったことでMRとして仕事を続けることが難しく感じ、相生会に入職する運びとなりました。


-なぜ医療法人相生会に入職する事を選んだのですか?

私が転職活動をする中で重要視していた点が主に3点ありまして、

①福岡を拠点として働けること

②子供に何かあったときに対応しやすい仕事環境であること

③自分自身がやりがいを感じられる仕事内容であること

医療法人相生会は福岡に本部があるため転勤の心配もなく、また子育て中の職員も多いということで①②に関しては安心することができました。

また、③に関しては私自身がもともと治験業界に興味を持っていた経緯があります。MRや薬剤師として働く中で新薬に携わる機会も多かったのですが、新薬の登場で患者さんの副作用が軽減されたり、著効例があったり、既存薬では治療が困難だった患者さんの治療ができるようになったりと、新薬上市の大切さを身にしみて痛感していました。

MRや薬剤師は承認された薬剤を患者さんに届ける過程での仕事ですが、治験は新薬が承認されるまでの過程で、今までとはまた違った角度から患者さんに貢献できるのではないかと考えていました。そんな時に、Wantedlyで医療法人相生会の情報を見つけ、お話を伺ってみたところ非常に興味が持てたので応募させて頂きました。

-尾﨑さんの仕事に対するこだわりや意識している事を教えてください。

コミュニケーションと情報収集、そして製品知識やアウトプットに関する自分自身のスキルアップを意識していました。

職場変更が多かったため、まずは新しい環境に順応するために社内外でのコミュニケーションを重視して仕事に臨んだり、分からないことは放置せず調べたり聞いたりしてすぐに解消するようにしていました。

また、MRという職業は医薬品の適正情報を先生に伝え、適正使用を推進することが重要です。自社製品が適しているのはどういう患者さんか、まずは自分自身がしっかりと理解して先生に伝えるために、常に最新の製品知識を身につけること・先生の治療方針や考えを伺うこと・プレゼンテーションスキルを向上させることなどは求められていたかなと思います。

MRには営業という側面もあるため、数字を意識することも多かったです。注力品の売上を伸ばすためにはどうしたら良いか・処方が出ない場合には先生が何を懸念されており、それを払拭するためにどのデータを紹介したら良いかなどは常に考えていました。

-過去の失敗談やそこから学んだエピソードはありますか?

MR新人の頃、頻繁に施設に行きすぎて出禁をくらってしまったことがあります。

熱心にこちらの言いたいことだけをPRするのは良くないと身にしみてわかりました。まずは信頼関係の構築が重要だなと。それ以降は、先生がどういう情報を欲しているか・どのデータが役に立つかなどをきちんと考えてから訪問するように心がけていました。

-相生会グループにはMR経験者がほとんどいないのですが、どんなシナジーが生まれると思いますか?もしくはどんな効果を期待していますか?

…難しい質問ですね(笑)

最近になって、ドラッグラグの問題が再燃し、ドラッグロスに陥るのではないかと懸念されている状況を知りました。2020年に欧米で承認された新薬のうち、72%は日本では未承認。今後、日本で新薬の開発が‘’遅れる‘’のではなく‘’なくなる‘’かもしれない、治験すらされない状況にあるという現実。

その背景として、度重なる薬価改正で日本市場の魅力が下がってしまっていることが問題視されていますが、他にも、成長が著しい新興バイオ医薬品企業が日本での治験の足場を持っていないことが挙げられています。しかし、相生会にはFirst in HumanやFirst in Japaneseの試験に数多く取り組んできたという実績があります。新興バイオ医薬品企業に対してそういった点がしっかりとアピールできれば、相生会を足掛かりに日本での治験に取り組んでもらえる可能性があるのではないかと思っています。なぜ日本での治験に参入してもらえないのか?企業が抱えている懸念点を払拭するためにどうすれば良いか?考えて行動するという点ではMRとしての経験も活きてくるのかなと。

まだ入社したばかりで右も左もわからないような状況で言うのは大変おこがましいですが、そのような社会問題の解消にも取り組んでいけたらいいなと思っています。

他にも、製薬会社を経験してきた身としては社内でDX化が進んでいる部分とそうでない部分の差が激しいなと感じたので、より効率的に仕事ができるような環境づくりという視点でこのあたりを改革していきたいです。

-最後にWantedlyで転職活動中の皆様へ一言をお願いします。

カジュアル面談が最大のメリットなので、じゃんじゃんカジュアル面談を実施してみて下さい!

-尾﨑さん、本日はありがとうございました!

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